TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057686
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164494
出願日2022-10-13
発明の名称地図更新システム
出願人株式会社SOKEN,株式会社デンソー
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類G09B 29/00 20060101AFI20240418BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】道路に設定されたインセンティブポイントを容易に知ることができる技術を提供する。
【解決手段】地図更新システム100、100a、100bは、地図データベース11、24と、地図更新サーバ101と、車両位置認識部32と、外部環境情報生成部35と、地図新鮮度演算部12と、エリアの地図新鮮度に応じて予め設定されたインセンティブポイントを車両のユーザ又は車両に付与するインセンティブポイント付与部13と、エリアの地図新鮮度情報またはインセンティブポイント情報を、ユーザに提示するユーザ対応部38と、を備える。ユーザ対応部は、車両の地図上の位置と地図新鮮度とを利用して、予め定められたポイント閾値以上のインセンティブポイントを付与可能な経路情報を特定して、車両に搭載された表示装置251に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
地図更新システム(100、100a、100b)であって、
地図情報を記憶する地図データベース(11、24)と、
車両との通信により取得した外部環境情報に基づいて前記地図情報の更新を行う地図更新サーバ(101)と、
前記車両の地図上の位置を認識する車両位置認識部(32)と、
前記車両に搭載された外部センサ(22)の検出結果と前記車両の地図上の位置とに基づいて、前記車両の地図上の位置に関連付けて前記車両の外部環境に関する前記外部環境情報を生成する外部環境情報生成部(35)と、
前記地図情報において予め設定されたエリア毎に地図新鮮度を演算する地図新鮮度演算部(12)と、
前記車両から前記外部環境情報が前記地図更新サーバに送信された場合に、前記外部環境情報に対応する前記エリアの前記地図新鮮度に応じて予め設定されたインセンティブポイントを前記車両のユーザ又は前記車両に付与するインセンティブポイント付与部(13)と、
前記エリアの前記地図新鮮度に関する情報である地図新鮮度情報または前記エリアの前記インセンティブポイントに関するインセンティブポイント情報を、前記ユーザに提示するユーザ対応部(38)と、
を備え、
前記ユーザ対応部は、前記車両の地図上の位置と前記地図新鮮度とを利用して、予め定められたポイント閾値以上の前記インセンティブポイントを付与可能な経路情報を特定して、前記車両に搭載された表示装置(251)に表示させる、地図更新システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の地図更新システムにおいて、
前記ユーザ対応部は、前記車両が走行中の道路を含む前記車両から予め定められた距離の範囲内にある道路である周囲道路を示す前記地図情報と、前記車両の地図上の位置と、を前記表示装置に表示させ、
前記周囲道路は、複数の車線を有し、
前記複数の車線の各々、および前記複数の車線の組み合わせは、前記エリアに該当し、
前記ユーザ対応部は、前記エリアの前記インセンティブポイントに関する前記インセンティブポイント情報を、前記表示装置に表示させる、地図更新システム。
【請求項3】
請求項2に記載の地図更新システムにおいて、
前記ユーザ対応部は、前記表示装置に表示された前記周囲道路に沿って配置されるライン状画像であって前記エリアに設定されている前記インセンティブポイントに応じた種類のライン状画像(FL1~FL3、FL1a~FL3a)を、前記経路情報として前記表示装置に表示させる、地図更新システム。
【請求項4】
請求項2に記載の地図更新システムにおいて、
前記ポイント閾値の入力を受け付けるユーザインターフェイス部(25)をさらに備え、
前記ユーザ対応部は、前記周囲道路のうち、前記ユーザインターフェイス部から入力された前記ポイント閾値以上の前記インセンティブポイントを付与可能な道路を検索して、前記表示装置に表示させる、地図更新システム。
【請求項5】
請求項2に記載の地図更新システムにおいて、
前記ユーザ対応部は、前記車両が右折または左折のための停車時に、右折または左折後に走行可能な各車線のうち、前記ポイント閾値以上の前記インセンティブポイントを付与可能な前記エリアを構成する車線を、前記表示装置に表示させる、地図更新システム。
【請求項6】
請求項2に記載の地図更新システムにおいて、
前記車両が走行している車線とは異なる他の車線であって、車線変更により移動先となり得る他の車線への車線変更が可能か否かを判定する車線変更判定部(39)を、さらに備え、
前記ユーザ対応部は、前記他の車線への車線変更が可能でないと判定された場合に、前記他の車線に対して設定されている前記インセンティブポイントに関する前記インセンティブポイント情報を、前記表示装置に表示しない、地図更新システム。
【請求項7】
請求項2から請求項6までのいずれか一項に記載の地図更新システムにおいて、
前記車両が停車中であるか否かを判定する停車判定部(40)を、さらに備え、
前記ユーザ対応部は、前記車両が停車中であると判定された場合に、前記インセンティブポイント情報を前記表示装置に表示させ、前記車両が停車中でないと判定された場合に、前記インセンティブポイントを前記表示装置に表示させない、地図更新システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、地図更新システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両におけるナビゲーションや自動運転のために用いられる地図は、現状に即した内容とするために更新されることが求められる。そこで、車両に搭載されたカメラやレーダセンサ等の外部環境をセンシングする外部センサにより得られる情報を、地図を管理するサーバである地図更新サーバに送信し、地図更新サーバにて地図を更新する技術が種々提案されている。特許文献1には、地図更新サーバに対するデータ送信に対してインセンティブポイントを付与することにより、地図の更新を促す地図更新システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-141842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の地図更新システムでは、各車両において、目的地が設定されてユーザに対して選択対象となる複数の経路を提示する際に、地図更新サーバとの通信によりインセンティブポイント情報が取得され、各経路のインセンティブポイントがユーザに提示される。或いは、設定された経路に沿って走行して車両が目的地に達した場合に、走行してきた経路に設定されたインセンティブポイントがユーザに提示される。このため、経路を設定せずにいずれの経路(道路)にインセンティブポイントが設定されるか、また、どの程度のインセンティブポイントが設定されるかを、容易に知ることができず不便であった。このようなことから、設定されるインセンティブポイントを容易に知ることができる技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態として、地図更新システム(100、100a、100b)が提供される。この地図更新システムは、地図情報を記憶する地図データベース(11、24)と、車両との通信により取得した外部環境情報に基づいて前記地図情報の更新を行う地図更新サーバ(101)と、前記車両の地図上の位置を認識する車両位置認識部(32)と、前記車両に搭載された外部センサ(22)の検出結果と前記車両の地図上の位置とに基づいて、前記車両の地図上の位置に関連付けて前記車両の外部環境に関する前記外部環境情報を生成する外部環境情報生成部(35)と、前記地図情報において予め設定されたエリア毎に地図新鮮度を演算する地図新鮮度演算部(12)と、前記車両から前記外部環境情報が前記地図更新サーバに送信された場合に、前記外部環境情報に対応する前記エリアの前記地図新鮮度に応じて予め設定されたインセンティブポイントを前記車両のユーザ又は前記車両に付与するインセンティブポイント付与部(13)と、前記エリアの前記地図新鮮度に関する情報である地図新鮮度情報または前記エリアの前記インセンティブポイントに関するインセンティブポイント情報を、前記ユーザに提示するユーザ対応部(38)と、を備え、前記ユーザ対応部は、前記車両の地図上の位置と前記地図新鮮度とを利用して、予め定められたポイント閾値以上の前記インセンティブポイントを付与可能な経路情報を特定して、前記車両に搭載された表示装置(251)に表示させる。
【0006】
この形態の地図更新システムによれば、ユーザ対応部は、車両の地図上の位置と地図新鮮度とを利用して、予め定められたポイント閾値以上のインセンティブポイントを付与可能な経路情報を特定して、表示装置251に表示させるので、ユーザは、表示装置251に表示された経路情報により、各経路(道路)について、少なくともポイント閾値以上のインセンティブポイントが設定されているか否かを容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態としての地図更新システムを示すブロック図である。
地図情報の更新処理の手順を示すフローチャートである。
地図新鮮度の演算処理の手順を示すフローチャートである。
インセンティブポイント情報提示処理の手順を示すフローチャートである。
第1実施形態におけるインセンティブポイント情報の提示例を示す説明図である。
第2実施形態におけるインセンティブポイント情報の提示例を示す説明図である。
第3実施形態におけるインセンティブポイント情報の提示例を示す説明図である。
第4実施形態における付与エリア検索のための入力画面の一例を示す説明図である。
第5実施形態におけるインセンティブポイント情報提示処理の手順を示すフローチャートである。
第5実施形態におけるインセンティブポイント情報の提示例を示す説明図である。
第6実施形態における地図更新システムを示すブロック図である。
第6実施形態におけるインセンティブポイント情報提示処理の手順を示すフローチャートである。
第7実施形態における地図更新システムを示すブロック図である。
第7実施形態におけるインセンティブポイント情報提示処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
図1に示す地図更新システム100は、車両から取得した情報を利用して地図情報の更新を行うシステムである。
【0009】
A1.地図更新システムの構成:
地図更新システム100は、地図更新サーバ101と、複数の車両制御装置102とを備えている。なお、複数の車両制御装置102に代えて、単一の車両制御装置102を備える構成であってもよい。
【0010】
A1-1.地図更新サーバの構成:
地図更新サーバ101は、交通関係の情報を管理するセンターなどの施設に設けられたサーバである。地図更新サーバ101は、地図更新サーバ101と通信可能な車両から取得した外部環境情報に基づいて地図情報の更新を行う。外部環境情報とは、車両の外部センサによって検出された車両の外部環境(道路の白線などの道路の環境を含む)に関する情報である。外部環境情報について詳しくは後述する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
足し算図カード
2か月前
個人
英語教材
1か月前
個人
からくり表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示システム
25日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
29日前
船井電機株式会社
表示装置
16日前
個人
教具及び教育システム
17日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
18日前
オンキヨー株式会社
模擬臓器モデル
26日前
光精工株式会社
情報伝達装置
23日前
ナルックス株式会社
発光表示装置
29日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示制御装置、表示装置
25日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
2か月前
リンナイ株式会社
表示装置
19日前
個人
(10t+9)の倍数の判別用具
1か月前
株式会社リコー
表示装置
1か月前
個人
(10k+3)の倍数の判別用具
2か月前
個人
(10k+3)の倍数の判別用具
10日前
個人
(10p+1)の倍数の判別用具
19日前
株式会社デンソー
構造体
9日前
個人
(10p+1)の倍数の判別用具
2か月前
個人
(10y+7)の倍数の判別用具
1か月前
個人
デッサン自動採点システム
24日前
個人
原語表記と転写表記の変換用カードセット
1か月前
株式会社デンソー
表示装置
4日前
株式会社デンソー
表示装置
1か月前
日産自動車株式会社
表示制御装置
1か月前
シャープ株式会社
パネル保持構造
19日前
個人
シート部材
1か月前
株式会社上田商事
災害時避難喚起ボード
1か月前
エムケー精工株式会社
表示装置および表示システム
1か月前
株式会社JVCケンウッド
液晶表示装置
2か月前
シャープ株式会社
情報表示装置及び情報表示方法
1か月前
続きを見る