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公開番号2024057994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165059
出願日2022-10-13
発明の名称車両用空調装置
出願人ヴァレオ システム テルミク
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60H 1/00 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】前席乗員の足元のスペースを十分に確保することができる車両用空調装置を提供すること。
【解決手段】車両用空調装置(20;20A;20B;20C)は、車両の乗員が着席可能な前席(12)とこの前席(12)の後方に配置されている後席(13)とに向かって送風可能である。送風空気の流れる方向を基準として、加熱用熱交換器(33)の下流側には、加熱用熱交換器(33)を通過した送風空気を後席(13)に導くための後席用温風通路(RH)が設けられている。後席用温風通路(RH)を構成するダクト状の後席用送風部材(41;41A;41B;41C)は、冷却用熱交換器(32)と加熱用熱交換器(33)との間であって、ハウジング(50;50A;50B;50C)のうち車両進行方向を基準として左右方向の中央よりも送風ユニット(21)から遠い位置に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両の乗員が着席可能な前席(12)とこの前席(12)の後方に配置されている後席(13)とに向かって送風可能であり、
前記車両の外気または内気を取り込み、取り込んだ空気を送風可能な送風ユニット(21)と、この送風ユニット(21)の側方に設けられ前記送風ユニット(21)から送られた送風空気を所定の温度に調節可能な温度調節ユニット(30)と、を有し、
前記温度調節ユニット(30)は、ハウジング(50;50A;50B;50C)の内部空間(IS)に、送風空気を冷却可能な冷却用熱交換器(32)と、この冷却用熱交換器(32)を通過した空気を加熱可能な加熱用熱交換器(33)と、が設けられ、
車両の進行方向を基準として、前記加熱用熱交換器(33)は、前記冷却用熱交換器(32)よりも後方となるように設けられ、
前記内部空間(IS)には、前記冷却用熱交換器(32)のみを通過した送風空気が流れる冷風流路(CP)と、前記加熱用熱交換器(33)を通過した送風空気が流れる温風流路(HP)と、前記冷風流路(CP)を流れた送風空気と前記温風流路(HP)を流れた送風空気とが混合される混合流路(MP)と、が形成されている車両用空調装置において、
送風空気の流れる方向を基準として、前記加熱用熱交換器(33)の下流側には、前記加熱用熱交換器(33)を通過した送風空気を前記後席(13)に導くための後席用温風通路(RH)が設けられ、
前記後席用温風通路(RH)を構成するダクト状の後席用送風部材(41;41A;41B;41C)は、前記冷却用熱交換器(32)と前記加熱用熱交換器(33)との間に設けられていると共に、
前記後席用温風通路(RH)を通過した送風空気に混ぜるために、前記冷風流路(CP)からの送風空気を取入可能に開口している冷風取入開口部(42a;41Aa;41Ba;41Ca)は、前記ハウジング(50;50A;50B;50C)のうち車両進行方向を基準として左右方向の中央よりも前記送風ユニット(21)から遠い位置に形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記ハウジング(50B)には、前記後席用温風通路(RH)を通過した空気が送出されるリヤ開口部(55B)が形成され、
前記リヤ開口部(55B)は、前記ハウジング(50B)の下面かつ、車両進行方向を基準として左右方向の中央に位置している、請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記ハウジング(50C)には、前記後席用温風通路(RH)を通過した空気が送出されるリヤ開口部(55C)が形成され、
前記リヤ開口部(55C)は、車両進行方向を基準として前記ハウジング(50C)の側面に位置している、請求項1に記載の車両用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、後席への送風が可能な車両用空調装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
多くの車両に車室内の温度を調節するために車両用空調装置が搭載されている。一部の車両用空調装置は、後席への送付を行うことができる。このような車両用空調装置に関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に開示された車両用空調装置は、ハウジングに送風空気を冷却可能な冷却用熱交換器と、この冷却用熱交換器を通過した空気を加熱可能な加熱用熱交換器と、が設けられてなる。加熱用熱交換器の後方には、後席に向かって延び、後席の乗員へ送風を行なうためのダクトが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-36738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、車両用空調装置は、前席の前方に配置される。後席へ送風を行なうためのダクトが車両用空調装置の後方に大きく突出すると、前席の乗員の足元のスペースが狭くなる。
【0006】
本発明は、前席乗員の足元のスペースを十分に確保することができる車両用空調装置の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下の説明では、本発明の理解を容易にするために添付図面中の参照符号を括弧書きで付記するが、それによって本発明は図示の形態に限定されるものではない。
【0008】
本開示によれば、車両の乗員が着席可能な前席(12)とこの前席(12)の後方に配置されている後席(13)とに向かって送風可能であり、
前記車両の外気または内気を取り込み、取り込んだ空気を送風可能な送風ユニット(21)と、この送風ユニット(21)の側方に設けられ前記送風ユニット(21)から送られた送風空気を所定の温度に調節可能な温度調節ユニット(30)と、を有し、
前記温度調節ユニット(30)は、ハウジング(50)の内部空間(IS)に、送風空気を冷却可能な冷却用熱交換器(32)と、この冷却用熱交換器(32)を通過した空気を加熱可能な加熱用熱交換器(33)と、が設けられ、
車両の進行方向を基準として、前記加熱用熱交換器(33)は、前記冷却用熱交換器(32)よりも後方となるように設けられ、
前記内部空間(IS)には、前記冷却用熱交換器(32)のみを通過した送風空気が流れる冷風流路(CP)と、前記加熱用熱交換器(33)を通過した送風空気が流れる温風流路(HP)と、前記冷風流路(CP)を流れた送風空気と前記温風流路(HP)を流れた送風空気とが混合される混合流路(MP)と、が形成されている車両用空調装置において、
送風空気の流れる方向を基準として、前記加熱用熱交換器(33)の下流側には、前記加熱用熱交換器(33)を通過した送風空気を前記後席(13)に導くための後席用温風通路(RH)が設けられ、
前記後席用温風通路(RH)を構成するダクト状の後席用送風部材(41;41A;41B;41C)は、前記冷却用熱交換器(32)と前記加熱用熱交換器(33)との間に設けられていると共に、
前記後席用温風通路(RH)を通過した送風空気に混ぜるために、前記冷風流路(CP)からの送風空気を取入可能に開口している冷風取入開口部(42a;41Aa;41Ba;41Ca)は、前記ハウジング(50)のうち車両進行方向を基準として左右方向の中央よりも前記送風ユニット(21)から遠い位置に形成されていることを特徴とする車両用空調装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、前席乗員の足元のスペースを十分に確保することができる車両用空調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1による車両用空調装置が搭載された車両の模式図である。
図1に示された車両用空調装置の斜視図である。
図2の3-3線断面図である。
図3の4-4線断面図である。
図3の5-5線断面図である。
実施例2による車両用空調装置を側方から見た状態の断面図である。
図6の7-7線断面図である。
実施例3による車両用空調装置を側方から見た状態の断面図である。
図8の9-9線断面図である。
実施例4による車両用空調装置の温度調節ユニットを上方から見た状態の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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