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公開番号2024058210
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165429
出願日2022-10-14
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】ノイズ性能を低下させることなく耐摩耗性の向上を達成できるタイヤ2の提供。
【解決手段】タイヤ2はトレッド4を備える。トレッド4はキャップ部18とベース部20とを備える。キャップ部18は、タイヤ2を車両に装着したときに、車両の幅方向外側に位置する外側キャップ部44と、車両の幅方向内側に位置する内側キャップ部46とを備える。内側キャップ部46の300%モジュラスは5.0MPa以上である。外側キャップ部44の300%モジュラスは内側キャップ部46の300%モジュラスよりも高い。外側キャップ部44の300%モジュラスは9.0MPa以下である。外側キャップ部44と内側キャップ部46との境界48を第一ショルダー陸部32s1が含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周方向にのびるトレッドを備え、前記トレッドの外周面がトレッド面である、タイヤであって、
前記トレッドが軸方向に並ぶ複数の周方向溝を有し、前記複数の周方向溝が前記トレッドを複数の陸部に区画し、
前記複数の周方向溝が、前記タイヤを車両に装着したときに、前記車両の幅方向外側に位置する第一ショルダー周方向溝と、前記車両の幅方向内側に位置する第二ショルダー周方向溝とを含み、
軸方向において、前記第一ショルダー周方向溝の外側に位置する陸部が第一ショルダー陸部であり、前記第二ショルダー周方向溝の外側に位置する陸部が第二ショルダー陸部であり、
前記トレッドが、路面と接地するキャップ部と、前記キャップ部の径方向内側に位置し、前記キャップ部で覆われるベース部とを備え、
前記キャップ部が、前記タイヤを車両に装着したときに、前記車両の幅方向外側に位置する外側キャップ部と、前記車両の幅方向内側に位置する内側キャップ部とを備え、
前記内側キャップ部の300%モジュラスが5.0MPa以上であり、
前記外側キャップ部の300%モジュラスが前記内側キャップ部の300%モジュラスよりも高く、
前記外側キャップ部の300%モジュラスが9.0MPa以下であり、
前記外側キャップ部と前記内側キャップ部との境界を前記第一ショルダー陸部が含む、
タイヤ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記外側キャップ部と前記内側キャップ部との境界の、前記トレッド面側の端が、第一境界端であり、前記境界の、前記ベース部側の端が、第二境界端であり、
前記第一ショルダー周方向溝が、溝底と、軸方向において外側に位置する外側溝壁と、軸方向において内側に位置する内側溝壁とを備え、
前記溝底と前記外側溝壁との境界が前記第一ショルダー周方向溝の基準位置であり、
前記第一ショルダー周方向溝の基準位置から前記第一境界点までの軸方向距離が3mm以上であり、
前記軸方向距離の、前記第一ショルダー陸部の接地幅に対する比率が、20%以下である、
請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記タイヤの子午線断面において、赤道面から前記外側キャップ部と前記内側キャップ部との境界までの軸方向距離が、前記第一境界端から前記第二境界端に向かって、漸増する、
請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記タイヤの子午線断面において、前記第一境界端と前記第二境界端とを通る直線と、前記第一境界点における前記トレッド面の接線とがなす角度が、5度以上80度以下である、
請求項3に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤはトレッドにおいて路面と接地する。トレッドは摩耗する。トレッドの摩耗はタイヤ性能に影響する。耐摩耗性の向上を目指した検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-199456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トレッドは、路面と接地するキャップ部を備える。キャップ部は、耐摩耗性とグリップ性能とを考慮した架橋ゴムで構成される。80km/h以上の速度で車両が旋回すると、キャップ部の中でも、外側ショルダー部分(タイヤを車両に装着した際に、車両の幅方向外側に位置する陸部を含む部分)で摩耗が進行する傾向にある。
【0005】
キャップ部を構成する架橋ゴムの剛性を高めれば、タイヤは摩耗の進行を抑制できる。タイヤは耐摩耗性の向上を図れる。しかし、路面がキャップ部を叩く音が大きくなり、ノイズ性能が低下する恐れがある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、ノイズ性能を低下させることなく、耐摩耗性の向上を達成できる、タイヤの提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るタイヤは、周方向にのびるトレッドを備え、前記トレッドの外周面がトレッド面である、タイヤである。前記トレッドは軸方向に並ぶ複数の周方向溝を有し、前記複数の周方向溝が前記トレッドを複数の陸部に区画する。前記複数の周方向溝は、前記タイヤを車両に装着したときに、前記車両の幅方向外側に位置する第一ショルダー周方向溝と、前記車両の幅方向内側に位置する第二ショルダー周方向溝とを含む。軸方向において、前記第一ショルダー周方向溝の外側に位置する陸部が第一ショルダー陸部であり、前記第二ショルダー周方向溝の外側に位置する陸部が第二ショルダー陸部である。前記トレッドは、路面と接地するキャップ部と、前記キャップ部の径方向内側に位置し、前記キャップ部で覆われるベース部とを備える。前記キャップ部は、前記タイヤを車両に装着したときに、前記車両の幅方向外側に位置する外側キャップ部と、前記車両の幅方向内側に位置する内側キャップ部とを備える。前記内側キャップ部の300%モジュラスは5.0MPa以上である。前記外側キャップ部の300%モジュラスは前記内側キャップ部の300%モジュラスよりも高い。前記外側キャップ部の300%モジュラスは9.0MPa以下である。前記外側キャップ部と前記内側キャップ部との境界を前記第一ショルダー陸部が含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ノイズ性能を低下させることなく、耐摩耗性の向上を達成できる、タイヤが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの一部を示す断面図である。
図2は、トレッドパターンの一部を示す展開図である。
図3は、第一ショルダー周方向溝の部分を示す断面図である。
図4は、第一ショルダー陸部の部分を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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