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公開番号2024053447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159743
出願日2022-10-03
発明の名称書道教育プログラム、記録媒体、書道学習支援システム
出願人個人
代理人個人
主分類G09B 11/00 20060101AFI20240408BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】初心者でも短期間に毛筆文字の描画のコツが独習できる書道教育プログラムと、このプログラムを記録した記録媒体、書道学習支援システム、書道作品の制作支援システム、書道教本を提案する。
【解決手段】書道教育プログラムは、コンピュータによって実行される、第一の模写式練習過程を表示するステップ、第二の臨書式練習過程を表示するステップ、第三の背臨書式練習過程を表示するステップを含んでおり、書道の学習者のために、指導者が解説付きで実演する動画が収録されている。第一の模写式練習過程では、模写とマーキング・チェック手順の動画、第二の臨書式練習過程では、臨書とマーキング・チェック手順の動画が再生され、更に第三の背臨書式練習過程では、背臨書とマーキング・チェック手順の動画が再生される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
学習者に毛筆文字の描き方のコツを教授するために、コンピュータに実行させる教育プログラムであって、
第一の模写式練習過程を表示するステップと、第二の臨書式練習過程を表示するステップと、第三の背臨書式練習過程を表示するステップとを備え、
第一の模写式練習過程を表示するステップでは、
書道手本の上に練習紙を重ね、書道手本の文字を練習紙上に透かした状態で、筆を用いて練習紙になぞって書く手順と、
ついで、練習紙に筆で書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順を動画として表示する、
第二の臨書式練習過程を表示するステップでは、
書道手本を傍らに置き、書道手本の文字を見ながら、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順を動画として表示する、
第三の背臨書式練習過程を表示するステップでは、
書道手本を見ずに、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順を動画として表示することを特徴としている、書道教育プログラム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記書道教育プログラムが、三三式書道練習法の手順に従って実行されるものである、書道教育プログラム。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記書道教育プログラムを、コンピュータで読み取り可能な言語で記録している記録媒体。
【請求項4】
学習者の通信端末と、学習サイトをインターネットなどの通信回線を通じて接続して構成される、書道学習支援システムであって、
前記学習サイトには、サーバ装置が設置されており、
このサーバ装置は、
予め登録された学習者の通信端末からのログインを許容させるログイン許容手段と、
書道教育プログラムを内蔵し、ログインの許容された学習者の通信端末には、そのプログラムをダウンロードさせて、プログラムの実行を許容させる書道教育プログラム実行手段とを備え、
この書道教育プログラムは、予め準備された書道手本に対応させて保存している第一の模写式練習過程、第二の臨書式練習過程、第三の背臨書式練習過程を時系列に動画として再生表示する構成としている、書道学習支援システム。
【請求項5】
請求項4において、
前記書道教育プログラムが、三三式書道練習法の手順に従って実行されるものである、書道学習支援システム。
【請求項6】
学習者の通信端末と学習サイトとをインターネットなどの通信回線を通じて接続して構成される、書道作品の制作支援システムであって、
模範となる毛筆文字が記され、学習者用に配布される書道手本と、
前記学習者サイトに設置されたサーバ装置とを備え、
前記サーバ装置は、
予め登録された学習者のみのログインを許容させるログイン許容手段と、
ログインを許容した学習者の通信端末に対して、学習者による書道手本の選択を受付けて、学習者が選択した書道手本に応じて、予め保存している書道教育プログラムを学習者の通信端末にダウンロードさせて、そのプログラムを実行する書道教育プログラム実行手段と、
学習者の書道作品記録ファイルを備え、学習者による前記書道教育プログラムの視聴完了を判別して、前記書道作品記録ファイルに書道作品の制作事実を記録更新する学習者書道教育記録手段とを備えたことを特徴とする、書道作品の制作支援システム。
【請求項7】
請求項6において、
書道作品のチェックシートを更に備え、
このチェックシートは、書道手本に記された模範となる毛筆文字に対応して、起筆、送筆、収筆などの評価ポイントを予め記した構成になっている、書道作品の制作支援システム。
【請求項8】
請求項6又は7において、
前記書道教育プログラムは、請求項1又は2に記載のものを実行している、書道作品の制作支援システム。
【請求項9】
請求項8において、
前記書道教育プログラムは、三三式書道練習法の手順に従って、実行している、書道作品の制作支援システム。
【請求項10】
毛筆文字の描き方のコツを解説するコンテンツを含んで編集された書道教本であって、
模写を中心とした第一の模写式練習過程の説明欄、
臨書を中心した第二の臨書式練習過程の説明欄
背臨書を中心とした第三の背臨書式練習過程の説明欄を、コンテンツに備え、
前記第一の模写式練習過程の説明欄では、書道手本の上に練習紙を重ね、書道手本の文字を練習紙上に透かした状態で、筆を用いて練習紙になぞって書く手順と、練習紙に筆で書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキング・チェックする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されており、
前記第二の臨書式練習過程の説明欄では、書道手本を傍らに置き、書道手本の文字を見ながら、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキング・チェックする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されており、
前記第三の背臨書式練習過程の説明欄では、書道手本を見ずに、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されていることを特徴とする、書道教本。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、初心者でも独学で短期間に毛筆文字の描画のコツが習得できる新規な書道教育プログラム、これを活用した書道支援システムに関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
書道は文字の特徴と漢字に含まれる意味、その書体の用筆、結体と章法を活かし、そこに美が含まれた芸術の形である。
漢字書道は毛筆で漢字を書き、審美の歴史が長い芸術形式であり、中国の長きにわたった伝統文化芸術の中でも一番のシンボルリックなものと言える。
また、書道には「無言の詩、無行の踊り、無図の絵、無声の楽」の美称がある。
伝統的な書道練習の教育法は、生徒が書いた作品に対して指導者が添削や講義を行い、生徒が再び、指導者の講義を聞いて何度も作品を制作して練習する形で行われているのが通例である。
しかしながら、こういう教育法は書道の学習者の個人能力に対する要求が高いのみならず、毎回の練習も指導者にコツの指導や添削してもらう必要があり、指導者の負担も高く、練習のハードルが高いものになっている。
このような事情から、従来から種々の練習方法が提案されており、以下の特許文献には、それらの方法を教示している。
すなわち、特許文献1には、手本の文字自体に透明紙を重ねて手本の文字を直接なぞる、模写に関する方法が提案されている。
また、特許文献2には、草書体文字を複数の構成片に分解し、各構成片に近似した数字やアルファベットや片仮名や平仮名や記号等を選択し、これらの近似構成片を模写しながら草書体文字を練習する手法が提案されている。
更に、特許文献3には、書道練習具として、一文字の練習文字を複数の文字構成要素に分解して、それぞれをインクで印刷表示する手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-102143号公報
特開2011-221379号公報
特開2021-018388号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献において提案された練習法は、取り扱いの簡単なものは、毛筆文字の特徴が殆ど掴めず、取り扱いの複雑なものでは、その扱いを覚えること自体が難しいなどの問題があった。
このため、書道の学習は、初心者にとっては取っ付きにくく、充分な効果が出ていないのが現状である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、従来の毛筆を用いた書道練習法が、このような事情にあるのに鑑みて、日々書道を指導している本発明者が鋭意検討し、長年の指導を通じて知得したもので、初心者にも覚えやすい上に、簡単に実施できるために、短期間で正確かつ身美な毛筆を書くことのできる新規な書道教育プログラム、それをIT技術を用いて、独習用に構成した書道学習プログラム、プログラム記録媒体、書道学習支援システム、書道作品制作支援システム及び書道教本を提供することを目的としている。
【0006】
以下、本発明者が提案する新規な発明を説明する。
第一の本発明は、新規な書道教育プログラムに関する。
このプログラムは、学習者に、模写、臨書、背臨書の練習過程の動画を視聴させ、毛筆文字の描き方のコツを教授するものである。
このプログラムは、第一の模写式練習過程を表示するステップ、第二の臨書式練習過程を表示するステップ、第三の背臨書式練習過程を表示するステップを含んでいる。
ここに、第一の模写式練習過程では、書道手本の上に練習紙を重ね、書道手本の文字を練習紙上に透かした状態で筆を用いて練習紙になぞって書く手順(模写手順)と、ついで、練習紙に筆で書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順(マーキング・チェック手順)が動画として表示される。
また、第二の臨書式練習過程では、書道手本を傍らに置き、書道手本の文字を見ながら、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順(臨書手順)と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順(マーキング・チェック手順)が動画として表示される。
更に、第三の背臨書式練習過程では、書道手本を見ずに、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順(背臨書手順)と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順(マーキング・チェック手順)が動画として表示される構成になっている(請求項1)
また、この発明のベストモードとして、三三式書道練習法の手順に従って作成された書道教育プログラムが請求項2において提案されている。
【0007】
第二の本発明は、第一の本発明である書道教育プログラムを、コンピュータで読み取り可能な言語で記録している記録媒体を提案している。ここに、記録媒体としては、CD-ROM、各種のメモリカード、メモリスティック、ビデオ画像の記録媒体の他、公知の記録媒体が使用される(請求項3)。
【0008】
第三の本発明は、第一の本発明の書道教育プログラムを用いた書道学習支援システムを提案している。
このシステムでは、学習者側には表示部、入力部を備えた通信端末が設置され、学習サイトにはサーバ装置が設置され、両者はインターネットなどの通信回線を通じて接続されている。
学習者は、インターネット回線を通じて学習サイトに設置されたサーバ装置にログインすることで、書道手本において準備された、書道教育プログラムをダウンロードして視聴することで、毛筆文字の描き方のコツが自習できる。
このため、学習サイトに設置されたサーバ装置は、予め登録された学習者の通信端末からのログインを許容させるログイン許容手段と、指導者が解説を付けて実演して教授する、前述した書道教育プログラムを内蔵し、ログインの許容された学習者に対して、通信端末には、そのプログラムをダウンロードさせて、プログラムを実行させる書道教育プログラム実行手段とを備えている(請求項4)
この発明のベストモードとして、書道教育プログラムとして、三三式書道練習法を利用した書道学習支援システムが請求項5において提案されている。
【0009】
第四の本発明は、学習者の通信端末と学習サイトのサーバ装置とがインターネットなどの通信回線を通じて接続され、学習者には通信端末の表示部に教育プログラムを視聴させて、毛筆文字の描き方のコツを習得させた後、その後に書道作品を実際に制作させ、実際に制作した事実を自習実績として記録することで、より確実に学習者の書道指導が行えるようになっている。
ここに、学習者サイトには、サーバ装置が設置されており、予め登録された学習者のみのログインを許容させるログイン許容手段と、ログインを許容した学習者の通信端末に対して、学習者による書道手本の選択を受付けて、学習者が選択した書道手本に掲載された模範文字に応じて、予め準備している書道教育プログラムを学習者の通信端末にダウンロードさせて、そのプログラムを実行する書道教育プログラム実行手段と、学習者の書道作品記録ファイルを備え、学習者による前記書道教育プログラムの視聴完了を判別して、前記書道作品記録ファイルに書道作品の制作事実を記録更新する学習者書道教育記録手段とを備えている(請求項6,7,8,9)。
【0010】
第五の本発明は、毛筆文字の描き方のコツを解説するコンテンツを含んで編集された書道教本である。
この教本は、模写を中心とした第一の模写式練習過程の説明欄、臨書を中心とした第二の臨書式練習過程の説明欄、背臨書を中心とした第三の背臨書式練習過程の説明欄を、コンテンツに備えており、第一の模写式練習過程の説明欄では、書道手本の上に練習紙を重ね、書道手本の文字を練習紙上に透かした状態で、筆を用いて練習紙になぞって書く手順と、練習紙に筆で書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキング・チェックする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されており、第二の臨書式練習過程の説明欄では、書道手本を傍らに置き、書道手本の文字を見ながら、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキング・チェックする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されており、第三の背臨書式練習過程の説明欄では、書道手本を見ずに、筆を用いて練習紙に書道手本の文字を書く手順と、ついで、練習紙に書いた文字と手本の文字とを照合し、一致していない箇所をマーキングする手順とが解説図及び/又は説明文を用いて掲載されている(請求項10)。
また、このベストモードとして、第一の模写式練習過程の説明欄、臨書を中心した第二の臨書式練習過程の説明欄、背臨書を中心とした第三の背臨書式練習過程を、いずれも三三式書道練習法の手順に従って掲載した書道教本を請求項11において提案している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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