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公開番号2024053194
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159293
出願日2022-10-03
発明の名称異常判定方法、異常判定プログラム、及び乗員監視装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240408BHJP(電気通信技術)
要約【課題】撮像された画像から乗員の顔を検出できない原因を適正に判定できる異常判定方法、異常判定プログラム及び乗員監視装置を提供する。
【解決手段】異常判定方法は、乗員画像を取得する画像取得ステップと、乗員画像から乗員DRの顔を検出する顔検出ステップと、顔検出ステップにおいて乗員の顔が検出できなかった場合に原因を特定する原因特定ステップと、を備え、原因特定ステップは、乗員の顔の検出が乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する白飛び判定ステップと、撮像部10の撮像面が遮蔽物SHによって遮蔽されているか否かを判定する遮蔽状態判定ステップと、を含み、遮蔽状態判定ステップは、白飛び判定ステップの後であって、白飛び判定ステップにおいて乗員の顔の検出が乗員画像の白飛びによって阻害されていないと判定された場合に実行されることを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
撮像部によって車両の乗員の顔を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得する画像取得ステップと、
前記乗員画像から前記乗員の顔を検出する顔検出ステップと、
前記顔検出ステップにおいて前記乗員の顔が検出できなかった場合に、前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定する原因特定ステップと、
を備え、
前記原因特定ステップは、前記顔検出ステップにおける前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する白飛び判定ステップと、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定する遮蔽状態判定ステップと、を含み、
前記遮蔽状態判定ステップは、前記白飛び判定ステップの後であって、前記白飛び判定ステップにおいて前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されていないと判定された場合に実行される
ことを特徴とする異常判定方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記白飛び判定ステップは、前記顔検出ステップにおいて前記乗員の顔が検出できなかった際に前記乗員に対して前記車両の車室内において前記乗員の前方に設けられたサンバイザの使用を促す意図の通知を行った後、前記通知の前後で撮像された前記乗員画像を比較することで、前記顔検出ステップにおける前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する
請求項1に記載の異常判定方法。
【請求項3】
前記白飛び判定ステップにおいて、前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されていると判定された場合、所定の待機時間が経過した後、再び、前記画像取得ステップを実行する
請求項1又は2に記載の異常判定方法。
【請求項4】
撮像部によって車両の乗員の顔を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得する画像取得ステップと、
前記乗員画像から前記乗員の顔を検出する顔検出ステップと、
前記顔検出ステップにおいて前記乗員の顔が検出できなかった場合に、前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定する原因特定ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記原因特定ステップは、前記顔検出ステップにおける前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する白飛び判定ステップと、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定する遮蔽状態判定ステップと、を含み、
前記遮蔽状態判定ステップは、前記白飛び判定ステップの後であって、前記白飛び判定ステップにおいて前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されていないと判定された場合に実行されることを特徴とする異常判定プログラム。
【請求項5】
車両に搭載され、前記車両の乗員を撮像する撮像部と、
前記撮像部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記撮像部によって前記車両の乗員を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得するように構成された撮像制御部と、前記乗員画像から前記乗員の顔を検出するように構成された顔検出部と、前記顔検出部によって前記乗員画像から前記乗員の顔を検出できなかった場合に前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定するように構成された原因特定部と、を含み、
前記原因特定部は、前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定するように構成された白飛び判定部と、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定するように構成された遮蔽状態判定部と、を含む
ことを特徴とする乗員監視装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常判定方法、異常判定プログラム、及び乗員監視装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗員監視装置において、撮像部によって撮像した画像から乗員の顔を検出できなかった場合にその原因を判定する技術がある。例えば、特許文献1の車載用撮像装置は、車載カメラで逐次撮像された撮像画像に基づき、レンズの汚れの有無又は汚れ付着領域を検出する汚れ検知部と、車載カメラで逐次撮像された撮像画像の時間変化に基づき、安定状態であるか否かを判定する安定状態判定部と、車載カメラで逐次撮像された撮像画像のうち安定状態判定部による判定結果が安定状態であるときの撮像画像の時間変化に基づいて汚れの払拭領域を抽出する払拭領域抽出部と、汚れ検知部が検出した汚れの有無又は汚れ付着領域を記憶し、払拭領域抽出部が抽出した汚れの払拭領域を、既に記憶してある汚れの有無又は汚れ付着領域に反映し、レンズの汚れの管理を行う汚れ状態管理部と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-132861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、乗員監視装置が、撮像された画像から乗員の顔を検出できない原因を判定することについて、なお改良の余地がある。例えば、乗員監視装置において、レンズの汚れ以外の原因により、乗員の顔等の検出に失敗することがある。乗員監視装置において、撮像された画像から乗員の顔を検出できない原因を適正に判定できることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、撮像された画像から乗員の顔を検出できない原因を適正に判定できる異常判定方法、異常判定プログラム、及び乗員監視装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の異常判定方法は、撮像部によって車両の乗員の顔を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得する画像取得ステップと、前記乗員画像から前記乗員の顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップにおいて前記乗員の顔が検出できなかった場合に、前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定する原因特定ステップと、を備え、前記原因特定ステップは、前記顔検出ステップにおける前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する白飛び判定ステップと、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定する遮蔽状態判定ステップと、を含み、前記遮蔽状態判定ステップは、前記白飛び判定ステップの後であって、前記白飛び判定ステップにおいて前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されていないと判定された場合に実行されることを特徴とする。
【0007】
本発明の異常判定プログラムは、撮像部によって車両の乗員の顔を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得する画像取得ステップと、前記乗員画像から前記乗員の顔を検出する顔検出ステップと、前記顔検出ステップにおいて前記乗員の顔が検出できなかった場合に、前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定する原因特定ステップと、をコンピュータに実行させ、前記原因特定ステップは、前記顔検出ステップにおける前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定する白飛び判定ステップと、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定する遮蔽状態判定ステップと、を含み、前記遮蔽状態判定ステップは、前記白飛び判定ステップの後であって、前記白飛び判定ステップにおいて前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されていないと判定された場合に実行されることを特徴とする。
【0008】
本発明の乗員監視装置は、車両に搭載され、前記車両の乗員を撮像する撮像部と、前記撮像部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記撮像部によって前記車両の乗員を撮像して前記乗員の顔を含む画像である乗員画像を取得するように構成された撮像制御部と、前記乗員画像から前記乗員の顔を検出するように構成された顔検出部と、前記顔検出部によって前記乗員画像から前記乗員の顔を検出できなかった場合に前記乗員の顔が検出できなかった原因を特定するように構成された原因特定部と、を含み、前記原因特定部は、前記乗員の顔の検出が前記乗員画像の白飛びによって阻害されているか否かを判定するように構成された白飛び判定部と、前記撮像部の撮像面が前記撮像面と前記乗員の顔との間に存在する遮蔽物によって遮蔽されているか否かを判定するように構成された遮蔽状態判定部と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る異常判定方法、異常判定プログラム、及び乗員監視装置は、撮像された画像から乗員の顔を検出できない原因を適正に判定できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係る乗員監視装置を示す概略構成図である。
図2は、実施形態に係る乗員監視装置の動作の一例を示すフローチャート図である。
図3は、実施形態に係る乗員監視装置の動作の一例を示すフローチャート図である。
図4は、実施形態における白飛び判定ステップの例を示す模式図である。
図5は、実施形態における遮蔽状態判定ステップの例を示す模式図である。
図6は、実施形態における遮蔽状態判定ステップの例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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