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公開番号2024053588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022159904
出願日2022-10-04
発明の名称樹脂成形品
出願人矢崎総業株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240409BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】適正に防水・防油性能を確保することができる樹脂成形品を提供することを目的とする。
【解決手段】樹脂成形品1は、導電性を有するバスバー10と、軸線方向D1に沿ってバスバー10が挿通される挿通孔33を有する導電部材30と、バスバー10を覆いバスバー10と導電部材30と絶縁する樹脂部材40と、挿通孔33の内部に充填されたポッティング材50とを備え、バスバー10は、軸線方向D1の端部に位置し端子屈曲方向D2に沿って屈曲した屈曲端子部14、及び、挿通孔33の内部に位置し軸線方向D1及び端子屈曲方向D2と交差するクランク方向D3に沿って延在するバスバークランク部12を含み、樹脂部材40は、挿通孔33の内部に位置しバスバークランク部12を覆い絶縁する樹脂クランク部46を含み、ポッティング材50は、挿通孔33の内部に充填された状態で、樹脂クランク部46の全周を覆う。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有するバスバーと、
導電性を有し、軸線方向に沿って前記バスバーが挿通される挿通孔を有する導電部材と、
前記バスバーを覆い前記バスバーと前記導電部材とを絶縁する樹脂部材と、
前記挿通孔の内部に充填されたポッティング材とを備え、
前記バスバーは、前記軸線方向の端部に位置し当該軸線方向と交差する端子屈曲方向に沿って屈曲した屈曲端子部、及び、前記挿通孔の内部に位置し前記軸線方向及び前記端子屈曲方向と交差するクランク方向に沿って延在するバスバークランク部を含み、
前記樹脂部材は、前記挿通孔の内部に位置し前記バスバークランク部を覆い絶縁する樹脂クランク部を含み、
前記ポッティング材は、前記挿通孔の内部に充填された状態で、前記樹脂クランク部の全周を覆う、
樹脂成形品。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記樹脂クランク部は、前記挿通孔の内壁面との間に前記クランク方向周りの全周に渡って隙間を有しており、
前記ポッティング材は、前記隙間に充填され、前記樹脂クランク部の全周を覆う、
請求項1に記載の樹脂成形品。
【請求項3】
前記バスバーは、前記挿通孔の内部に位置し前記軸線方向に沿った軸線方向延在部の端部と前記バスバークランク部の端部とが交わったバスバー屈曲端部を含み、
前記樹脂部材は、前記挿通孔の内部に位置し前記バスバー屈曲端部を覆い絶縁する樹脂屈曲端部を含み、
前記ポッティング材は、前記挿通孔の内部に充填された状態で、当該挿通孔の外部と前記樹脂屈曲端部との間に介在する、
請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂成形品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、金属部材を保持するインナー部をインサートとしてインサート成形されるケースを備えたインサート成形品が開示されている。インナー部は、ケースを成形するための金型に引掛け状態で係止される係止部を備え、この係止部によって金型内にて同金型の内壁面から浮いた状態で位置決め支持される。この係止部は、ケースの内面側に位置しており、ケースは、係止部を残してインナー部の周囲を樹脂部によって被覆して形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-297387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のインサート成形品等の樹脂成形品は、例えば、成形後にいわゆるポッティング材を用いて防水・防油性能を確保する場合がある。この場合に、樹脂成形品は、例えば、量産性を確保しつつ、要求される防水・防油性能を満たすことが望まれている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、適正に防水・防油性能を確保することができる樹脂成形品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る樹脂成形品は、導電性を有するバスバーと、導電性を有し、軸線方向に沿って前記バスバーが挿通される挿通孔を有する導電部材と、前記バスバーを覆い前記バスバーと前記導電部材とを絶縁する樹脂部材と、前記挿通孔の内部に充填されたポッティング材とを備え、前記バスバーは、前記軸線方向の端部に位置し当該軸線方向と交差する端子屈曲方向に沿って屈曲した屈曲端子部、及び、前記挿通孔の内部に位置し前記軸線方向及び前記端子屈曲方向と交差するクランク方向に沿って延在するバスバークランク部を含み、前記樹脂部材は、前記挿通孔の内部に位置し前記バスバークランク部を覆い絶縁する樹脂クランク部を含み、前記ポッティング材は、前記挿通孔の内部に充填された状態で、前記樹脂クランク部の全周を覆う。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る樹脂成形品は、適正に防水・防油性能を確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る樹脂成形品の概略構成を表す模式的な斜視図である。
図2は、実施形態に係る樹脂成形品の概略構成を表す模式的な斜視図である。
図3は、実施形態に係る樹脂成形品の概略構成を表す模式的な側面図である。
図4は、実施形態に係る樹脂成形品の概略構成を表す模式的な分解斜視図である。
図5は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、及び、第1樹脂部材を表す模式的な斜視図である。
図6は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、第1樹脂部材、及び、第2樹脂部材を表す模式的な斜視図である。
図7は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、導電部材、及び、第2樹脂部材を表す模式的な部分断面斜視図である。
図8は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、導電部材、及び、第2樹脂部材を表す模式的な平面図である。
図9は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、第1樹脂部材、導電部材、及び、第2樹脂部材を表す模式的な部分断面斜視図である。
図10は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、第1樹脂部材、第2樹脂部材、及び、ポッティング材を表す模式的な斜視図である。
図11は、実施形態に係る樹脂成形品が備えるバスバー、第1樹脂部材、第2樹脂部材、及び、ポッティング材を表す模式的な側面図である。
図12は、実施形態に係る樹脂成形品の概略構成を表す模式的な部分断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
なお、以下で説明する各図は、樹脂成形品の形状を単純化し模式的に図示したものである。例えば、図6は、導電部材、ポッティング材を2点鎖線によって簡略化して図示している。図7、図8、図9は、ポッティング材の図示を省略していると共に、図9は、導電部材の挿通孔の内部を分かり易く図示するため、導電部材の一部を破断させた図としている。図10、図11は、導電部材を2点鎖線によって簡略化して図示している。
(【0011】以降は省略されています)

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