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公開番号2024051229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157277
出願日2022-09-30
発明の名称車両用シートの載置構造
出願人マツダ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60N 2/015 20060101AFI20240404BHJP(車両一般)
要約【課題】製造コストの上昇および車両の重量増加を抑えながら、フロアパネルの振動を減衰させることができる車両用シートの載置構造を提供する。
【解決手段】シートクッション41は、本体パッド部411と外周縁部412と連結部413とが一体生成されてなる。外周縁部412は、平面視で本体パッド部411の外周縁部分からフロアパネル6に向けて突設され、下面がフロアパネル6に当接している。連結部413は、前方側の外周縁部412および後方側の外周縁部412のそれぞれに対して離間した箇所でフロアパネル6に向けて突設されている。連結部413は、フロアパネル6と本体パッド部411とを連結する。車両の前後方向において、前方側および後方側の各外周縁部412と連結部413との間の部分は、シートクッション41の下面41bがフロアパネル6の上面6aに対して隙間SPを空けて対向する離間部411aである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルと、
前記フロアパネル上に載置されるシートクッションを有する車両用シートと、
を備え、
前記シートクッションは、
座面を含む部分を構成する本体パッド部と、
該シートクッションを上下方向から平面視する場合に、前記シートクッションの外縁部に配設され、前記本体パッド部から前記フロアパネルに向けて突出され、前記フロアパネルに当接する外周縁部と、
前記平面視で前記外周縁部に対して内側に離間した部分に配設され、前記本体パッド部から前記フロアパネルに向けて突設され、前記本体パッド部と前記フロアパネルとを連結する連結部と、
を有し、
前記本体パッド部は、前記平面視で前記外周縁部と前記連結部との間の領域に、前記フロアパネルに対して隙間を空けて対向する離間部を有する、
車両用シートの載置構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記連結部は、0.01以上の損失係数を有する、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項3】
前記車両の前後方向において、前記連結部は、前方側の前記外周縁部と後方側の外周縁部との間の略中央位置に配設されている、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項4】
前記車両の車幅方向において、前記連結部は、前記シートクッションの略中央位置に配設されている、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項5】
前記車両の前後方向において、前記連結部は、前記シートクッションのヒップポイントよりも前方側に配設されている、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項6】
前記車両の前後方向において、前記連結部は、前記シートクッションの座面における略中央位置に配設されている、
請求項5に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項7】
前記連結部は、当該連結部のヤング率が前記本体パッド部のヤング率と略同じとなるよう形成されている、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項8】
前記車両の前後方向において、前記連結部の長さは、前方側の前記外周縁部と後方側の外周縁部との間の寸法の1/3以下に設定されている、
請求項1に記載の車両用シートの載置構造。
【請求項9】
車両のフロアパネルと、
前記フロアパネル上に載置されるシートクッションを有する車両用シートと、
を備え、
前記シートクッションは、
座面を含む部分を構成するとともに、下面が前記フロアパネルに対して隙間を空けて対向するように離間して配される本体パッド部と、
該シートクッションを上下方向から平面視する場合に、前記シートクッションの外縁部に配設され、前記本体パッド部から前記フロアパネルに向けて突出され、前記フロアパネルに当接する外周縁部と、
を有し、
前記本体パッド部の下面と前記フロアパネルの上面との間であって、前記平面視で前記外周縁部と離間した部分に挿設され、前記本体パッド部と前記フロアパネルとを連結する連結部材をさらに備える、
車両用シートの載置構造。
【請求項10】
前記連結部材は、当該連結部材のヤング率が前記本体パッド部のヤング率よりも小さくなるように形成されている、
請求項9に記載の車両用シートの載置構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートの載置構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両の走行中に路面からの入力によってフロアパネルが共振した場合には、ロードノイズが発生する。このため、従来からフロアパネルの振動を減衰させるための種々の技術が提案されている。
【0003】
特許文献1には、車両のフロアパネル上に載置されるシートクッションにおいて、当該シートクッションとフロアパネルとの隙間が無くなるように防振層を介挿させてなる構造が開示されている。特許文献1の防振層は、フロアパネルの上面における凹凸形状に対してシートクッションの下面が略隙間なく当接するように比較的厚膜に構成されている。また、特許文献1の防振層は、適用面積を拡大して高い防振防音効果が得られるようにすべくシートクッションとフロアパネルとの間の隙間全体を埋めるように挿設されるよう構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平02-85635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の防振層は、シートクッションとフロアパネルとの間の全体に介挿されるように構成されているため、当該防振層を備える構造では、車両の製造コストの上昇や、車両の重量増加を招いてしまう。
【0006】
また、フロアパネルの共振を抑制しようと、フロアパネルの上面に比較的厚膜の防振用シート(ゴムシートやオレフィンシートなど)を接合することも考えられるが、このような構造では、当初狙っていた共振周波数での振動減衰は達成できたとしても、重量増加による共振周波数がシフトする影響を受け、その近傍の周波数域で共振が生じてしまうことになる。即ち、フロアパネルに防振用のシートを接合したとしても、十分にフロアパネルの共振を抑えることができず、製造コストの上昇や重量増加を招くことにもなる。
【0007】
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、製造コストの上昇および車両の重量増加を抑えながら、フロアパネルの振動を減衰させることができる車両用シートの載置構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る車両用シートの載置構造は、車両のフロアパネルと、前記フロアパネル上に載置されるシートクッションを有する車両用シートと、を備える。前記シートクッションは、座面を含む部分を構成する本体パッド部と、該シートクッションを上下方向から平面視する場合に、前記シートクッションの外縁部に配設され、前記本体パッド部から前記フロアパネルに向けて突出され、前記フロアパネルに当接する外周縁部と、前記平面視で前記外周縁部に対して内側に離間した部分に配設され、前記本体パッド部から前記フロアパネルに向けて突設され、前記本体パッド部と前記フロアパネルとを連結する連結部と、を有し、前記本体パッド部は、前記平面視で前記外周縁部と前記連結部との間の領域に、前記フロアパネルに対して隙間を空けて離間する離間部を有する。
【0009】
上記態様に係る車両用シートの載置構造では、本体パッド部からフロアパネルに向けて突設され、本体パッド部とフロアパネルとを連結する連結部をシートクッションが有するので、車両走行時等に発生するフロアパネルの振動エネルギが連結部を介して本体パッド部へと入力される。入力された振動エネルギは、本体パッド部の振動により消費される。この場合に、本体パッド部は、平面視で外周縁部と連結部との間の部分に離間部を有するので、フロアパネルから連結部を介して本体パッド部へと入力された振動エネルギによる本体パッド部の振動が阻害されることがない。
【0010】
しかも、上記態様に係る車両用シートの載置構造では、シートクッションにおける本体パッド部の下面の一部からフロアパネルに向けて連結部を突設しているだけであるので、上記特許文献1に開示の構造のような製造コストの上昇および重量の増加を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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