TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024057706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164539
出願日2022-10-13
発明の名称立体物印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240418BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】メンテナンス性を向上させる。
【解決手段】立体物印刷装置は、第1ノズル列が設けられた第1ノズル面を有する第1ヘッドをZ軸に沿って移動させる第1のZ移動機構と、第2ノズル列が設けられた第2ノズル面を有する第2ヘッドをZ軸に沿って移動させる第2のZ移動機構と、有し、印刷状態とメンテナンス状態とを含む複数の状態を切り替え可能であり、印刷状態では、第1のZ移動機構および第2のZ移動機構が第1ノズル面および第2ノズル面の互いのZ軸に沿う相対位置を変化させつつ、第1ノズル列および第2ノズル列のうちの一方または両方から立体的なワークに向けて液体が吐出され、メンテナンス状態では、第1のZ移動機構および第2のZ移動機構が第1ノズル面および第2ノズル面の互いのZ軸に沿う相対位置を異なる状態で維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する第1ノズル列が設けられた第1ノズル面を有する第1ヘッドと、
液体を吐出する第2ノズル列が設けられた第2ノズル面を有する第2ヘッドと、
立体的なワークに対する前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれの位置を変更する移動機構と、を備え、
前記移動機構は、
前記第1ヘッドを前記Z軸に沿って移動させる第1のZ移動機構と、
前記第2ヘッドを前記Z軸に沿って移動させる第2のZ移動機構と、有し、
前記ワークに対して印刷を実行する印刷状態と、作業者による前記第1ヘッドまたは前記第2ヘッドのメンテナンスを受けるためのメンテナンス状態と、を含む複数の状態を切り替え可能であり、
前記印刷状態では、前記第1のZ移動機構および前記第2のZ移動機構が前記第1ノズル面および前記第2ノズル面の互いの前記Z軸に沿う相対位置を変化させつつ、前記第1ノズル列および前記第2ノズル列のうちの一方または両方から前記ワークに向けて液体が吐出され、
前記メンテナンス状態では、前記第1のZ移動機構および前記第2のZ移動機構が前記第1ノズル面および前記第2ノズル面の互いの前記Z軸に沿う相対位置を異なる状態で維持する、
ことを特徴とする立体物印刷装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドは、前記Z軸に交差するX軸に沿う方向で互いに隣り合う、
ことを特徴とする請求項1に記載の立体物印刷装置。
【請求項3】
前記第1ノズル列および前記第2ノズル列のそれぞれは、前記Z軸に沿う一方の方向に向けて液体を吐出し、
前記メンテナンス状態では、前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのうち、メンテナンスの対象となる一方のヘッドが他方のヘッドよりも前記一方の方向に位置する、
ことを特徴とする請求項2に記載の立体物印刷装置。
【請求項4】
液体を吐出する第3ノズル列が設けられた第3ノズル面を有する第3ヘッドをさらに備え、
前記移動機構は、前記第3ヘッドを前記Z軸に沿って移動させる第3のZ移動機構をさらに有し、
前記第1ヘッド、前記第2ヘッドおよび前記第3ヘッドは、この順で前記X軸に沿う方向に並んでおり、
前記メンテナンス状態では、前記第2ヘッドは、前記第1ヘッドおよび前記第3ヘッドよりも前記一方の方向に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の立体物印刷装置。
【請求項5】
前記ワーク上の液体を硬化または固化させるエネルギーを出射するエネルギー出射部をさらに備え、
前記Z移動機構は、前記エネルギー出射部を前記Z軸に沿って移動させる第3のZ移動機構をさらに有し、
前記第1ヘッド、前記第2ヘッドおよび前記エネルギー出射部は、この順で前記X軸に沿う方向に並んでおり、
前記メンテナンス状態では、前記第2ヘッドは、前記第1ヘッドおよび前記エネルギー出射部よりも前記一方の方向に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の立体物印刷装置。
【請求項6】
前記メンテナンス状態では、前記第2ヘッドがメンテナンスの対象である場合、前記第2ヘッドが前記第1ノズル面よりも前記一方の方向に位置する、
ことを特徴とする請求項3に記載の立体物印刷装置。
【請求項7】
前記メンテナンス状態における前記第1ノズル面と前記第2ノズル面との前記Z軸に沿う方向での距離は、前記印刷状態における前記第1ノズル面と前記第2ノズル面との前記Z軸に沿う方向での距離の最大値よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の立体物印刷装置。
【請求項8】
前記移動機構の動作を制御する移動制御部と、
作業者からの指示を受け付ける受付部と、をさらに備え、
前記移動制御部は、前記複数の状態のうち前記メンテナンス状態以外の状態で前記受付部がメンテナンス作業に関する指示を受け付けた場合、前記メンテナンス状態に移行する動作を前記移動機構に実行させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の立体物印刷装置。
【請求項9】
前記受付部は、メンテナンスの対象となるヘッドを特定する情報を受け付ける、
ことを特徴とする請求項8に記載の立体物印刷装置。
【請求項10】
前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドは、前記Z軸に交差するX軸に沿う方向で互いに隣り合っており、
前記第1ヘッドは、前記第1のZ移動機構に対して前記X軸に沿う方向での挿抜により着脱可能であり、
前記第2ヘッドは、前記第2のZ移動機構に対して前記X軸に沿う方向での挿抜により着脱可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の立体物印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、立体物印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、立体的なワークの表面にインクジェット方式により印刷を行う立体物印刷装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の装置は、複数のヘッドと、複数のヘッドを上下させるヘッド上下機構と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-035552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置では、ヘッドを交換または調整等のメンテナンスを行う際、メンテナンスの対象となるヘッドに隣り合うヘッドのためのヘッド上下機構の存在により、メンテナンスのための作業スペースを確保することが難しい。このため、ヘッドのメンテナンス性が低いという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の課題を解決するために、本開示の立体物印刷装置の一態様は、液体を吐出する第1ノズル列が設けられた第1ノズル面を有する第1ヘッドと、液体を吐出する第2ノズル列が設けられた第2ノズル面を有する第2ヘッドと、立体的なワークに対する前記第1ヘッドおよび前記第2ヘッドのそれぞれの位置を変更する移動機構と、を備え、前記移動機構は、前記第1ヘッドを前記Z軸に沿って移動させる第1のZ移動機構と、前記第2ヘッドを前記Z軸に沿って移動させる第2のZ移動機構と、有し、前記ワークに対して印刷を実行する印刷状態と、作業者による前記第1ヘッドまたは前記第2ヘッドのメンテナンスを受けるためのメンテナンス状態と、を含む複数の状態を切り替え可能であり、前記印刷状態では、前記第1のZ移動機構および前記第2のZ移動機構が前記第1ノズル面および前記第2ノズル面の互いの前記Z軸に沿う相対位置を変化させつつ、前記第1ノズル列および前記第2ノズル列のうちの一方または両方から前記ワークに向けて液体が吐出され、前記メンテナンス状態では、前記第1のZ移動機構および前記第2のZ移動機構が前記第1ノズル面および前記第2ノズル面の互いの前記Z軸に沿う相対位置を異なる状態で維持する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態に係る立体物印刷装置の概略を示す斜視図である。
実施形態に係る立体物印刷装置の電気的な構成を示すブロック図である。
ヘッドユニットおよび調整機構の概略構成を示す斜視図である。
ヘッドユニットの側面図である。
第1実施形態に係る立体物印刷装置の動作の一例を示す図である。
受付部のための表示例を示す図である。
メンテナンスの対象となるヘッドを特定する情報を受け付けるための表示例を示す図である。
待機状態におけるZ移動機構を示す模式図である。
印刷状態におけるZ移動機構を示す模式図である。
メンテナンス状態おけるZ移動機構を示す模式図である。
変形例1におけるメンテナンス状態のZ移動機構を示す模式図である。
変形例2におけるメンテナンス状態のZ移動機構を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、添付図面を参照しながら本開示に係る好適な実施形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際と適宜に異なり、理解を容易にするために模式的に示している部分もある。また、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
【0008】
以下の説明は、便宜上、互いに交差するX軸、Y軸およびZ軸を適宜に用いて行う。また、以下の説明では、X軸に沿う一方向がX1方向であり、X1方向と反対の方向がX2方向である。同様に、Y軸に沿って互いに反対の方向がY1方向およびY2方向である。また、Z軸に沿って互いに反対の方向がZ1方向およびZ2方向である。
【0009】
ここで、X軸、Y軸およびZ軸は、後述の移動機構2および支持機構4が設置される空間に設定されるワールド座標系の座標軸に相当する。典型的には、Z軸が鉛直な軸であり、Z2方向が鉛直方向での下方向に相当する。以下では、便宜上、ワールド座標系を用いて移動機構2の動作を制御する場合が例示される。
【0010】
なお、Z軸は、鉛直な軸でなくともよい。また、X軸、Y軸およびZ軸は、典型的には互いに直交するが、これに限定されず、直交しない場合もある。例えば、X軸、Y軸およびZ軸が80°以上100°以下の範囲内の角度で互いに交差すればよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
7か月前
日本化薬株式会社
処理液
18日前
シヤチハタ株式会社
印判
1か月前
株式会社デュプロ
転写装置
6か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
11か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
11か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
7か月前
三菱製紙株式会社
転写用基材
7か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
12か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
8か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
7か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
7か月前
株式会社リコー
電子機器
3か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
個人
日本一の力を示す代表者印
10か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
株式会社リコー
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
9か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
7か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
7か月前
独立行政法人 国立印刷局
印刷物
9か月前
オムロン株式会社
押圧治具
10か月前
三菱ケミカル株式会社
感熱記録体
9か月前
東レ株式会社
凸版印刷版の製造方法
6日前
続きを見る