TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055280
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162071
出願日2022-10-07
発明の名称液体組成物セット、画像形成方法、及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20240411BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】洗濯堅牢性、摩擦堅牢性、画像濃度に優れた画像を形成することができる、前処理液組成物とインク組成物とを有する液体組成物セットの提供。
【解決手段】記録媒体に画像を形成するために用いられる、前処理液組成物と、インク組成物と、を有する液体組成物セットであって、前記インク組成物が色材及び樹脂を含み、
前記前処理液組成物が有機酸塩及びシリコーンオイルエマルションを含み、前記前処理液組成物中の前記シリコーンオイルエマルションの含有量が0.2質量%以上3質量%以下である液体組成物セット。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に画像を形成するために用いられる、前処理液組成物と、インク組成物と、を有する液体組成物セットであって、
前記インク組成物が色材及び樹脂を含み、
前記前処理液組成物が有機酸塩及びシリコーンオイルエマルションを含み、
前記前処理液組成物中の前記シリコーンオイルエマルションの含有量が0.2質量%以上3質量%以下である液体組成物セット。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記記録媒体が布帛からなる、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項3】
前記布帛が合成繊維からなる、請求項2に記載の液体組成物セット。
【請求項4】
前記前処理液組成物に含まれる前記シリコーンオイルエマルション中のシリコーンオイルの重量平均分子量が50000以上100000以下である、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項5】
前記前処理液組成物に含まれる有機酸塩の陽イオン濃度が0.05質量%以上1.65質量%以下である、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項6】
前記有機酸塩が乳酸塩である、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項7】
前記乳酸塩が乳酸アンモニウムである、請求項6に記載の液体組成物セット。
【請求項8】
前記インク組成物中の前記樹脂の含有量が5質量%以上15質量%以下である、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項9】
前記インク組成物を吐出し乾燥させた乾燥膜の破断伸度が700%以上である、請求項1に記載の液体組成物セット。
【請求項10】
前処理液組成物と、インク組成物と、を有する液体組成物セットを用いて記録媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
前記記録媒体に前記前処理液組成物を付与する工程と、
前記前処理液が付与された記録媒体上に、インク組成物を付与する工程と、
を含み、
前記液体組成物セットが、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の液体組成物セットであることを特徴とする画像形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体組成物セット、画像形成方法、及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンターは低騒音、低ランニングコスト、カラー印刷が容易であるなどの利点を有するので、デジタル信号の出力機器として一般家庭に広く普及している。
近年では、家庭用のみならず、コート紙等の緩浸透性メディアやプラスチックフィルム等の非吸収性メディア、織物や編物等ファブリックに対しても、インクジェット記録方法により、スクリーン捺染法やローラー捺染法といった従来のアナログ印刷並の画質を獲得することが要求されるようになっている。
【0003】
捺染分野においても、Tシャツ等の衣類に直接印字するいわゆるDTG(Direct To Garment)分野の市場規模は年々拡大しており、従来の綿や綿・ポリエステル混紡メディアだけでなく、通気性や速乾性に優れたポリエステルメディア対応性が求められている。このような動向は、DTG分野のみならず、捺染分野全体に認められ、綿やポリエステルを始めとする様々な素材のファブリックに対して、発色性及び種々堅牢性に優れた画像を形成可能なインクジェット記録システムへの需要がますます高まりつつある。
【0004】
このようなファブリック向けのインクとしては、低VOCや安全性の観点から、水性インクの開発が最も盛んである。
例えば、特許文献1には、金属イオンの含有量が0.5g/L以上50g/L以下であり、オルガノポリシロキサンの重量平均分子量が5000以上500000以下の範囲にある処理液を用いることで、ポリエステル等の化学繊維からなる布帛に対する画像の堅牢性を改善し、柔軟な風合いを付与する捺染方法が開示されている。
また、特許文献2には、二種のインクを用いて発色性と手触性に優れた印刷物を得る捺染方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、前記特許文献1、2に記載されている方法では、洗濯時の堅牢性が不十分であり、前記特許文献1では有機酸塩を用いた際は画質も不十分であるという課題があった。
本発明は、洗濯堅牢性、摩擦堅牢性、及び、画像濃度に優れた画像を印刷することができる前処理液組成物と、インク組成物と、を有する液体組成物セットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決する手段としての本発明の液体組成物セットは、色材及び樹脂を含有するインク組成物と、有機酸塩、シリコーンオイルエマルションを含有する前処理液組成物、を有し、前記前処理液組成物中の前記シリコーンオイルエマルションの含有量が0.2質量%以上3質量%以下であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、ポリエステル等の化学繊維からなる布帛に対して優れた洗濯堅牢性、摩擦堅牢性および画像濃度に優れた画像を印刷することができるインク組成物と、前処理液組成物、を有する液体組成物セットを提供することができる。
なお、以下ではインク組成物を「インク」といい、「前処理液組成物」を「処理液」といい、「液体組成物セット」を「セット」ということがある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、インクジェット記録装置の一例を示す斜視説明図である。
図2は、インクジェット記録装置におけるメインタンクの一例を示す斜視説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
【0010】
本発明の処理液とインクのセットは、色材及び樹脂を含有するインクと、有機酸塩、シリコーンオイルエマルションを含有する処理液と、を有する。
また、前記処理液とインクのセットでは、ポリエステル等の化学繊維からなる布帛に対して堅牢性および画質濃度に優れた画像を提供する。理論に拘束されないが、この理由は以下のように推察される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
積層体
7か月前
シヤチハタ株式会社
印判
27日前
日本化薬株式会社
処理液
7日前
株式会社デュプロ
転写装置
5か月前
シヤチハタ株式会社
吐出容器
7か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
東京インキ株式会社
親水化剤
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
株式会社リコー
印刷装置
7か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
5か月前
株式会社リコー
電子機器
2か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
6か月前
株式会社リコー
印刷装置
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
3か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
6か月前
三菱製紙株式会社
画像形成方法
4か月前
三菱製紙株式会社
転写捺染用紙
4か月前
キヤノン株式会社
プリンタ
7か月前
三光株式会社
感熱記録材料
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
6か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
7か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
1か月前
株式会社リコー
画像形成装置
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
23日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
17日前
理想科学工業株式会社
搬送装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3か月前
続きを見る