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公開番号2024030198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132845
出願日2022-08-23
発明の名称災害時避難喚起ボード
出願人株式会社上田商事
代理人個人
主分類G09F 7/02 20060101AFI20240229BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】災害時に避難を喚起する技術を提供する。
【解決手段】災害時避難喚起ボード(1)は、板状のボード本体(10)を有し、ボード本体(10)の表側の面において、複数の災害種のうち対象住居が被災する可能性のある一以上の災害種を戸別に災害種ごとに相互に異なるように予め決められた色で提示する。
【選択図】図1




特許請求の範囲【請求項1】
板状のボード本体を有し、対象住居に設置される災害時避難喚起ボードであって、
前記ボード本体の表側の面において、複数の災害種のうち前記対象住居が被災する可能性のある一以上の災害種を戸別に災害種ごとに相互に異なるように予め決められた色で提示する、
災害時避難喚起ボード。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ボード本体に設けられており、複数の災害種カードの一枚を前記ボード本体の表側から着脱自在にそれぞれ支持可能な複数のカード支持部、
を更に備え、
前記複数の災害種カードの各々は、表側の面の背景色が災害種ごとに相互に異なるように予め決められた色でそれぞれ着色されている、
請求項1に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項3】
前記カード支持部は、
前記カード本体の表側の主面に対して窪んだ凹部と、
前記凹部の底面が、前記凹部の開口よりも大きく、前記主面の背側に入り込むように設けられていることで、前記主面と該底面との間に形成された間隙部と、
を含み、
前記凹部の開口の縦方向の長さが、前記災害種カードの縦方向の長さよりも小さく、
前記間隙部は、前記凹部における縦方向の上方及び下方にそれぞれ設けられており、
上方の前記間隙部のほうが下方の前記間隙部よりも縦方向の長さが長くなっており、
前記間隙部に前記災害種カードの少なくとも上辺縁部及び下辺縁部を挿入した状態で前記災害種カードを支持する、
請求項2に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項4】
前記ボード本体は、表側の主面を形成する表側紙層、裏面を形成する裏側紙層、及び該表側紙層と該裏側紙層との間で該表側紙層及び該裏側紙層に接着されている中間紙層が積層されてなり、
前記表側紙層及び前記中間紙層は、前記複数のカード支持部の前記凹部を形成する複数の貫通孔をそれぞれ有しており、
前記裏側紙層は、前記中間紙層に接着される表側の面で前記凹部の底面を形成し、
前記中間紙層の前記貫通孔の開口の縦方向の長さが前記表側紙層の前記貫通孔の開口の縦方向の長さよりも長くなっている、
請求項3に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項5】
前記複数のカード支持部の各々の前記凹部の底面から前記ボード本体の裏面まで貫通する複数の操作孔を更に備え、
前記複数の操作孔の各開口は、前記凹部の開口よりも小さくかつユーザの手指を挿入可能な大きさをそれぞれ有しており、前記凹部の開口の中央部にそれぞれ配置されている、
請求項3に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項6】
前記ボード本体の表側の主面の背景色は、前記複数のカード支持部の前記凹部の底面とは異なる色とされており、
前記複数のカード支持部の前記凹部の底面は、白色以外の色とされている、
請求項3に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項7】
前記ボード本体の上部中央に設けられており、他部材を介して前記ボード本体を前記対象住居に着脱自在に取り付け可能とする取付孔、
を更に備え、
前記ボード本体は、紙製の縦長形状を有しており、
前記複数のカード支持部は、前記ボード本体の表側の主面に縦方向に一列に並んで設けられている、
請求項2に記載の災害時避難喚起ボード。
【請求項8】
前記災害種カードは、
表側の面に、該災害種カードの前記背景色とは異なる色の領域であって避難先を含む避難情報を提示可能な情報提示領域を有しており、
裏面の背景色が前記情報提示領域と同じ色とされており、裏側の面に、日付、電話番号及び氏名を含む防災担当者情報を提示可能な領域を有している、
請求項2から7のいずれか一項に記載の災害時避難喚起ボード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、災害時に避難を喚起するための技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、全国各地で自然災害が多発し、甚大な被害が生じている。台風や豪雨、地震等に伴う土砂災害、洪水、浸水等の被害が毎年のように発生しており、大規模な地震、津波により未曾有の被害を生じさせた東日本大震災も記憶に新しいところである。
【0003】
このような災害の頻発から各地では防災のための各種試みが行われている。例えば、自治体等では災害種ごとのハザードマップが作成されている。ハザードマップでは、災害の危険性のある地域が地図上で示されている。
【0004】
また、下記特許文献では、設置済みの道路標識に事後的に取り付け可能であって道路標識の視認性の向上と災害発生時の通知とを両立する避難警告付標識照明装置が提案されている。この装置は、標識面を照射する標識照射部と、災害発生時に警告を発する警告発光部とを備えており、警告発光部が、災害発生時に災害の種類に応じた輝度、色度、発光態様の少なくとも一つで発光することで道路標識を視認する視認者へ災害発生を通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-196773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
災害時には、テレビやラジオ、防災無線、有線放送等、様々な手段で災害情報が通知される。上述の特許文献1の装置も災害情報の通知手段の一つである。また、上述したとおり、ハザードマップを配布して災害危険性の認知促進を図る自治体もある。
【0007】
ところが、各種手段を使って災害情報の通知や避難の呼びかけが行われても、実際の避難行動につながらない場合も少なくない。
本発明者らは、調査等を行うことにより、正常性バイアスが悪い方向に働くことや当事者意識の希薄さが上述のような実態の主な原因であることを見出し、「避難をしなければならないのはあなたですよ!」と指差しされているような心持ちを持たせることが必要であり、これにより避難行動を喚起できると考えた。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、災害時に避難を喚起する技術を提供する。
本発明における「災害」とは、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火その他の異常な自然現象により生ずる被害、即ち自然災害を主に示すが、原子力発電所や化学工場等の事故等による放射線災害や化学災害、火災のような人的災害も含む広い意味で用いられる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば、板状のボード本体を有し、対象住居に設置される災害時避難喚起ボードであって、ボード本体の表側の面において、複数の災害種のうち当該対象住居が被災する可能性のある一以上の災害種を戸別に災害種ごとに相互に異なるように予め決められた色で提示する災害時避難喚起ボードが提供される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、災害時に避難を喚起する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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