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公開番号2024058367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165680
出願日2022-10-14
発明の名称CPA付コネクタ及びワイヤーハーネス
出願人矢崎総業株式会社,マツダ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/64 20060101AFI20240418BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができるCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】CPA付コネクタ1aが、コネクタ本体11と、CPA部材12と、を備え、コネクタ本体11が、CPA部材12の仮係止部112と、相手方コネクタとの嵌合前にはCPA部材の本係止を規制するとともに嵌合時には相手方コネクタによって規制が解除される本係止部113と、本係止状態のCPA部材12の一部を庇状に覆うフード部114と、を備え、CPA部材12が、CPA本体121と、CPA本体121に設けられ、本係止状態でも一部がフード部114から露出するとともに、その露出部分に、フード部114から離れるにつれてコネクタ本体11の中心軸側に傾斜する傾斜面122aが形成された指掛かり部122と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筒状の周壁を有し、相手方コネクタに嵌合されるコネクタ本体と、
前記コネクタ本体に仮係止状態で取り付けられ、当該コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合時に本係止して嵌合を保証するとともに嵌合解除を禁止し、前記嵌合解除に先立って前記仮係止状態に戻されて前記嵌合解除を許可するCPA部材と、を備え、
前記コネクタ本体が、
前記周壁に設けられて前記CPA部材が前記仮係止状態で取り付けられる仮係止部と、
前記周壁に設けられて前記嵌合時に前記CPA部材が本係止する部位であって、嵌合前には前記CPA部材の本係止を規制するとともに前記嵌合時には前記相手方コネクタによって規制が解除される本係止部と、
前記周壁に設けられて本係止状態の前記CPA部材の一部を庇状に覆うフード部と、
を備え、
前記CPA部材が、
前記仮係止部に対する仮係止及び前記本係止部に対する本係止を行うCPA本体と、
前記仮係止状態では前記フード部から露出するように前記CPA本体に設けられて前記本係止状態への遷移時の指掛かりとなる部位であって、前記本係止状態でも一部が前記フード部から露出するとともに、その露出部分に、前記フード部から離れるにつれて前記コネクタ本体の中心軸側に傾斜する傾斜面が形成された指掛かり部と、
を備えたことを特徴とするCPA付コネクタ。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記指掛かり部における前記傾斜面は、前記本係止状態において、前記フード部における前記指掛かり部の露出側の端縁の直下又は当該端縁よりも前記フード部の内側に位置する頂部から前記中心軸側への傾斜を開始することを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
【請求項3】
前記指掛かり部には、前記フード部とは反対側の端縁に当該フード部側へと凹状に切り欠かれた切欠き凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
【請求項4】
前記CPA本体には、前記コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合方向にカンチレバー状に延出し、前記嵌合前には前記本係止部にレバー先端部が当接することで前記本係止が規制され、前記嵌合時には前記相手方コネクタによって前記レバー先端部が前記本係止部を乗り越え可能に押し上げられることで規制が解除され、前記レバー先端部が前記本係止部を乗り越えて本係止するアーム部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
【請求項5】
前記コネクタ本体における前記本係止部は、前記嵌合時には前記相手方コネクタの外壁に設けられた突起部を乗り越えて係止するとともに、前記嵌合解除の際にも前記突起部を乗り越えて当該突起部から外れるものであり、
前記CPA本体には、前記本係止状態では前記本係止部を前記突起部に対する乗越えを禁止する方向に押さえることで前記嵌合解除を禁止する解除禁止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
【請求項6】
前記CPA部材は、前記CPA本体が前記嵌合方向とは逆向きの解除方向に引かれて前記仮係止状態へと戻されるものであり、
前記コネクタ本体の前記フード部における前記指掛かり部の露出側の端縁には、前記CPA部材を前記解除方向に牽引する治具を当該CPA部材に係止させるために凹状に切り欠かれた治具係止用凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のCPA付コネクタ。
【請求項7】
請求項1~6のうち何れか一項に記載のCPA付コネクタと、
前記コネクタ本体から延出した電線と、
を備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、相手方コネクタとの嵌合を保証するCPA部材を備えたCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスに関するものとなっている。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、相手方コネクタとの嵌合を保証するCPA部材を備えたCPA付コネクタが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1のCPA付コネクタは、相手方コネクタとの嵌合前には仮係止状態でコネクタ本体に保持されているCPA部材が、嵌合時に本係止することで嵌合が保証される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-301775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記のCPA付コネクタでは、CPA部材が、相手方コネクタに対するコネクタ本体の嵌合解除を禁止する役割も担っている。嵌合解除の際には、まず、CPA部材が本係止状態から仮係止状態に戻されることで嵌合解除が許可され、その後に、嵌合解除が行われる。このとき、本係止状態のCPA部材に手が触れる等といったことはしばしば起こり得ることである。しかしながら、このような不意の接触等が原因でCPA部材が仮係止状態に戻されてしまい、相手方コネクタに対するコネクタ本体の嵌合が意図せずに解除される等といったことは望ましいものではない。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができるCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、CPA付コネクタは、筒状の外壁を有し、相手方コネクタに嵌合されるコネクタ本体と、前記コネクタ本体に仮係止状態で取り付けられ、当該コネクタ本体と前記相手方コネクタとの嵌合時に本係止して嵌合を保証するとともに嵌合解除を禁止し、前記嵌合解除に先立って前記仮係止状態に戻されて前記嵌合解除を許可するCPA部材と、を備え、前記コネクタ本体が、前記周壁に設けられて前記CPA部材が前記仮係止状態で取り付けられる仮係止部と、前記周壁に設けられて前記嵌合時に前記CPA部材が本係止する部位であって、嵌合前には前記CPA部材の本係止を規制するとともに前記嵌合時には前記相手方コネクタによって規制が解除される本係止部と、前記周壁に設けられて本係止状態の前記CPA部材の一部を庇状に覆うフード部と、を備え、前記CPA部材が、前記仮係止部に対する仮係止及び前記本係止部に対する本係止を行うCPA本体と、前記仮係止状態では前記フード部から露出するように前記CPA本体に設けられて前記本係止状態への遷移時の指掛かりとなる部位であって、前記本係止状態でも一部が前記フード部から露出するとともに、その露出部分に、前記フード部から離れるにつれて前記コネクタ本体の中心軸側に傾斜する傾斜面が形成された指掛かり部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、ワイヤーハーネスは、上述のCPA付コネクタと、前記コネクタ本体から延出した電線と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述のCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスによれば、本係止状態から仮係止状態へのCPA部材の意図しない戻りを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを、相手方コネクタとの嵌合前の状態で示す斜視図である。
図1に示されているCPA付コネクタ及びワイヤーハーネスを、相手方コネクタとの嵌合状態で示す斜視図である。
CPA部材を示す斜視図である。
図3に示されているCPA部材が、コネクタ本体に取り付けられる様子を、当該コネクタ本体の中心軸を通る断面で示した断面図である。
CPA部材がコネクタ本体に仮係止された仮係止状態を、図4と同等の断面図及び取付け方向から見た平面図で示した図である。
図5に示されているCPA部材とCPA受入れ部を、図5中のV11-V11線に沿った断面で示した断面図である。
図6に示されているCPA部材とCPA受入れ部を、図6中のV12-V12線に沿った断面で示した断面図である。
CPA部材がコネクタ本体に本係止された本係止状態を、図5と同等の断面図及び平面図で示した図である。
CPA部材における一対の解除禁止部によって、コネクタ本体と相手方コネクタとの嵌合の解除が禁止される様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、CPA付コネクタ及びワイヤーハーネスの一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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