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公開番号2024056254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163002
出願日2022-10-11
発明の名称印刷用カセット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類B41J 15/04 20060101AFI20240416BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷用テープの容量を大きくできる印刷用カセットを提供する。
【解決手段】本開示は、印刷用テープロールと、第1方向において印刷用テープロールと異なる位置に配置された第1ケースとを備える印刷用カセットである。第1ケースは、印刷用テープを外部へ排出する排出口と、印刷用テープが排出口に向けて搬送される搬送路と、第2方向における第1ケースの最外面を構成する第1外面及び第2外面と、第3方向における第1ケースの最外面を構成する第3外面及び第4外面とを有する。印刷用テープロールは、第1方向において第1ケースと重なる重複部を有する。第1外面、第2外面、第3外面及び第4外面のうち少なくとも1つは、印刷用テープロールの中心軸との距離が印刷用テープロールの外半径よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷用テープで構成された印刷用テープロールと、
前記印刷用テープロールの中心軸と平行な第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置された第1ケースと、
を備え、
前記第1ケースは、
前記印刷用テープを外部へ排出する排出口と、
前記印刷用テープロールから引き出された前記印刷用テープが前記排出口に向けて搬送される搬送路と、
前記排出口における前記印刷用テープの排出方向と平行な第2方向における前記第1ケースの最外面を構成する第1外面及び第2外面と、
前記第1方向と前記第2方向との双方に直交する第3方向における前記第1ケースの最外面を構成する第3外面及び第4外面と、
を有し、
前記印刷用テープロールは、前記第1方向において前記第1ケースと重なる重複部を有し、
前記第1外面、前記第2外面、前記第3外面及び前記第4外面のうち少なくとも1つは、前記印刷用テープロールの中心軸との距離が前記印刷用テープロールの外半径よりも小さい、印刷用カセット。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記印刷用テープロールを収容する第2ケースをさらに備える、請求項1に記載の印刷用カセット。
【請求項3】
前記第2ケースは、前記第2方向において前記印刷用テープロールを挟む第5外面及び第6外面を有し、
前記排出口は、前記第1方向から視て前記第1外面の内側から前記第1外面の外側に向かって前記印刷用テープを排出し、
前記第5外面は、前記第2方向において前記第6外面よりも前記第1外面の近くに配置され、
前記第2方向における前記第1外面と前記第5外面との距離は、前記第2方向における前記第2外面と前記第6外面との距離よりも小さい、請求項2に記載の印刷用カセット。
【請求項4】
前記第1ケースは、前記印刷用テープが露出するヘッド開口を有し、
前記第2ケースは、前記第3方向において前記印刷用テープロールを挟む第7外面及び第8外面を有し、
前記第3外面は、前記第3方向において前記第4外面よりも前記ヘッド開口から離れて配置され、
前記第7外面は、前記第3方向において前記第8外面よりも前記第3外面の近くに配置され、
前記第3方向における前記第3外面と前記第7外面との距離は、前記第3方向における前記第4外面と前記第8外面との距離よりも小さい、請求項2又は請求項3に記載の印刷用カセット。
【請求項5】
前記第2ケースは、前記第1外面、前記第2外面、前記第3外面及び前記第4外面のうち少なくとも1つの外面と前記第1方向において連続する外面を有する、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項6】
前記第2ケースの体積は、前記第1ケースの体積よりも大きい、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項7】
前記第2ケースと前記第2ケースに収容された部品とを合わせた印刷用テープ収納部の重心は、前記第1方向において前記第1ケースと重なる、請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項8】
前記第1ケースは、前記第1ケースが挿入される印刷装置本体に係合する爪を有し、
前記爪は、前記第1外面、前記第2外面、前記第3外面及び前記第4外面のうち、前記印刷用テープロールの中心軸との距離が前記印刷用テープロールの外半径よりも小さい外面に設けられる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
【請求項9】
前記爪は、前記第1方向において前記印刷用テープロールと重なる、請求項8に記載の印刷用カセット。
【請求項10】
前記第1ケースは、カセット識別情報を前記第1ケースが挿入される印刷装置本体に検出させる被検出部を有し、
前記被検出部は、前記第1外面、前記第2外面、前記第3外面及び前記第4外面のうち、前記印刷用テープロールの中心軸との距離が前記印刷用テープロールの外半径よりも小さい外面に設けられる、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷用カセットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
印刷用テープに印刷を行う印刷装置では、印刷用テープを収容したカセットを印刷装置本体に着脱することで、印刷用テープの交換及び供給が行われる。このような印刷装置用のカセットでは、印刷用テープロールの直径を大きくすることで、印刷用テープの容量を大きくすることができる(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-131690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように印刷用テープロールの直径を大きくすると、カセットの印刷用テープロールの径方向におけるサイズが大きくなる。そのため、印刷装置本体におけるカセット収容部の形状によって、印刷用テープロールの容量が制限される。
【0005】
本開示の一局面は、印刷用テープの容量を大きくできる印刷用カセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、印刷用テープで構成された印刷用テープロールと、印刷用テープロールの中心軸と平行な第1方向において印刷用テープロールと異なる位置に配置された第1ケースと、を備える印刷用カセットである。
【0007】
第1ケースは、印刷用テープを外部へ排出する排出口と、印刷用テープから引き出された印刷用テープが排出口に向けて搬送される搬送路と、排出口における印刷用テープの排出方向と平行な第2方向における第1ケースの最外面を構成する第1外面及び第2外面と、第1方向と第2方向との双方に直交する第3方向における第1ケースの最外面を構成する第3外面及び第4外面と、を有する。
【0008】
印刷用テープロールは、第1方向において第1ケースと重なる重複部を有する。第1外面、第2外面、第3外面及び第4外面のうち少なくとも1つは、印刷用テープロールの中心軸との距離が印刷用テープロールの外半径よりも小さい。
【0009】
このような構成によれば、印刷用テープロールの軸方向において、印刷用テープロールと第1ケースとが異なる位置に配置されることで、印刷装置本体に挿入される第1ケースのサイズを維持しつつ、印刷用テープロールの直径を大きくすることができる。その結果、印刷装置本体におけるカセット収容部の形状による制限を低減しつつ、印刷用テープの容量を大きくできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態における印刷装置を示す模式的な斜視図である。
図2Aは、図1の印刷装置における印刷装置本体を示す模式的な上面図であり、図2Bは、図2Aの印刷装置本体を示す模式的な斜視図である。
図3A及び図3Bは、図1の印刷装置における印刷用カセットの模式的な斜視図である。
図4は、図3Aの印刷用カセットの模式的な分解斜視図である。
図5は、図3Aの印刷用カセットにおける第1枠部の内部構造を示す模式的な平面図である。
図6は、図3Aの印刷用カセットにおける第2枠部の内部構造を示す模式的な斜視図である。
図7は、図3Aの印刷用カセットの模式的な平面図である。
図8は、図3Aの印刷用カセットにおける第2枠部及び駆動伝達機構の模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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