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公開番号2024035666
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022140267
出願日2022-09-02
発明の名称からくり表示装置
出願人個人
代理人個人
主分類G09F 9/37 20060101AFI20240307BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】基本構成がわかりやすく、多くの動く要素を備えた趣向性の高いからくり表示装置を提供する。
【解決手段】からくり表示装置100であって、第1セグメント部114Aと一方の第4セグメント部114Dとを一体的に支持する第1回転軸116と、もう一方の第4セグメント部114Eと一方の第5セグメント部114Gと第2セグメント部114Bとを一体的に支持する第2回転軸120と、第3セグメント部114Cともう一方の第5セグメント部114Fとを一体的に支持する第3回転軸124と、本体フレーム体104と、主歯車構成体130と、第1歯車機構118と、第2歯車機構122と、第3歯車機構126と、を備え、主歯車構成体130を回転させることで、第1回転軸116、第2回転軸120、および第3回転軸124を回転させ、数字を昇順に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上辺に配置される第1セグメント部と、中辺に配置される第2セグメント部と、下辺に配置される第3セグメント部と、該第1セグメント部と該第2セグメント部の間に配置される2つの第4セグメント部と、該第2セグメント部と該第3セグメント部の間に配置される2つの第5セグメント部とから構成される7つのセグメント部で、複数の数字または/かつ複数の英文字を表示可能とするからくり表示装置であって、
前記第1セグメント部の一方の端部に配置され、該第1セグメント部と該一方の端部の下方に配置される前記2つの第4セグメント部の一方の第4セグメント部とを一体的に支持する第1回転軸と、
該2つの第4セグメント部のもう一方の第4セグメント部と、該もう一方の第4セグメント部の下方に位置される前記2つの第5セグメント部の一方の第5セグメント部との間であって、前記第1回転軸の反対側に配置され、該もう一方の第4セグメント部、該一方の第5セグメント部および前記第2セグメント部のうちの少なくとも1つのセグメント部を支持する第2回転軸と、
前記第1回転軸と同一側であって、前記第3セグメント部の一方の端部に配置され、該第3セグメント部と前記2つの第5セグメント部のもう一方の第5セグメント部とを一体的に支持する第3回転軸と、
前記第1回転軸と、前記第2回転軸と、前記第3回転軸とを回転可能に支持する本体フレーム体と、
前記第1回転軸を回転させるための第1プログラム歯車体と、前記第2回転軸を回転させるための第2プログラム歯車体と、前記第3回転軸を回転させるための第3プログラム歯車体と、を備え、同軸に一体的に支持して前記本体フレーム体に回転可能に支持される主歯車構成体と、
前記第1プログラム歯車体に噛合い、前記第1回転軸を回転させる第1歯車機構と、
前記第2プログラム歯車体に噛合い、前記第2回転軸を回転させる第2歯車機構と、
前記第3プログラム歯車体に噛合い、前記第3回転軸を回転させる第3歯車機構と、
を備え、
前記主歯車構成体を回転させることで、前記第1回転軸、前記第2回転軸、および前記第3回転軸を回転させ、前記複数の数字または/かつ複数の英文字を表示させることを特徴とするからくり表示装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記第1回転軸の回転方向は、前記第3回転軸の回転方向とは同一方向であり、かつ、前記第2回転軸の回転方向とは逆方向であることを特徴とするからくり表示装置。
【請求項3】
請求項1において、更に、
前記本体フレーム体に支持され、前記7つのセグメント部の前面に配置される表示フレームを備え、
該表示フレームは、前記第1回転軸、前記第2回転軸、および前記第3回転軸で規定されるセグメント表示領域の内側のみを視認可能とする開口部を備えることを特徴とするからくり表示装置。
【請求項4】
請求項1において、更に、
前記第1プログラム歯車体、前記第2プログラム歯車体、および前記第3プログラム歯車体はそれぞれ、2枚1組のプログラム歯車から構成され、
前記第1歯車機構、前記第2歯車機構、および前記第3歯車機構はそれぞれ、前記2枚1組のプログラム歯車それぞれに噛合う一体とされた2枚1組の読取り歯車を備え、
該2枚1組の読取り歯車はそれぞれ、同じ歯数N(Nは3以上の整数)とされており、位相が互いに360/2/N度異なるようにされていることを特徴とするからくり表示装置。
【請求項5】
請求項1において、
当該からくり表示装置の表示を1つ変化させる前記主歯車構成体の回転角度として4個分の歯の角度が割り当てられ、
該4個分の歯の角度のそれぞれ1個分の歯の角度の回転が前記第1回転軸、前記第2回転軸、および前記第3回転軸それぞれを90度回転可能とする構成とされていることを特徴とするからくり表示装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記主歯車構成体に支持され、最大外形半径から最小外形半径となる際の段差を1つ以上備えた板カムと、該主歯車構成体を回転駆動させる駆動軸に支持された第1繰り上げ歯車と、前記板カムの外形により回動する第2繰り上げ歯車と、を備え、
当該からくり表示装置が2以上隣接配置された際に、他方の当該からくり表示装置の前記第2繰り上げ歯車の回転角に応じて一方の当該からくり表示装置の前記第1繰り上げ歯車が回転する構成とされ、
他方の当該からくり表示装置の前記主歯車構成体を回転させた際には、前記板カムの前記段差の位置毎に、一方の当該からくり表示装置の表示が変化するように前記主歯車構成体を回転させる構成とされていることを特徴とするからくり表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、からくり表示装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、7つのセグメント部を用いて、数字の0から9を表示する表示装置としては、例えば特許文献1に示すような磁気反転式の表示装置が存在する。この表示装置は、7つのセグメント部それぞれを永久磁石で回転可能に支持し、電磁石によりそれぞれのセグメント部を独立して反転制御する仕組みとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭59-100489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような表示装置は、7つのセグメント部には動きがあるもののそれ以外には動きがない。加えて、このような表示装置は「動かす」仕組みが目で見えるものではないので、手にとって目でその動きを追う楽しみに乏しく、例えば室内インテリアや玩具に供するには、趣向性が低いものであった。
【0005】
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、基本構成がわかりやすく、多くの動く要素を備えた趣向性の高いからくり表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上辺に配置される第1セグメント部と、中辺に配置される第2セグメント部と、下辺に配置される第3セグメント部と、該第1セグメント部と該第2セグメント部の間に配置される2つの第4セグメント部と、該第2セグメント部と該第3セグメント部の間に配置される2つの第5セグメント部とから構成される7つのセグメント部で、複数の数字または/かつ複数の英文字を表示可能とするからくり表示装置であって、前記第1セグメント部の一方の端部に配置され、該第1セグメント部と該一方の端部の下方に配置される前記2つの第4セグメント部の一方の第4セグメント部とを一体的に支持する第1回転軸と、該2つの第4セグメント部のもう一方の第4セグメント部と、該もう一方の第4セグメント部の下方に位置される前記2つの第5セグメント部の一方の第5セグメント部との間であって、前記第1回転軸の反対側に配置され、該もう一方の第4セグメント部、該一方の第5セグメント部および前記第2セグメント部のうちの少なくとも1つのセグメント部を支持する第2回転軸と、前記第1回転軸と同一側であって、前記第3セグメント部の一方の端部に配置され、該第3セグメント部と前記2つの第5セグメント部のもう一方の第5セグメント部とを一体的に支持する第3回転軸と、前記第1回転軸と、前記第2回転軸と、前記第3回転軸とを回転可能に支持する本体フレーム体と、前記第1回転軸を回転させるための第1プログラム歯車体と、前記第2回転軸を回転させるための第2プログラム歯車体と、前記第3回転軸を回転させるための第3プログラム歯車体と、を備え、同軸に一体的に支持して前記本体フレーム体に回転可能に支持される主歯車構成体と、前記第1プログラム歯車体に噛合い、前記第1回転軸を回転させる第1歯車機構と、前記第2プログラム歯車体に噛合い、前記第2回転軸を回転させる第2歯車機構と、前記第3プログラム歯車体に噛合い、前記第3回転軸を回転させる第3歯車機構と、を備え、前記主歯車構成体を回転させることで、前記第1回転軸、前記第2回転軸、および前記第3回転軸を回転させ、前記複数の数字または/かつ複数の英文字を表示させたことにより、前記課題を解決したものである。
【0007】
本発明では、7つのセグメント部を第1回転軸と第2回転軸と第3回転軸とに分散して支持させている。そして、主歯車構成体を回転させることで、第1回転軸と第2回転軸と第3回転軸とを回転させ、複数の数字または/かつ複数の英文字を表示可能としている。このため、表示される数字の変化もさることながら、それに付随して第1回転軸と第2回転軸と第3回転軸を動かす第1歯車機構、第2歯車機構、第3歯車機構の回転も主歯車構成体の回転によって生じる構成となっている。即ち、これらの動きも、数字の変化とともにその場に居合わせる人に視認可能とすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、基本構成がわかりやすく、多くの動く要素を備えた趣向性の高いからくり表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るからくり表示装置を示す斜視図(正面図(A)、背面図(B))
図1のからくり表示装置の模式図(正面図(A)、背面図(B)、右側面図(C)、左側面図(D))
図1のからくり表示装置の数字表示部の斜視図
図1のからくり表示装置の第1フレームに支持される部材を示す模式図(表示フレームのない状態の第1フレームの正面図(A)、読取り歯車の図(B)、読取り歯車の図(C))
図1の7つのセグメント部によって表現された数字を示す概略図(数字0の図(A)、数字1の図(B)、数字2の図(C)、数字3の図(D)、数字4の図(E)、数字5の図(F)、数字6の図(G)、数字7の図(H)、数字8の図(I)、数字9の図(J))
図1のからくり表示装置において、数字を昇順で変化させる際の第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸の90度単位の回転数を示す図表
図1のからくり表示装置の主歯車構成体と読取り歯車との位置関係を示す斜視図
図7の主歯車構成体の構成要素を示す図(第2プログラム歯車の図(A)、第2プログラム歯車の図(B)、スペーサの図(C)、第1プログラム歯車の図(D)、第1プログラム歯車の図(E)、スペーサの図(F)、第3プログラム歯車の図(G)、第3プログラム歯車の図(H)、スペーサの図(I))
図6において、数字を昇順で変化させる際に、それぞれ4回の回転タイミングを設け、いずれのタイミングで第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸の90度単位の回転を行うかを示す図表
図1のからくり表示装置において、セグメント部が干渉してしまう一例を示す模式図
図1のからくり表示装置の第1フレームの背面に支持される部材を示す模式図
図1のからくり表示装置の巻上げ機構と繰り上げ機構を示す分解斜視図
本発明の第2実施形態に係る隣接させた2つのからくり表示装置を示す正面図
図13の隣接させた2つのからくり表示装置を示す背面図
図13の隣接させた2つのからくり表示装置における繰り上げ機構を示す模式図
本発明の第3実施形態に係る7つのセグメント部と第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸との関係を示す模式図
本発明の第4実施形態に係る7つのセグメント部と第1回転軸、第2回転軸および第3回転軸との関係を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の第1実施形態について、図1から図12を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に記載した内容により限定されるものではない。又、以下に記載した実施形態における構成要件には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。更に、以下に記載した実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせてもよいし、適宜選択して用いてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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