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公開番号2024053685
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022160050
出願日2022-10-04
発明の名称液体吐出システム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/195 20060101AFI20240409BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】未知の液体を吐出する場合であっても、吐出異常の判定精度の劣化を抑制すること。
【解決手段】液体吐出システムは、液体を吐出する第1ノズルが設けられた液体吐出ヘッドの動作を制御する液体吐出システムであって、前記第1ノズルの吐出状態を示す第1情報を取得する取得部と、ユーザーの操作に応じて、前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第2情報を受け付ける受付部と、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する判断部と、を有する。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する第1ノズルが設けられた液体吐出ヘッドの動作を制御する液体吐出システムであって、
前記第1ノズルの吐出状態を示す第1情報を取得する取得部と、
ユーザーの操作に応じて、前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第2情報を受け付ける受付部と、
前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する判断部と、
を有することを特徴とする液体吐出システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための複数の判断基準の各々に関する情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記第2情報は、前記複数の判断基準の中から前記ユーザーにより選択された判断基準に関する情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項3】
前記第2情報は、前記ユーザーによって入力された判断基準に関する情報であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項4】
前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための複数の判断基準のうち、初期状態で使用される判断基準に関する情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記受付部は、前記ユーザーによって前記初期状態で使用される判断基準が選択された場合、前記初期状態で使用される判断基準に関する情報を前記第2情報として受け付け、
前記受付部が前記第2情報を受け付けなかった場合、前記判断部は、前記第1情報と、前記初期状態で使用される判断基準に関する情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項5】
前記第1ノズルが吐出する液体は、第1種類の液体であり、
前記液体吐出ヘッドには、更に、前記第1種類の液体とは異なる第2種類の液体を吐出する第2ノズルが設けられ、
前記第2情報は、前記第1種類の液体を吐出するノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第3情報と、前記第2種類の液体を吐出するノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第4情報と、を含み、
前記取得部は、更に、前記第2ノズルの吐出状態を示す第5情報を取得し、
前記判断部は、
前記第3情報と前記第1情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断し、
前記第4情報と前記第5情報とに基づいて、前記第2ノズルの吐出異常の有無を判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項6】
前記受付部は、媒体に液体を吐出することにより前記媒体に画像を形成する印刷処理を実行させる印刷ジョブが生成される度に、前記第2情報を受け付け可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項7】
前記第2情報は、第1時間帯に前記判断部が前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する場合に前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第6情報と、前記第1時間帯と重ならない第2時間帯に前記判断部が前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する場合に前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第7情報とを含み、
前記判断部は、
現在時刻が前記第1時間帯に含まれる場合、前記第1情報と前記第6情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断し、
現在時刻が前記第2時間帯に含まれる場合、前記第1情報と前記第7情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。
【請求項8】
前記第1情報は、前記第1ノズル内の液体の粘度を推定した推定粘度であって、
前記第2情報は、前記推定粘度に対する閾値であって、
前記判断部は、前記推定粘度が前記閾値以上である場合、前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断し、前記推定粘度が前記閾値よりも低い場合、前記第1ノズルの吐出状態が正常であると判断する、
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンター等の液体吐出装置は、液体吐出ヘッドに設けられた複数のノズルからインク等の液体を吐出させ、媒体に画像を形成する印刷処理を実行する。このような液体吐出装置において、液体の増粘等により、ノズルから液体を正常に吐出できなくなる吐出異常が生じる場合がある。例えば、特許文献1には、液体吐出ヘッドを駆動信号により駆動した後に生じる残留振動に基づいて、液体の粘度を推定する技術が記載されている。
【0003】
更に、特許文献1では、推定した粘度に基づいて、液体を排出させるクリーニングを実施するか否かを判定することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-044804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術では、未知の液体を吐出する場合、液体の粘度の推定精度が劣化し、推定した粘度に基づく吐出異常の判定精度も劣化するという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明に係る液体吐出装置の液体吐出システムは、液体を吐出する第1ノズルが設けられた液体吐出ヘッドの動作を制御する液体吐出システムであって、前記第1ノズルの吐出状態を示す第1情報を取得する取得部と、ユーザーの操作に応じて、前記第1ノズルの吐出状態が異常であると判断するための判断基準に関する第2情報を受け付ける受付部と、前記第1情報と前記第2情報とに基づいて、前記第1ノズルの吐出異常の有無を判断する判断部と、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る液体吐出システム10の構成例を示す概略図。
サーバー300の構成の一例を示す図。
処理装置200の構成を示す図。
インクジェットプリンター100の構成の一例を例示する模式図。
インクジェットプリンター100の構成例を示すブロック図。
ヘッドチップ111の構成例を示す断面図。
圧電素子111fの近傍を拡大した断面図。
液体吐出ヘッド110の構成の一例を示すブロック図。
インクジェットプリンター100の記録期間Tuにおける動作を説明するためのタイミングチャートを示す図。
接続状態指定信号SLa[m]、SLb[m]、及び、SLs[m]の生成を説明するための説明図。
推定ユニット190の構成の一例を示すブロック図。
残留振動信号NES[m]を説明するための説明図。
補完処理を説明するための図。
液体吐出システム10の機能を説明するための図。
液体吐出システム10の一連の動作を示すフローチャート。
液体吐出システム10の一連の動作を示すフローチャート。
液体吐出システム10の一連の動作を示すフローチャート。
環境評価値テーブル321の内容の一例を示す図。
吐出異常検出モード設定画面CDの表示処理の一例を示すフローチャート。
吐出異常検出モード設定画面CDの一例を示す図。
判断基準テーブル221の内容の一例を示す図。
補完関係テーブル223の内容の一例を示す図。
インクごとの判断基準が入力可能である吐出異常検出モード設定画面CDの一部分の一例を示す図。
時間帯ごとの判断基準が入力可能である吐出異常検出モード設定画面CDの一部分の一例を示す図。
第1変形例に係る液体吐出システム10-Aの機能を説明するための図。
吐出異常検出モード設定画面CD-Aの一例を示す図。
第1変形例に係る吐出異常検出モード設定画面CDの表示処理を示すフローチャート。
推奨補完処理更新処理の一例を示すフローチャート。
第2変形例に係るインクジェットプリンター100-Bの構成の一例を例示する模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0009】
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る液体吐出システム10の構成例を示す概略図である。液体吐出システム10は、インクジェット方式による印刷処理で得られる画像の質を向上させるシステムである。画像の質を向上させる具体的な方法については後述する。図1に示す例では、液体吐出システム10は、インクジェットプリンター100_1~100_3と処理装置200_1~200_3とサーバー300とを有する。
【0010】
ここで、インクジェットプリンター100_1~100_3は、インクジェットプリンター100_1~100_3のメーカーが提供する装置である。以下の記載では、インクジェットプリンター100_1~100_3のそれぞれを区別せずに、インクジェットプリンター100と総称することがある。インクジェットプリンター100は、液体の一例であるインクを吐出する液体吐出装置である。インクジェットプリンター100のメーカーは、インクジェットプリンター100を製造する業者である。インクジェットプリンター100のメーカーを、「プリンターメーカー」と記載することがある。インクジェットプリンター100_1~100_3のそれぞれは、同一のプリンターメーカーによって提供されてもよいし、異なるプリンターメーカーによって提供されてもよい。但し、インクジェットプリンター100_1~100_3に組み込まれる液体吐出ヘッド110は、液体吐出ヘッド110のメーカーが提供する。液体吐出ヘッド110のメーカーは、液体吐出ヘッド110を製造する業者である。以下、液体吐出ヘッド110のメーカーを、「ヘッドメーカー」と記載することがある。プリンターメーカーは、ヘッドメーカーから液体吐出ヘッド110の提供を受け、提供された液体吐出ヘッド110をインクジェットプリンター100に組み込むことにより、インクジェットプリンター100を製造する。サーバー300は、ヘッドメーカーによって管理される。
(【0011】以降は省略されています)

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