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公開番号2024056523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163472
出願日2022-10-11
発明の名称プリンタ
出願人ローランドディー.ジー.株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/165 20060101AFI20240416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】フラッシング動作に伴うインクの消費量を低減すること。
【解決手段】プリンタ10は、インクを受けるフラッシングユニット65と、インクヘッド30を制御する制御装置70と、を備え、制御装置70は、左側ノズル31および右側ノズル32からフラッシングユニット65に向けて第1の量のインクを吐出する第1フラッシング動作、および、左側ノズル31および右側ノズル32からフラッシングユニット65に向けて第1の量よりも少ない第2の量のインクを吐出する第2フラッシング動作のいずれか一方のフラッシング動作を実行するフラッシングフラグを複数のインクヘッド30毎に設定するフラグ設定部76と、インクヘッド30に設定されたフラッシングフラグに基づいて、複数のインクヘッド30毎に第1フラッシング動作または第2フラッシング動作を実行するフラッシング実行部78と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
インクを吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面とを有する複数のインクヘッドと、
前記ノズルから吐出されたインクを受けるインク受け部材と、
前記インクヘッドを制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記ノズルから前記インク受け部材に向けて第1の量のインクを吐出する第1フラッシング動作、および、前記ノズルから前記インク受け部材に向けて前記第1の量よりも少ない第2の量のインクを吐出する第2フラッシング動作のいずれか一方のフラッシング動作を実行するフラッシングフラグを複数の前記インクヘッド毎に設定するフラグ設定部と、
前記インクヘッドに設定された前記フラッシングフラグに基づいて、複数の前記インクヘッド毎に前記第1フラッシング動作または前記第2フラッシング動作を実行するフラッシング実行部と、を備えている、プリンタ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ノズル面をワイピングするワイパーを備え、
前記フラグ設定部は、前記ワイパーによって前記ノズル面がワイピングされた前記インクヘッドに対して前記第1フラッシング動作を実行する第1フラグを設定し、かつ、前記ワイパーによって前記ノズル面がワイピングされていない前記インクヘッドに対して前記第2フラッシング動作を実行する第2フラグを設定する、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項3】
前記インク受け部材は、前記インクヘッドに着脱可能に形成され、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記インクヘッドとの間に密閉空間を形成するキャップであり、
前記制御装置に制御され、前記密閉空間内の流体を吸引する吸引ポンプを備え、
前記制御装置は、前記吸引ポンプによって前記密閉空間内の流体を吸引する吸引動作を実行する吸引動作制御部を備え、
前記フラグ設定部は、前記吸引動作が実行された前記インクヘッドに対して前記第1フラッシング動作を実行する第1フラグを設定し、かつ、前記吸引動作が実行されていない前記インクヘッドに対して前記第2フラッシング動作を実行する第2フラグを設定する、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項4】
前記インクヘッドに着脱可能に形成され、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記インクヘッドとの間に密閉空間を形成するキャップと、
前記制御装置に制御され、前記密閉空間内の流体を吸引する吸引ポンプと、を備え、
前記制御装置は、前記吸引ポンプによって前記密閉空間内の流体を吸引する吸引動作を実行する吸引動作制御部を備え、
前記フラグ設定部は、前記吸引動作が実行された前記インクヘッドに対して前記第1フラッシング動作を実行する第1フラグを設定し、かつ、前記吸引動作が実行されていない前記インクヘッドに対して前記第2フラッシング動作を実行する第2フラグを設定する、請求項1に記載のプリンタ。
【請求項5】
前記制御装置を駆動させるための主電源と、
前記インクヘッドによる記録媒体への印刷動作を可能にする副電源と、を備え、
前記フラッシング実行部は、前記印刷動作を実行する前または前記副電源が投入されたときに、前記インクヘッドに設定された前記フラッシングフラグに基づいて、複数の前記インクヘッド毎に前記第1フラッシング動作または前記第2フラッシング動作を実行する、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタ。
【請求項6】
前記フラグ設定部は、前記フラッシング動作が実行された後に、前記インクヘッド毎に前記フラッシングフラグを再設定する、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタ。
【請求項7】
前記インクヘッドは、前記ノズルとして、第1のインクを吐出する第1ノズルと、前記第1のインクとは異なる色の第2のインクを吐出する第2ノズルとを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタ。
【請求項8】
複数の前記インクヘッドは、前記ノズルからプロセスカラーインクを吐出するカラーインクヘッドと、前記ノズルから特色インクを吐出する特色インクヘッドと、を少なくとも含む、請求項1から4のいずれか一項に記載のプリンタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複数のノズルとノズルが形成されたノズル面とを有するインクヘッドを備え、記録媒体上にインクを吐出して所定の印刷を行うプリンタが知られている。例えば、特許文献1には、ノズルから適切にインクを吐出させるために、ノズルから所定量のインクを吐出する吐出回復動作(即ちフラッシング動作)を行うプリンタが開示されている。吐出回復動作を行うことによって、ノズル内の粘度が高くなったインクを排出したり、ノズル内に入り込んだ他のインクを排出したりすることができ、ノズルの目詰まりの解消や抑制、ノズルにおけるインクの混色の解消や抑制をすることができる。
【0003】
特許文献1では、印刷開始前に所定の条件下で吐出回復動作が行われている。即ち、第1のフラグがONであるかOFFであるかに応じて、第1の吐出回復を行うか、または、インク吐出量の少ない第2の吐出回復を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-168780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のプリンタは複数の記録ヘッド(即ちインクヘッド)を有しているが、上述の第1のフラグは記録ヘッド毎に設定されていない。即ち、全ての記録ヘッドにおいて同じ吐出回復動作が行われている。このため、少量のインクを吐出することによってノズルの目詰まりの解消等を実現できる記録ヘッドがあったとしても、全ての記録ヘッドから同量のインクを吐出することになり、インクが無駄に消費されることが発生し得る。
【0006】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フラッシング動作に伴うインクの消費量を低減することができるプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るプリンタは、インクを吐出するノズルと、前記ノズルが形成されたノズル面とを有する複数のインクヘッドと、前記ノズルから吐出されたインクを受けるインク受け部材と、前記インクヘッドを制御する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記ノズルから前記インク受け部材に向けて第1の量のインクを吐出する第1フラッシング動作、および、前記ノズルから前記インク受け部材に向けて前記第1の量よりも少ない第2の量のインクを吐出する第2フラッシング動作のいずれか一方のフラッシング動作を実行するフラッシングフラグを複数の前記インクヘッド毎に設定するフラグ設定部と、前記インクヘッドに設定された前記フラッシングフラグに基づいて、複数の前記インクヘッド毎に前記第1フラッシング動作または前記第2フラッシング動作を実行するフラッシング実行部と、を備えている。
【0008】
本発明に係るプリンタによると、フラグ設定部は、複数のインクヘッド毎に第1フラッシング動作および第2フラッシング動作のいずれか一方のフラッシング動作を実行するフラッシングフラグを設定する。そして、フラッシング実行部は、インクヘッドに設定されたフラッシングフラグに基づいて、複数のインクヘッド毎に第1フラッシング動作または第2フラッシング動作を実行する。このように、インクヘッド毎に適切なフラッシング動作を実行することができるため、ノズルの目詰まり等を解消しつつインクが過剰に消費されることが抑制される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フラッシング動作に伴うインクの消費量を低減することができるプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係るプリンタの斜視図である。
図2は、一実施形態に係るフロントカバーが開いた状態のプリンタの正面図である。
図3は、一実施形態に係るキャリッジの記録媒体と対向する側の面の構成を示す模式図である。
図4は、一実施形態に係るクリーニング装置とその周辺の構成を示す正面図である。
図5は、一実施形態に係るクリーニング装置とその周辺の構成を示す正面図であり、密閉空間が形成されている状態を示す模式図である。
図6は、一実施形態に係るプリンタの制御系のブロック図である。
図7は、フラッシングフラグの設定の手順を示すフローチャートである。
図8は、副電源スイッチをONしたときにおけるフラッシング動作の手順を示すフローチャートである。
図9は、印刷開始前におけるフラッシング動作の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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