TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024046901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152259
出願日2022-09-26
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G09G 5/00 20060101AFI20240329BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】 機能安全の観点から信頼性の高い車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 本開示の車両用表示装置Mは、画像を表示するディスプレイ2と、ディスプレイ2に車両情報を表す画像を表示させるマルチコアのSOC1と、を備える。SOC1は、通常時にディスプレイ2に車両情報を表示させる通常表示制御をする第1プロセッサコア11Aと、通常表示制御においてディスプレイ2に車両情報が正しく表示されない不正表示状態であるときに、ディスプレイ2に車両情報を表示させる代替表示制御をする第2プロセッサコア11Bと、を内蔵する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに車両情報を表す画像を表示させるマルチコアのSOCと、を備えた車両用表示装置において、
前記SOCは、通常時に前記ディスプレイに前記車両情報を表示させる通常表示制御をする第1プロセッサコアと、前記通常表示制御において前記ディスプレイに前記車両情報が正しく表示されない不正表示状態であるときに前記ディスプレイに前記車両情報を表示させる代替表示制御をする第2プロセッサコアと、を内蔵する、
車両用表示装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記SOCは、複数のレイヤを合成した画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記第1プロセッサコアは、前記通常表示制御において第1レイヤに前記車両情報を表す第1画像を描画し、
前記第2プロセッサコアは、前記代替表示において前記第1レイヤよりも上層の第2レイヤに前記車両情報を表す第2画像を描画する、
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記第1画像は、走行速度と警告灯と車両自動制御状態を含み、
前記第2画像は、前記車両自動制御状態を含まず、前記走行速度と前記警告灯を含む、
請求項2に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記SOCは、前記不正表示状態と判定すると、前記第1プロセッサコアの再起動を実行する、
請求項3に記載の車両用表示装置。
【請求項5】
前記SOCは、前記第1レイヤと前記第2レイヤの間に位置する第3レイヤに前記車両情報を表す第3画像を描画する第3プロセッサコアを備え、
前記第2プロセッサコアは、前記SOCの起動時に前記第1プロセッサコア及び前記第3プロセッサコアよりも先立って起動し、
前記第3プロセッサコアは、前記SOCの起動時に前記第2プロセッサコアが起動後に前記第1プロセッサコアに先立って起動し、前記第1プロセッサコアが前記通常表示制御を開始するまでの間、前記第3レイヤに前記第3画像を描画する、
請求項4に記載の車両用表示装置。
【請求項6】
前記第1画像は、オープニング演出画像を含まず、
前記第2画像は、前記オープニング演出画像を含まず、
前記第3画像は、前記走行速度と前記車両自動制御状態を含まず、前記警告灯と前記オープニング演出画像を含む、
請求項5に記載の車両用表示装置。
【請求項7】
前記第1プロセッサコアは、3D描画により前記第1レイヤに前記第1画像を描画し、
前記第2プロセッサコアは、ビットブロック転送により前記第2レイヤに前記第2画像を描画し、
前記第3プロセッサコアは、2D描画により前記第3レイヤに前記第3画像を描画する、
請求項6に記載の車両用表示装置。
【請求項8】
前記SOCは、前記第1プロセッサの動作クロックの異常を検出すると、前記不正表示状態であると判定する、
請求項1-7の何れか1項に記載の車両用表示装置。
【請求項9】
前記SOCは、前記第1レイヤに描画されたデータの誤りを検出すると、前記不正表示状態であると判定する、
請求項1-7の何れか1項に記載の車両用表示装置。
【請求項10】
前記SOCは、前記ディスプレイに出力する映像信号データの誤りを検出すると、前記不正表示状態であると判定する、
請求項1-7の何れか1項に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両情報を画像で表示する車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両情報を含む情報画像を表示する車両用表示装置が特許文献1に開示されている。この車両用表示装置は、グラフィックコントローラなどの描画処理手段によって情報画像を含む複数のレイヤを合成して画像表示装置に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-30703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような車両用表示装置においては、描画処理手段が誤動作した場合に情報画像が表示できなくなる。
【0005】
本開示は、上述した課題を考慮して、機能安全の観点から信頼性の高い車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両用表示装置は、
画像を表示するディスプレイと、前記ディスプレイに車両情報を表す画像を表示させるマルチコアのSOCと、を備えた車両用表示装置において、
前記SOCは、通常時に前記ディスプレイに前記車両情報を表示させる通常表示制御をする第1プロセッサコアと、前記通常表示制御において前記ディスプレイに前記車両情報が表示されない不正表示状態であるときに前記ディスプレイに前記車両情報を表示させる代替表示制御をする第2プロセッサコアと、を内蔵する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、機能安全の観点から信頼性の高い車両用表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両用表示装置の構成図。
レイヤの構成図。
車両用表示装置の起動時の表示例。
車両用表示装置の通常時の表示例。
車両用表示装置の不正表示状態時の表示例。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
車両用表示装置Mは、車両情報を車両の搭乗者に表示する計器である。車両用表示装置Mは、車両のインストルメントパネルに搭載される。
【0010】
車両情報とは、例えば、車両の走行速度、エンジン回転数、車両自動制御状態、警告灯、残燃料量(残エネルギー量)、タイヤ空気圧、経路案内情報、車載カメラの映像、などの車両の運転に関わる情報である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
足し算図カード
2か月前
個人
英語教材
1か月前
個人
からくり表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
23日前
船井電機株式会社
表示装置
14日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
27日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
個人
教具及び教育システム
15日前
光精工株式会社
情報伝達装置
21日前
オンキヨー株式会社
模擬臓器モデル
24日前
ナルックス株式会社
発光表示装置
27日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置
23日前
株式会社リコー
表示装置
1か月前
個人
デッサン自動採点システム
22日前
個人
(10k+3)の倍数の判別用具
8日前
個人
(10y+7)の倍数の判別用具
1か月前
個人
(10p+1)の倍数の判別用具
17日前
株式会社デンソー
構造体
7日前
リンナイ株式会社
表示装置
17日前
個人
(10k+3)の倍数の判別用具
2か月前
個人
(10t+9)の倍数の判別用具
1か月前
個人
原語表記と転写表記の変換用カードセット
1か月前
シャープ株式会社
パネル保持構造
17日前
日産自動車株式会社
表示制御装置
1か月前
個人
シート部材
1か月前
株式会社上田商事
災害時避難喚起ボード
1か月前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
株式会社デンソー
表示装置
2日前
エムケー精工株式会社
表示装置および表示システム
1か月前
シャープ株式会社
情報表示装置及び情報表示方法
29日前
TOPPANホールディングス株式会社
カードホルダー
1か月前
株式会社セイホウ
積層ラベル
7日前
シャープ株式会社
制御装置及び液晶表示装置
1か月前
続きを見る