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公開番号2024010973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112608
出願日2022-07-13
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類B41J 29/38 20060101AFI20240118BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】二次電池による動作時間を長くした画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリントモード、スタンバイモード、及びスリープモードで動作するコントローラ120と、コントローラ120へ電力を供給する電源装置300と、を備える。電源装置300は、商用電源301から供給される交流電力を直流電力に変換するACDC変換部302と、直流電力により充電される充電池403と、コントローラ120への電力供給を制御するCPU303と、を備える。CPU303は、コントローラ120がスタンバイモードで動作するときに充電池403の充電量が所定の閾値よりも小さければ、コントローラ120がスリープモードに移行することを抑制する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成を行う第1動作モード、画像形成の指示を待機する第2動作モード、及び消費電力が前記第1動作モードと前記第2動作モードよりも小さい第3動作モードで動作するコントローラと、
前記コントローラへ電力を供給する電源装置と、を備えており、
前記電源装置は、
商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、
前記直流電力により充電される二次電池と、
前記コントローラが前記第1動作モードと前記第2動作モードで動作する場合には、前記変換手段から前記コントローラへ前記直流電力を供給し、前記コントローラが前記第3動作モードで動作する場合には、前記変換手段あるいは前記二次電池から前記コントローラへ電力を供給する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第2動作モードで動作するときに前記二次電池の充電量が所定の閾値よりも小さければ、前記コントローラが前記第3動作モードに移行することを抑制することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記変換手段と前記二次電池との間に設けられる第1スイッチをさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第2動作モードで動作するときに、前記二次電池が限界まで充電されていれば前記第1スイッチを切断状態に制御し、前記二次電池が限界まで充電されていなければ前記第1スイッチを接続状態に制御して前記二次電池を充電することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記変換手段と前記二次電池とを前記コントローラに排他的に接続する第2スイッチをさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第2動作モードで動作するときに、前記第2スイッチにより前記変換手段と前記コントローラとを接続することを特徴とする、
請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記コントローラが前記第1動作モードで動作するときに前記二次電池の充電量が所定の閾値よりも小さければ、前記コントローラが前記第3動作モードに移行することを抑制することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記変換手段と前記二次電池との間に設けられる第1スイッチをさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第1動作モードで動作するときに、前記二次電池が限界まで充電されていれば前記第1スイッチを切断状態に制御し、前記二次電池が限界まで充電されていなければ前記第1スイッチを接続状態に制御して前記二次電池を充電することを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記変換手段と前記二次電池とを前記コントローラに排他的に接続する第2スイッチをさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第1動作モードで動作するときに、前記第2スイッチにより前記変換手段と前記コントローラとを接続することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記コントローラが前記第1動作モードで動作するときに、前記変換手段から前記コントローラへ電力を供給し、前記二次電池への充電を中止することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記変換手段と前記二次電池との間に設けられる第1スイッチと、
前記変換手段と前記二次電池とを前記コントローラに排他的に接続する第2スイッチと、をさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第1動作モードで動作するときに、前記第2スイッチにより前記変換手段と前記コントローラとを接続し、前記第1スイッチを切断状態に制御することを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記コントローラが前記第3動作モードで動作するときに、前記二次電池の充電量が所定の第2閾値よりも大きければ前記二次電池から前記コントローラへ電力を供給させ、前記二次電池の充電量が前記第2閾値よりも小さければ前記変換手段から前記コントローラへ電力を供給させることを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記変換手段と前記二次電池とを前記コントローラに排他的に接続する第2スイッチをさらに備えており、
前記制御手段は、前記コントローラが前記第3動作モードで動作するときに、前記二次電池の充電量が前記第2閾値よりも大きければ前記第2スイッチにより前記二次電池と前記コントローラとを接続し、前記二次電池の充電量が前記第2閾値よりも小さければ前記第2スイッチにより前記変換手段と前記コントローラとを接続することを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置の省電力技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、消費電力の低減のために、消費電力を抑制した動作モードである省電力モード(「スリープモード」ともいう)を備える。スリープモードは、画像形成時の動作モードであるプリントモード或いは待機状態時の動作モードであるスタンバイモードの終了から所定時間経過すると実行される。また、スリープモードは、スタンバイモード中に節電スイッチ等が操作されることでも実行される。スリープモード時には、例えば画像形成を行うプリンタエンジン等への電力供給を低減或いは遮断することで、消費電力の抑制が行われる。
【0003】
画像形成装置の電源装置は、商用電源から供給される交流電力をプリンタエンジンで使用するための直流電力に変換する機能を有する。消費電力を抑制するためには、交流電力から直流電力への電力変換時の変換効率を向上させることが重要である。画像形成装置は、変換効率が高いほど、供給される電力を有効に消費することができる。変換効率が低くなると、供給された電力が熱等の電気以外のエネルギーとして消費されるために、電力が浪費される。そのために画像形成装置は、商用電源から、画像形成装置の通常動作に必要な電力に加えて、浪費される分の電力を上乗せした余分な電力が供給される必要がある。
【0004】
画像形成装置のすべての動作モードで高い変換効率をもつ電源装置を使用することは、多大なコストアップの要因となる。一方、画像形成装置は、動作条件を緩和するために最大消費電力を抑制する要求がある。そのために、一般的な電源装置は、消費電力が最も大きいプリントモード時の電力の浪費を抑制することを優先して設計される。その結果、画像形成装置は、プリントモード時に変換効率が高く、スリープモード時に変換効率が低い電源装置が使用される。
【0005】
特許文献1には、このような電源装置を用いる場合であってもスリープモード時の電力消費を抑制する画像形成装置が開示される。この画像形成装置は、充電可能な二次電池を備え、変換効率が高い動作モード時に二次電池を充電し、変換効率が低い動作モード時に二次電池に充電した電力を使用する。つまり、変換効率の低いスリープモード時には、商用電源から供給される交流電力を極力使用しないことで電力の浪費を抑制し、消費電力の抑制を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-187845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
二次電池を用いる場合、二次電池の充電量とスリープモードへの移行タイミングが重要である。二次電池の充電量が少ない状態でスリープモードへ移行すると、二次電池で動作する時間が短くなる。例えば、二次電池の充電量がスリープモードで5分動作する程度の電力量である場合、スリープモードの状態が30分継続すると、省電力の効果が5分しか得られなくなる。
【0008】
本発明は、上述の問題に鑑み、二次電池による動作時間を長くした画像形成装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像形成装置は、画像形成を行う第1動作モード、画像形成の指示を待機する第2動作モード、及び消費電力が前記第1動作モードと前記第2動作モードよりも小さい第3動作モードで動作するコントローラと、前記コントローラへ電力を供給する電源装置と、を備えており、前記電源装置は、商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換する変換手段と、前記直流電力により充電される二次電池と、前記コントローラが前記第1動作モードと前記第2動作モードで動作する場合には、前記変換手段から前記コントローラへ前記直流電力を供給し、前記コントローラが前記第3動作モードで動作する場合には、前記変換手段あるいは前記二次電池から前記コントローラへ電力を供給する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記コントローラが前記第2動作モードで動作するときに前記二次電池の充電量が所定の閾値よりも小さければ、前記コントローラが前記第3動作モードに移行することを抑制することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、二次電池による動作時間を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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