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公開番号2024058770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166071
出願日2022-10-17
発明の名称端子付き電線及びその製造方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 4/70 20060101AFI20240422BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導体の素線間に水が浸入することを抑制することが可能な端子付き電線を提供する。
【解決手段】端子付き電線1は、単線16が導体11の端部に設けられ、単線16が複数の素線15と連続的かつ一体的に接続された電線10と、単線16の一部と絶縁被覆12の一部とを跨いで、導体露出部13における複数の素線15の束の表面全体を被覆する被覆材20と、単線16に接続された導体接続部31を含む端子30とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の素線を含む導体と前記導体の外周を被覆する絶縁被覆とを含み、前記導体が前記絶縁被覆から露出した導体露出部と、前記導体が前記絶縁被覆で被覆された導体被覆部とが設けられ、前記導体露出部が単線を含み、前記単線が前記導体の端部に設けられ、前記単線が前記複数の素線と連続的かつ一体的に接続された電線と、
前記単線の一部と前記絶縁被覆の一部とを跨いで、前記導体露出部における前記複数の素線の束の表面全体を被覆する被覆材と、
前記単線に接続された導体接続部と、相手方端子と接続するように構成された端子接続部とを含む端子と、
を備える、端子付き電線。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記被覆材の内周面には接着剤が設けられている、請求項1に記載の端子付き電線。
【請求項3】
複数の素線を含む導体と前記導体の外周を被覆する絶縁被覆とを含み、前記導体が前記絶縁被覆から露出した導体露出部と、前記導体が前記絶縁被覆で被覆された導体被覆部とが設けられ、前記導体露出部が単線を含み、前記単線が前記導体の端部に設けられ、前記単線が前記複数の素線と連続的かつ一体的に接続された電線において、前記単線の一部と前記絶縁被覆の一部とを跨いで、前記導体露出部における前記複数の素線の束の表面全体を被覆材で被覆する工程と、
相手方端子と接続するように構成された端子接続部を含む端子で、前記単線と接続する工程と、
を含む、端子付き電線の製造方法。
【請求項4】
前記単線は前記複数の素線を超音波溶着によって溶着することで形成される、請求項3に記載の端子付き電線の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の素線を有する導体を含む電線と、導体を接続する端子とを備える端子付き電線が知られている。端子付き電線を、水が浸入するおそれがある自動車のエンジンルーム内のような場所で用いる場合、素線間に水が浸入し、導体が腐食するおそれがある。そのため、導体の素線間に水が浸入しないように、複数の素線を熱収縮チューブで被覆した端子付き電線が知られている。
【0003】
特許文献1には、自動車用アース端子の防水構造が開示されている。当該構造は、芯線が芯線圧着バレルで加締め圧着されると共に、電線の絶縁被覆が絶縁被覆圧着バレルで加締め圧着されている。熱収縮チューブの一端側は芯線圧着バレルで加締め圧着された芯線を完全に被覆していると共に他端側は電線に密着している。そして、熱収縮チューブは内周面に接着剤が塗布されており、接着剤がアース端子及び電線に接着して隙間を無くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-285983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1によれば、熱収縮チューブの内周面の接着剤が芯線間の隙間を埋めることによって、複数の素線間に水が浸入するのを抑制している。しかしながら、各素線径及び導体径のばらつきなどにより、接着剤が導体の中心部まで十分に浸透しないおそれがある。特に、導体間に空隙が残っている状態で電線を屈曲して用いる場合、芯線間の隙間が大きくなり、電線の端部に水が浸入しやすくなるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、導体の素線間に水が浸入することを抑制することが可能な端子付き電線及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る端子付き電線は、複数の素線を含む導体と導体の外周を被覆する絶縁被覆とを含み、導体が絶縁被覆から露出した導体露出部と、導体が絶縁被覆で被覆された導体被覆部とが設けられ、導体露出部が単線を含み、単線が導体の端部に設けられ、単線が複数の素線と連続的かつ一体的に接続された電線と、単線の一部と絶縁被覆の一部とを跨いで、導体露出部における複数の素線の束の表面全体を被覆する被覆材と、単線に接続された導体接続部と、相手方端子と接続するように構成された端子接続部とを含む端子とを備える。
【0008】
本発明の他の態様に係る端子付き電線の製造方法は、複数の素線を含む導体と導体の外周を被覆する絶縁被覆とを含み、導体が絶縁被覆から露出した導体露出部と、導体が絶縁被覆で被覆された導体被覆部とが設けられた電線において、導体露出部の端部の複数の素線から単線を形成する工程と、単線の一部と絶縁被覆の一部とを跨いで、導体露出部における複数の素線の束の表面全体を被覆材で被覆する工程と、相手方端子と接続するように構成された端子接続部を含む端子で、単線と接続する工程とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、導体の素線間に水が浸入することを抑制することが可能な端子付き電線及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る端子付き電線の一例を概略的に示す側面図である。
本実施形態に係る端子付き電線の一例を概略的に示す断面図である。
ハウジングが設けられた端子付き電線の一例を概略的に示す断面図である。
電線の絶縁被覆を剥いだ状態の一例を示す概略的な側面図である。
導体露出部に単線が形成された電線の一例を概略的に示す側面図である。
電線に被覆材を被覆した状態の例を概略的に示す側面図である。
超音波溶着機で複数の素線から単線を形成する例を示す正面図である。
本実施形態に係る端子の組立前の状態の一例を概略的に示す斜視図である。
本実施形態に係る端子の組立後の状態の一例を概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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