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公開番号2024058045
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165158
出願日2022-10-14
発明の名称冷却装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類B60H 1/24 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】車外の温度が高い場合であっても、車室に冷風を導入することが可能な冷却装置を提供する。
【解決手段】冷却装置1は、車両に設けられ、第1の受熱部12における温度と第2の受熱部13における温度との差異に応じて起電力を生じる熱電体11を有する発電部10と、車両に設けられ、発電部10の出力に基づいて車室に外気を導入するファン20と、を備え、発電部10は、車両の駐停車時にファン20を駆動させて車室に外気を導入可能な位置に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設けられ、第1の受熱部における温度と第2の受熱部における温度との差異に応じて起電力を生じる熱電体を有する発電部と、
前記車両に設けられ、前記発電部の出力に基づいて車室に外気を導入するファンと、を備え、
前記発電部は、前記車両の駐停車時に前記ファンを駆動させて前記車室に外気を導入可能な位置に配置されている冷却装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ファンは、前記車両の影となる影領域における前記外気を導入する請求項1に記載の冷却装置。
【請求項3】
前記発電部は、前記第1の受熱部が前記外気に接触する部位に向いており、前記第2の受熱部が前記車室への前記外気の導入に応じて温度が低下する部位に向いている請求項1又は2に記載の冷却装置。
【請求項4】
前記発電部は、前記第1の受熱部が前記外気に接触する部位に向いており、前記第2の受熱部が前記車両の底部に向いている請求項1又は2に記載の冷却装置。
【請求項5】
前記発電部の出力の前記ファンへの供給を制御する制御部を更に備え、
前記制御部は、前記車両の走行時には前記供給を遮断し、前記車両の駐停車時には前記供給を実行する請求項1又は2に記載の冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車室を冷却する冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば夏期等のように車外の温度(外気温)が高いときに、空調システムを停止した状態で車両を駐停車していると車室の温度が高くなることがある。車両の利用者は、このような車室の温度が高い場合には、車室への進入(乗車)や車内の装備品(例えばハンドル)の操作について不快に感じることがある。
【0003】
特許文献1には、車室に備えられた車室内部品の温度を調整する車室内部品温度調整装置について記載されている。この車室内部品温度調整装置は、車室内部品に設けられたヒートパイプと、ヒートパイプと車室内部品との間に配置される熱電素子と、インストルメントパネル内に設けられたモータ及びファンとを備えている。熱電素子はヒートパイプと車室内部品との温度差に応じて発電し、発電した電力によりモータでファンを駆動して車室内部品に向けて送風している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-58673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば夏期等のように車室の温度が高くなると、インストルメントパネルの内部の温度は、車室の温度以下ではあるが高くなる。特許文献1に記載の車室内部品温度調整装置では、モータ及びファンがインストルメントパネル内に設けられているため、車室内部品に温風が供給されることになる。したがって、車室の温度上昇に伴い、インストルメントパネルの内部の温度が高くなると、車室内部品を適切に冷やすことができない可能性がある。
【0006】
そこで、車外の温度が高い場合であっても、車室に冷風を導入することが可能な冷却装置が求められる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る冷却装置の特徴構成は、車両に設けられ、第1の受熱部における温度と第2の受熱部における温度との差異に応じて起電力を生じる熱電体を有する発電部と、前記車両に設けられ、前記発電部の出力に基づいて車室に外気を導入するファンと、を備え、前記発電部は、前記車両の駐停車時に前記ファンを駆動させて前記車室に外気を導入可能な位置に配置されている点にある。
【0008】
このような特徴構成とすれば、車両の駐車時に、第1の受熱部における温度と第2の受熱部における温度との差異に基づいて、発電部が自動的に発電を行い、発電された電力に基づいて自動的にファンを駆動させることができる。したがって、車外の温度が高い場合であっても、少なくとも車室の温度よりも低い温度の外気である冷風を、自動的に車室に導入することが可能となる。また、発電部が車内のバッテリ電力とは独立した温度差発電であるため、長時間車両を駐車していた場合でも車室の温度が継続的に温度調節される。その結果、車両の駐停車時に車室が高温となることを防止し、車室への進入(乗車)や車内の装備品(例えばハンドル)の操作について不快に感じることを抑制できる。
【0009】
また、前記ファンは、前記車両の影となる影領域における前記外気を導入すると好適である。
【0010】
例えば夏期等において車両を駐停車させていた場合に、車外の温度に応じて車室の温度が高くなっても、車両の影となる影領域における外気の温度は、車室の温度よりも低い温度となっている。そこで、本構成のようにファンを用いて影領域における外気を車室に導入することで、車室の温度の上昇を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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