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公開番号2024056511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163445
出願日2022-10-11
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/52 20060101AFI20240416BHJP(車両一般)
要約【課題】車両用シートの高さが急激に高くなることを抑制する。
【解決手段】サスペンション14は、車両用シート10の高さの変更を指示するためのハイトスイッチの操作に応じて、車両用シート10の車両下方に配置されたエアスプリングの空気室への給排気を行うことで車両用シート10の高さを変更可能とされている。またロック機構は、車両用シート10の高さの変化をロックするロック位置またはロックを解除するロック解除位置へ変位可能とされ、サスロックACTはロック機構を変位させる。そして制御部は、判定部によって車両用シート10に乗員が着座していないと判定された場合に、ロック機構の変位を指示するロックスイッチの操作に拘わらずサスロックACTによりロック機構50を変位させない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートの高さの変更を指示するための第1スイッチの操作に応じて、前記シートの車両下方に配置された空気室への給排気を行うことで前記シートの高さを変更可能なエアサスペンション機構と、
前記シートの高さの変化をロックするロック位置または前記ロックを解除するロック解除位置へ変位可能なロック機構と、
前記ロック機構を変位させるアクチュエータと、
判定部によって前記シートに乗員が着座していないと判定された場合に、前記ロック機構の変位を指示する第2スイッチの操作に拘わらず前記アクチュエータにより前記ロック機構を変位させない第1制御部と、
を含む車両用シート。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記判定部は、着座センサによってシートへの乗員の着座が検出されており、かつ、バックルスイッチによってシートベルトの装着が検出されている場合に、前記シートに乗員が着座していると判定する請求項1記載の車両用シート。
【請求項3】
シートの高さの変更を指示するための第1スイッチの操作に応じて、前記シートの車両下方に配置された空気室への給排気を行うことで前記シートの高さを変更可能なエアサスペンション機構と、
前記シートの高さの変化をロックするロック位置または前記ロックを解除するロック解除位置へ変位可能なロック機構と、
前記ロック機構を変位させるアクチュエータと、
前記ロック機構がロック位置に位置している状態で前記第1スイッチが操作された場合に、前記空気室への給排気が行われる前に前記アクチュエータにより前記ロック機構をロック解除位置へ変位させる第2制御部と、
を含む車両用シート。
【請求項4】
前記第2制御部は、判定部によって前記シートに乗員が着座していると判定されている状態での前記ロック機構の位置を記憶部に記憶させておき、前記アクチュエータにより前記ロック機構を前記ロック解除位置へ変位させた後、前記第1スイッチの操作に応じた前記シートの高さの変更が完了した場合に、前記記憶部に記憶されている前記ロック機構の位置が前記ロック位置であれば前記アクチュエータにより前記ロック機構をロック位置へ変位させる請求項3記載の車両用シート。
【請求項5】
前記アクチュエータに組み込まれ、前記アクチュエータの出力軸の位置を検出することで、前記ロック機構がロック位置かロック解除位置かを間接的に検出するロックセンサを更に含み、
前記第1制御部または前記第2制御部は、前記ロックセンサからの信号に基づいて前記ロック機構の位置を認識する請求項1~請求項4の何れか1項記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、所定のスイッチの操作に応じて、シートの車両下方に配置された空気室への給排気を行うことで前記シートの高さを変更可能なエアサスペンション機構と、前記シートの高さの変化をロックするロック位置または前記ロックを解除するロック解除位置へ変位可能なロック機構と、を含む車両用シートが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-046172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の車両用シートは、乗員がロック機構をロック位置からロック解除位置へ変位させた際に、シートの高さが急激に変化することで乗員に違和感を与えることがある。例えば、シートに着座している状態でロック機構をロック位置へ変位させる操作を行った乗員が、一旦車両から降車した後、再度乗車する際にロック機構をロック解除位置へ変位させる誤操作を着座前に行ってしまった場合、シートの高さが急激に高くなり、乗員に違和感を与える虞がある。
【0005】
また例えば、ロック機構がロック位置に位置している状態で、着座している乗員がシートの高さを調整しようとする操作を行った場合、ロック機構がロック位置に位置しているのでシートの高さは変化しないものの、空気室への給排気が行われて空気室の内圧が変化する。そして、シートの高さが変化しないことから、乗員がロック機構をロック解除位置へ変位させる操作を行った場合、シートの高さが急激に変化することで、乗員に違和感を与える虞がある。
【0006】
本開示は上記事実を考慮して成されたもので、シートの高さが急激に変化することを抑制できる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る車両用シートは、シートの高さの変更を指示するための第1スイッチの操作に応じて、前記シートの車両下方に配置された空気室への給排気を行うことで前記シートの高さを変更可能なエアサスペンション機構と、前記シートの高さの変化をロックするロック位置または前記ロックを解除するロック解除位置へ変位可能なロック機構と、前記ロック機構を変位させるアクチュエータと、判定部によって前記シートに乗員が着座していないと判定された場合に、前記ロック機構の変位を指示する第2スイッチの操作に拘わらず前記アクチュエータにより前記ロック機構を変位させない第1制御部と、を含んでいる。
【0008】
第1の態様において、第1制御部は、判定部によってシートに乗員が着座していないと判定された場合に、ロック機構の変位を指示する第2スイッチの操作に拘わらずアクチュエータによりロック機構を変位させない。これにより、例えば、シートに着座している状態でロック機構をロック位置へ変位させる操作を行った乗員が、一旦車両から降車した後、再度乗車する際にロック機構をロック解除位置へ変位させる誤操作を着座前に行ってしまった場合にも、ロック機構がロック解除位置へ変位することが防止される。従って、シートの高さが急激に高くなることを抑制することができるので、乗員に違和感を与えることを抑制することができる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様において、前記判定部は、着座センサによってシートへの乗員の着座が検出されており、かつ、バックルセンサによってシートベルトの装着が検出されている場合に、前記シートに乗員が着座していると判定する。
【0010】
第2の態様では、着座センサによる検出結果およびバックルセンサによる検出結果に基づいて、シートに乗員が着座していることを判定するので、シートに乗員が着座していることを精度良く判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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