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公開番号2024027798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130902
出願日2022-08-19
発明の名称足し算図カード
出願人個人
代理人個人
主分類G09B 19/02 20060101AFI20240222BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】足し算について学び始めた者であっても、10の位への繰り上がりについて直感的に理解し体得することが可能な足し算図カードを提供する。
【解決手段】本発明の足し算図カードは、略矩形状不透明平板によって形成され1から10までの整数のうち特定の第一の整数を表す被加数表示カードと、被加数表示カードと略同一形状の略矩形状不透明平板によって形成され第二の整数を表す加数表示カードとによって構成される。被加数表示カードは、横五列を上下二段に略均等に配置した十の仮想的なマス目の略中心位置に対して上段及び左側から第一の整数の数だけ第一の印を付すとともに、残部に孔部を形成することで構成される。また、加数表示カードは、上段及び左側から第二の整数の数だけ第二の印を付すことによって構成され、第二の印は、被加数表示カードの下面側に加数表示カードの一部を重ねて位置させた際に、孔部を介して視認可能となる。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
略矩形状不透明平板によって形成され1から10までの整数のうち特定の第一の整数を表す被加数表示カードと、前記被加数表示カードと略同一形状の略矩形状不透明平板によって形成され1から10までの整数のうち特定の第二の整数を表す加数表示カードとによって構成される足し算図カードであって、
前記被加数表示カードは、横五列を上下二段に略均等に配置した十の仮想的なマス目の略中心位置に対して上段及び左側から前記第一の整数の数だけ第一の印を付すとともに、前記仮想的なマス目の残部の略中心位置に孔部を形成し、
前記加数表示カードは、前記被加数表示カードと略同一に配置した十の仮想的なマス目の略中心位置に対して上段及び左側から前記第二の整数の数だけ第二の印を付したものであり、
前記被加数表示カードの下面側に前記加数表示カードの一部を重ねて位置させた際に前記第二の印が前記孔部を介して視認可能となる、
ことを特徴とする足し算図カード。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記加数表示カード及び前記被加数表示カードの縁部に、前記加数表示カード及び前記被加数表示カードを形成する略矩形状不透明平板の色彩とは異なる色彩を付した、
請求項1に記載の足し算図カード。
【請求項3】
前記加数表示カード及び前記被加数表示カードの裏面に板状マグネットを付した、
請求項1又は2に記載の足し算図カード。
【請求項4】
前記板状マグネットを前記被加数表示カードの四辺のうち、左辺及び上辺の二辺に付した、
請求項3に記載の足し算図カード。
【請求項5】
前記板状マグネットを、前記被加数表示カード表面から見て左端の孔部又は前記第一の印が付される仮想的なマス目に隣接する仮想的なマス目に付される孔部の左側に相当する位置に、縦方向に延伸するよう付した、
請求項3に記載の足し算図カード。
【請求項6】
前記板状マグネットを、前記上段の仮想的なマス目の下縁に沿って横方向に延伸するよう付した、
請求項3に記載の足し算図カード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、足し算図カードに関し、特に、足し算を学習し始めた小学生が、感覚的に足し算の仕組みを体得するための手段に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、足し算の学習を始めたばかりの小学校低学年の児童において、計算式での理解が難しい場合、自身の両手指を用いて足し算を理解することが行われている。
【0003】
ところが、手指を用いて足し算の答えを導き出すことができたとしても、それで足し算の仕組みを理解することができたことにはならず、結局、手指を使った足し算を継続することになる。また、手指を使った場合、繰り上がりの足し算を行うことができない。そこで、足し算の視覚的な理解を補助するための教具として、特許文献1に開示されるような算数学習教具が提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6887962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された技術は、1~10の整数に対応する数の丸印とマス目が基材に描かれたベース数図カードと、1~10の整数に対応する数の丸印がマス目に描かれた透明の重ね合わせ数図カードを用い、ベース数図カードに重ね合わせ数図カードを重ね合わせることで、足し算や引き算を視覚によって直感的に理解できる算数学習教具が開示されている。
【0006】
引用文献1に記載された算数学習教具によると、ベース数図カードを机上に載置した状態で、その上方から透明の重ね合わせ数図カードを重ね合わせることで、ベース数図カードに表示される丸印の数に重ね合わせた結果を示す数図カードから、すぐに、足し合わせた合計の数を知ることが可能となっている。
【0007】
しかしながら、引用文献1に記載された算数学習教具は、白色の紙の基材にマス目を描くことで形成されたベース数図カードと、透明の重ね合わせ数図カードを使用するため、足す数と足される数が同等の意味を持つことを理解することが難しい。また、重ね合わせ数図カードは透明であるため、近付けていく間は数を確認するのは難しい。ベース数図カードに重ねることで初めて数を認識できるため、加法における動きによる視覚的効果はほぼ期待できない。しかも、透明の重ね合わせ数図カードを用いるため、黒板などに貼付して使用することが難しい。そのため、重ね合わせた後の丸印の数を数えることで単に計算の答えを出すためであれば使い勝手が良いものの、カードの移動という視覚的効果を用いて足し算の仕組みを感覚的に体得させるのには不向きである。
【0008】
このように、引用文献1に記載された算数学習教具は、教員が説明しながらカードを動かすことには適しておらず、せっかく足す数を移動し重ね合わせるという動きを用いて足し算の説明を試みるものではあるものの、その動きの意義を十分に発揮できるものとは言い難い。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、足し算を学習し始めた小学校低学年の児童であっても、感覚的に足し算の仕組みを体得することが可能な足し算図カードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明の発明者は、鋭意研究の結果、足される数すなわち被加数を表す被加数表示カードにおいて、10の補数分の孔部を設け、孔部に対して足す数すなわち加数の印を当てはめることによって、空いている孔が印で埋められるという視覚的効果を生かして足し算の仕組みを体得させることができることを見出し、本願発明に至った。
(【0011】以降は省略されています)

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