TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024047247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152769
出願日2022-09-26
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 1/04 20190101AFI20240329BHJP(車両一般)
要約【課題】作業車において、重量物であるバッテリを適切な位置に設けることにより、作業装置が作業車に支持された際の作業車の前後バランスを改善する。
【解決手段】走行装置1,2と、バッテリ25と、動力を走行装置1,2に供給するモータ27と、モータ27を作動させるインバータ24と、運転部5とが備えられる。バッテリ25が、側面視で、前の走行装置1と後の走行装置2との間で、且つ、運転部5のフロア8の下方に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置と、バッテリと、動力を前記走行装置に供給するモータと、前記モータを作動させるインバータと、運転部とが備えられ、
前記バッテリが、側面視で、前の前記走行装置と後の前記走行装置との間で、且つ、前記運転部のフロアの下方に設けられている作業車。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フロアの下方に前後方向に沿って配置された右の機体フレーム及び左の機体フレームが備えられ、
前記バッテリが、平面視で、右の前記機体フレームと左の前記機体フレームとの間に設けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
第1の前記バッテリが、側面視で、前の前記走行装置と後の前記走行装置との間で、且つ、前記フロアの下方に設けられ、
第2の前記バッテリが、第1の前記バッテリよりも前側で且つ第1の前記バッテリよりも上側の位置に支持されている請求項1又は2に記載の作業車。
【請求項4】
走行装置と、バッテリと、モータと、前記モータを作動させるインバータと、運転部と、走行用の変速装置を収容するミッションケースとが備えられ、
前記モータの動力が、前記変速装置に伝達され、前記変速装置から前記走行装置に伝達され、
前記ミッションケースが、前記運転部の運転座席の下方に設けられ、
前記バッテリが、側面視で、前記運転座席と前記ミッションケースとの間に設けられている作業車。
【請求項5】
走行装置と、バッテリと、動力を前記走行装置に供給するモータと、前記モータを作動させるインバータと、運転部と、ロプスフレームとが備えられ、
前記バッテリが、前記ロプスフレームに設けられている作業車。
【請求項6】
走行用の変速装置を収容するミッションケースが、前記運転部の運転座席の下方に設けられ、
前記モータの動力が、前記変速装置に伝達され、前記変速装置から前記走行装置に伝達され、
第1の前記バッテリが、前記ロプスフレームに設けられ、
第2の前記バッテリが、側面視で、前記運転座席と前記ミッションケースとの間に設けられている請求項5に記載の作業車。
【請求項7】
走行用の変速装置を収容するミッションケースが備えられ、
前記モータの動力が、前記変速装置に伝達され、前記変速装置から前記走行装置に伝達され、
前記ミッションケースが、前記運転部の運転座席の下方に設けられ、
作業装置が連結されるリンク機構が、昇降操作可能に前記ミッションケースに設けられ、
前記リンク機構を昇降操作する油圧シリンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプとが、前記ミッションケースに設けられ、
前記油圧ポンプを駆動するポンプモータが、側面視で、前記運転座席と前記ミッションケースとの間に設けられている請求項1,2,4,5,6のうちのいずれか一項に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータにより走行装置を駆動する電動型式の作業車や、エンジン及びモータにより走行装置を駆動するハイブリッド型式の作業車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電動型式の作業車の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、走行用の変速装置を収容するミッションケースが、作業車の後部に設けられ、モータがミッションケースの前部に連結されている。バッテリが、作業車の前部において、前輪(走行装置に相当)よりも少し高い位置に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-141875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、重量物であるバッテリが作業車の前部に位置しているので、作業装置を作業車の後部に支持して作業走行を行う際、作業車の前後バランスが好ましいものとなる。しかし作業車では、作業装置を作業車の前部に支持して作業走行を行う場合もある。
【0005】
本発明は、作業車において、重量物であるバッテリを適切な位置に設けることにより、作業装置が作業車に支持された際の作業車の前後バランスを改善することができるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の作業車は、走行装置と、バッテリと、動力を前記走行装置に供給するモータと、前記モータを作動させるインバータと、運転部とが備えられ、前記バッテリが、側面視で、前の前記走行装置と後の前記走行装置との間で、且つ、前記運転部のフロアの下方に設けられている。
【0007】
本発明によると、バッテリが作業車の前後中央付近に位置することになるので、比較的小重量の作業装置であれば、作業装置が作業車の前部に支持されても、作業車の後部に支持されても、作業車の前後バランスは崩れ難い。これにより、比較的小重量の作業装置を作業車の前部及び後部に支持した作業走行に適した作業車を得ることができる。
本発明によると、バッテリが運転部のフロアの下方に設けられており、バッテリが低い位置に設けられているので、作業車の重心を下げることができて、作業車の走行安定性を向上させることができる。
【0008】
本発明において、前記フロアの下方に前後方向に沿って配置された右の機体フレーム及び左の機体フレームが備えられ、前記バッテリが、平面視で、右の前記機体フレームと左の前記機体フレームとの間に設けられていると好適である。
【0009】
作業車では、右の機体フレーム及び左の機体フレームが、運転部のフロアの下方に前後方向に沿って配置されることがある。
本発明によると、バッテリが右及び左の機体フレームとの間に設けられて、バッテリが右及び左の機体フレームにより保護されるので、作業走行時に跳ね飛ばされた小石等がバッテリに当たることを少なくすることができて、バッテリの破損防止の面で有利である。
【0010】
本発明において、第1の前記バッテリが、側面視で、前の前記走行装置と後の前記走行装置との間で、且つ、前記フロアの下方に設けられ、第2の前記バッテリが、第1の前記バッテリよりも前側で且つ第1の前記バッテリよりも上側の位置に支持されていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許