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公開番号2024057634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164393
出願日2022-10-13
発明の名称インストルメントパネル構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20240418BHJP(車両一般)
要約【課題】ディスプレイの破損を従来に比べて抑制できる、インストルメントパネル構造の提供。
【解決手段】スピーカベゼル40の上壁部41が、少なくとも車両後方側端部に車両後方かつ上方に傾斜する傾斜部41bを有しており、ディスプレイ30の上端部を車両前方側から支持している。そのため、上壁部41の少なくとも車両後方側端部を、インパネ衝撃試験におけるディスプレイ30への荷重の入力方向Dに近づけることができる。よって、スピーカベゼル40の上壁部41がインパネ衝撃試験の荷重に対して圧縮方向(強い方向)で受けることができ、スピーカベゼル40の変形、破損を抑制できる。その結果、ディスプレイ30の表面部31に曲げ荷重がかかることを抑制でき、ディスプレイ30の表面部31が破損することを抑制できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の内装部材であるインストルメントパネルに配置され、車両後方に向う表面部を有するディスプレイと、
前記ディスプレイと前記インストルメントパネルとの間で車両前後方向に延びて設けられるスピーカベゼルと、
を有し、
前記スピーカベゼルは、樹脂製であり、前記ディスプレイの上端部と前記インストルメントパネルの上面部との間で車両前後方向に延びる上壁部を有しており、該上壁部は、上面に板金部材が設定されており、少なくとも車両後方側端部に車両後方かつ上方に傾斜する傾斜部を有しており、前記ディスプレイの上端部を車両前方側から支持する、インストルメントパネル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネル構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2004-291744号公報は、表面が車両後方を向くようにしてインストルメントパネル(以下、単にインパネともいう)部位に配置されるディスプレイ(メータ本体)を開示している。ディスプレイの車両前面側は、カバーで覆われており、カバー内部の支持部材で支持されている。
【0003】
近年、ディスプレイの商品力向上により、ディスプレイの表面部が、アクリル樹脂製から高脆性材料である強化ガラス製になってきている。その影響で、北米の法規であるインパネ衝撃試験において、車両後上方から車両前下方に向ってディスプレイの上端部に荷重入力があった際に、ディスプレイのガラスが割れやすいという課題がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
特開2004-291744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ディスプレイの破損を従来に比べて抑制できる、インストルメントパネル構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両の内装部材であるインストルメントパネルに配置され、車両後方に向う表面部を有するディスプレイと、
前記ディスプレイと前記インストルメントパネルとの間で車両前後方向に延びて設けられるスピーカベゼルと、
を有し、
前記スピーカベゼルは、樹脂製であり、前記ディスプレイの上端部と前記インストルメントパネルの上面部との間で車両前後方向に延びる上壁部を有しており、該上壁部は、上面に板金部材が設定されており、少なくとも車両後方側端部に車両後方かつ上方に傾斜する傾斜部を有しており、前記ディスプレイの上端部を車両前方側から支持する、インストルメントパネル構造。
(2) 前記ディスプレイの表面部は強化ガラス製である、(1)記載のインストルメントパネル構造。
(3) 前記傾斜部は、インストルメントパネル衝撃試験における前記ディスプレイへの荷重入力方向と平行な方向か、該平行な方向より鉛直に近い方向に傾斜している、(1)記載のインストルメントパネル構造。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)のインストルメントパネル構造によれば、スピーカベゼルの上壁部が、少なくとも車両後方側端部に車両後方かつ上方に傾斜する傾斜部を有しており、ディスプレイの上端部を車両前方側から支持しているため、上壁部の少なくとも車両後方側端部を、インパネ衝撃試験におけるディスプレイへの荷重の入力方向(車両後上方から車両前下方)に近づけることができる。よって、スピーカベゼルの上壁部がインパネ衝撃試験の荷重に対して圧縮方向(強い方向)で受けることができ、スピーカベゼルの変形、破損を抑制できる。その結果、ディスプレイの表面部に曲げ荷重がかかることを抑制でき、ディスプレイの表面部が破損することを抑制できる。
【0008】
また、スピーカベゼルの上壁部の上面に板金部材が設定されているため、板金部材が設定されていない場合に比べて、スピーカベゼルの上壁部の変形、破損を抑制できる。その結果、インパネ衝撃試験時にディスプレイの表面部に曲げ荷重がかかることを効果的に抑制でき、ディスプレイの表面部が破損することを効果的に抑制できる。
【0009】
さらにまた、スピーカベゼルの上壁部の上面に板金部材が設定されているため、板金部材が設定されていない場合に比べて、スピーカベゼルの意匠性を高めることができる。
【0010】
上記(2)のインストルメントパネル構造によれば、ディスプレイの表面部が強化ガラス製であっても、上記(1)のインストルメントパネル構造で得られる効果を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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