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公開番号2024057969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164994
出願日2022-10-13
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B60C 11/00 20060101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】乗り心地性能が長期間にわたって維持されるタイヤを提供すること。
【解決手段】トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、前記第一層および前記第二層が、それぞれ、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とが共重合され、その共役ジエン部の一部が水素添加された共重合体(水添共重合体)を含むゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、前記第一層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS1(質量%)、前記第二層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS2(質量%)としたとき、S1/S2が1.0超であるタイヤ。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、
前記第一層および前記第二層が、それぞれ、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とが共重合され、その共役ジエン部の一部が水素添加された共重合体(水添共重合体)を含むゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、
前記第一層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS1(質量%)、前記第二層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS2(質量%)としたとき、S1/S2が1.0超であるタイヤ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一層を構成するゴム組成物の、ゴム成分100質量部に対するフィラーの合計含有量が50質量部以上140質量部以下であり、
前記第二層を構成するゴム組成物の、ゴム成分100質量部に対するフィラーの合計含有量が40質量部以上100質量部以下である、請求項1記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量AE
1
(質量%)が20以上40以下であり、
前記第二層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量AE
2
(質量%)が10以上40以下である、請求項1または2記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第一層を構成するゴム組成物のアセトン抽出量をAE
1
(質量%)、前記第一層を構成するゴム組成物のカーボン量をBC
1
(質量%)、前記第一層を構成するゴム組成物の灰分量をAsh
1
(質量%)としたとき、AE
1
、BC
1
およびAsh
1
の総和(AE
1
+BC
1
+Ash
1
)が50以上75以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第一層を構成するゴム成分中の芳香族ビニル単位含量V1(質量%)が5以上25以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第一層を構成するゴム成分中のブタジエンゴムの含有量が15質量%以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第一層を構成するゴム組成物の、ゴム成分100質量部に対するシリカの含有量が80質量部以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第二層の厚みt2(mm)に対する前記第一層の厚みt1(mm)の比(t1/t2)が0.30以上である、請求項1~7のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第一層を構成するゴム成分中の芳香族ビニル単位含量をV1(質量%)、前記第二層を構成するゴム成分中の芳香族ビニル単位含量をV2(質量%)としたとき、V1/V2が1.0超である、請求項1~8のいずれか一項に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第一層を構成するゴム成分中の芳香族ビニル単位含量をV1(質量%)、前記第一層の厚みをt1(mm)、前記第二層の厚みt2(mm)としたとき、V1、t1、およびt2が下記式(1)を満たす、請求項1~9のいずれか一項に記載のタイヤ。
V1/(t1/t2)<80 ・・・(1)
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
環境負荷低減に関する意識が高まる昨今において、タイヤの使用可能な期間を延ばすことをも重要であり、例えばその一つとして、トレッド部のゴム組成物の耐摩耗性を向上させること等が挙げられる。
【0003】
特許文献1には、特定の化合物と、脂肪酸金属塩及び充填剤を混合することで、ゴム組成物の耐摩耗性を向上させ得ることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/235526号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、タイヤを長期にわたって使用するにあたり、そのタイヤを装着した状態で自動車を使い続けた際の乗り心地性能も、ユーザーがタイヤを取り換えるか否かの判断基準になり得ると考えられる。そのため、長期にわたって乗り心地性能を維持することも望まれていると考えられる。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて、乗り心地性能が長期間にわたって維持されるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、前記第一層および前記第二層が、それぞれ、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とが共重合され、その共役ジエン部の一部が水素添加された共重合体(水添共重合体)を含むゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、前記第一層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS1(質量%)、前記第二層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS2(質量%)としたとき、S1/S2が1.0超であるタイヤに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、長期間にわたる乗り心地性能の維持性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るタイヤのトレッドの一部が示された拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態であるタイヤは、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、トレッド面を構成する第一層と、前記第一層のタイヤ半径方向内側に隣接する第二層を有し、前記第一層および前記第二層が、それぞれ、芳香族ビニル化合物と共役ジエン化合物とが共重合され、その共役ジエン部の一部が水素添加された共重合体(水添共重合体)を含むゴム成分を含有するゴム組成物により構成され、前記第一層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS1(質量%)、前記第二層を構成するゴム成分中の前記水添共重合体の含有量をS2(質量%)としたとき、S1/S2が1.0超であるタイヤである。
(【0011】以降は省略されています)

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