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公開番号2024055218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161971
出願日2022-10-06
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B62D 25/04 20060101AFI20240411BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車両前部に充電用インレットを備えた構造において、前面衝突時の耐衝突性能を確保できる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両前部構造10は、車両前部を車両上下方向に延在されたフロントピラー12と、フロントピラー12よりも車両前方に配置され、車両側方から充電用ケーブル100が接続可能な充電用インレット20と、フロントピラー12に取付けられ、フロントピラー12と充電用インレット20との間に配置されると共に、平面視で車両前方側から車両後方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜した傾斜面22Cを備えたガイド部材22と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両前部を車両上下方向に延在されたフロントピラーと、
前記フロントピラーよりも車両前方に配置され、車両側方から充電用ケーブルが接続可能な充電用インレットと、
前記フロントピラーに取付けられ、前記フロントピラーと前記充電用インレットとの間に配置されると共に、平面視で車両前方側から車両後方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜した傾斜面を備えたガイド部材と、
を有する車両前部構造。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記フロントピラーは、車両幅方向内側が開放された断面ハット状のピラーアウタパネルを含んで構成されており、
前記ガイド部材の一端部が前記ピラーアウタパネルに形成された稜線に接合されている請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記充電用インレットは、円筒状の本体部を備えており、
前記本体部における周面の少なくとも前記ガイド部材と対向する部分に、前記傾斜面と同方向に傾斜した面取部が形成されている請求項1に記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記面取部は、前記傾斜面と同様の傾斜角度である請求項3に記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記ガイド部材の一部は、車両幅方向から見て前記充電用インレットと重なる位置に配置されている請求項2に記載の車両前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、充電ガンが接続される充電用インレットを車体内側に格納する格納本体部と、格納本体部の車体外側に臨む充電口を覆うように開閉可能なリッド部と、リッド部の開閉動作に連動して、開時に充電用インレットの充電ガンとの接続部を車体外側に出現させる接続部可動機構とを備えた充電リッド装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-84891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された構造では、充電ガン(充電用ケーブル)が接続される充電用インレットが車両後部の側面に設けられているが、車両前部で充電を行う場合、車両前部の側面に充電用インレットが設けられる。このような構造では、車両の前面衝突時に充電用インレットが後退すると、充電用インレットがバリアとフロントピラーなどの骨格部材との間に挟み込まれて潰れ残りが発生する可能性がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両前部に充電用インレットを備えた構造において、前面衝突時の耐衝突性能を確保できる車両前部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る車両前部構造は、車両前部を車両上下方向に延在されたフロントピラーと、前記フロントピラーよりも車両前方に配置され、車両側方から充電用ケーブルが接続可能な充電用インレットと、前記フロントピラーに取付けられ、前記フロントピラーと前記充電用インレットとの間に配置されると共に、平面視で車両前方側から車両後方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜した傾斜面を備えたガイド部材と、を有する。
【0007】
請求項1に係る車両前部構造では、車両前部を車両上下方向にフロントピラーが延在されており、このフロントピラーよりも車両前方には充電用インレットが配置されている。充電用インレットは、車両側方から充電用ケーブルが接続可能に構成されているため、充電用ケーブルを充電用インレットに接続することで、車両に電力を供給できる。すなわち、車両に搭載されたバッテリを充電できる。
【0008】
また、フロントピラーにはガイド部材が取付けられており、このガイド部材は、フロントピラーと前記充電用インレットとの間に配置されている。さらに、ガイド部材は、平面視で車両前方側から車両後方側へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜した傾斜面を備えている。これにより、車両の前面衝突時に充電用インレットが後退した場合には、充電用インレットがガイド部材の傾斜面に沿って車両幅方向外側へ移動し、充電用インレットがフロントピラーに接触するのを抑制できる。
【0009】
請求項2に係る車両前部構造は、請求項1において、前記フロントピラーは、車両幅方向内側が開放された断面ハット状のピラーアウタパネルを含んで構成されており、前記ガイド部材の一端部が前記ピラーアウタパネルに形成された稜線に接合されている。
【0010】
請求項2に係る車両前部構造では、ガイド部材の一端部がピラーアウタパネルの稜線に接合されているため、前面衝突時に後退した充電用インレットからガイド部材へ入力される荷重を稜線に沿ってフロントピラーの上下に分散できる。なお、ここでいう「稜線に接合されている」とは、ガイド部材の一端部の全域が稜線に接合された構造に限定されるものではなく、ガイド部材の一端部の少なくとも一部が稜線又は稜線の近傍に接合された構造を広く含む概念である。
(【0011】以降は省略されています)

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