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公開番号2024067922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178341
出願日2022-11-07
発明の名称端子台
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 9/16 20060101AFI20240510BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バスバの中途挿入が生じることを抑制可能な端子台を提供すること。
【解決手段】端子台11は、隔壁Pが有する壁孔2に挿通されることになるハウジング13と、壁孔2へのハウジング13の挿通方向に沿ってハウジング13に挿入されてハウジング13の所定の正規位置に取り付けられるバスバ15と、バスバ15に外部端子を導通接続するためのボルトが締結されることになるナット75と、バスバ15を正規位置に保持する係止部94と、を有し、ハウジング13に組み付けられるホルダ19と、を備える。バスバ15は、ボルトが挿通されることになる挿通孔82と、係止部94に係合可能な被係止部87と、を有し、バスバ15が正規位置にあるとき、係止部94と被係止部87とが係合するとともに、挿通孔82に挿通されたボルトがナット75に締結可能であるようにバスバ15が位置合わせされる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
隔壁の内外を電気的に中継する端子台であって、
前記隔壁が有する壁孔に挿通されることになるハウジングと、
前記壁孔への前記ハウジングの挿通方向に沿って前記ハウジングの所定の正規位置にまで挿入されるように前記ハウジングに取り付けられるバスバと、
前記バスバに外部端子を導通接続するためのボルトが締結されることになるナットと、前記バスバを前記正規位置に保持する係止部と、を有し、前記ハウジングに組み付けられるホルダと、を備え、
前記バスバは、
前記ボルトが挿通されることになる挿通孔と、前記係止部に係合可能な被係止部と、を有し、当該バスバが前記正規位置にあるとき、前記係止部と前記被係止部とが係合するとともに、前記挿通孔に挿通された前記ボルトを前記ナットに締結可能であるように当該バスバが位置合わせされる、
端子台。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の端子台において、
前記バスバは、
板状の形状を有し、前記被係止部として、当該バスバの周縁部から板面方向に突出する突起部分を有する、
端子台。
【請求項3】
請求項2に記載の端子台において、
前記バスバは、
前記板面方向において前記挿通孔を挟むように、複数の前記被係止部を有する、
端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、隔壁の内外を電気的に中継する端子台に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載される機器類のケース等に装着される端子台が提案されている。例えば、従来の端子台の一つは、モータ等を内蔵する機器の外壁(即ち、隔壁)に組み付けられるハウジングと、ハウジング内を挿通するバスバと、ハウジングと外壁との間の隙間を封止するパッキンと、を備えており、機器の内部に封入されている油液等の漏出を防ぎながら、機器の外壁の内外を電気的に中継するようになっている(例えば、特許文献1~3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-071271号公報
特開2021-013267号公報
特開2019-153572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した種類の端子台では、一般に、ハウジングに設けたバスバ挿通孔にバスバを挿し込み、バスバ挿通孔の孔内面に設けた圧入突起等により、ハウジングの所定の正規位置にバスバを保持するようになっている。ところが、実際に作業者がバスバ挿通孔にバスバを挿し込む作業を行う際、バスバが圧入突起等に到達したときに圧入突起等から受ける反力により、バスバが正規位置にまで到達したと作業者が誤認し、バスバを挿し込む作業がその時点で終了される可能性がある。即ち、バスバの中途挿入が生じる可能性がある。バスバの中途挿入が生じると、端子台を機器等に取り付けて使用する際、バスバに設けられたボルト締結用の締結孔が本来の位置に存在しないことになるため、機器等に繋がる外部端子をバスバにボルト締結する作業が困難になる。端子台を機器等に取り付ける作業性を高める観点から、バスバの中途挿入が生じることを出来る限り抑制することが望ましい。
【0005】
本発明の目的の一つは、バスバの中途挿入が生じることを抑制可能な端子台の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る端子台は、下記を特徴としている。
【0007】
隔壁の内外を電気的に中継する端子台であって、
前記隔壁が有する壁孔に挿通されることになるハウジングと、
前記壁孔への前記ハウジングの挿通方向に沿って前記ハウジングの所定の正規位置にまで挿入されるように前記ハウジングに取り付けられるバスバと、
前記バスバに外部端子を導通接続するためのボルトが締結されることになるナットと、前記バスバを前記正規位置に保持する係止部と、を有し、前記ハウジングに組み付けられるホルダと、を備え、
前記バスバは、
前記ボルトが挿通されることになる挿通孔と、前記係止部に係合可能な被係止部と、を有し、当該バスバが前記正規位置にあるとき、前記係止部と前記被係止部とが係合するとともに、前記挿通孔に挿通された前記ボルトを前記ナットに締結可能であるように当該バスバが位置合わせされる、
端子台であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の端子台によれば、端子台のハウジングにバスバが挿入されたとき、バスバが正規位置(換言すると、目標位置)にまで適正に挿入されれば、ハウジングに組み付けられたホルダが有する係止部に、バスバの被係止部が係合する。逆に、バスバに中途挿入が生じていれば、係止部と被係止部との係合状態が不十分であることを目視等で確認できる。即ち、バスバに中途挿入が生じているか否かを、容易に識別することができる。そして、作業者は、この識別に基づいて、中途挿入が生じているバスバの位置を正規位置に修正可能である。なお、バスバが正規位置にあれば、バスバの挿通孔とホルダのナットとが位置合わせされるため、ボルトをナットに締結して外部端子とバスバとを共締めすれば、外部端子とバスバとを導通接続させることができる。このように、本構成の端子台は、バスバの中途挿入が生じることを抑制可能である。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る端子台の斜視図である。
図2は、図1に示す端子台の分解斜視図である。
図3は、図1のA-A断面図である。
図4は、バスバの斜視図である。
図5は、図1に示すホルダの斜視図である。
図6は、図1に示すバスバの締結板部の先端部を当該先端部の板厚方向からみた拡大図である。
図7は、図6のB-B断面図である。
図8は、変形例に係るバスバの斜視図である。
図9は、図8に示すバスバを使用した変形例における図6に対応する図である。
図10は、図9のC-C断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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