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公開番号2024066554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022175955
出願日2022-11-02
発明の名称端子構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/17 20060101AFI20240509BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】部品を製造し易くすることができる端子構造を提供する。
【解決手段】端子構造1は、巻回部10及びフック状部11,11を有するコイルばね2と、巻回部10が環状をなした状態で、コイルばね2の内側に先端部30aが挿通される雄型端子3と、雄型端子3の先端部30aを収容し、コイルばね2を介して雄型端子3と導通する雌型端子4とを備える。端子キャップ5は、コイルばね2が雄型端子3に組付けられた組付状態において、キャップ本体部50からコイルばね2側に突出する凸状部53を有する。凸状部53は、上記組付状態において、互いに重なりあったフック状部11,11の内側に挿通される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する線材を螺旋状に巻回した巻回部を有するコイルばねと、
凸状に形成され、前記巻回部が環状をなした状態で、前記コイルばねの内側に先端部が挿通される導電性の雄型端子と、
凹状に形成され、前記雄型端子の先端部を収容し、前記コイルばねを介して前記雄型端子と導通する導電性の雌型端子と、
前記雄型端子の先端部に装着され、前記雄型端子との間で前記コイルばねを挟持する端子キャップと、を備え、
前記巻回部は、
当該巻回部の両端それぞれに、前記線材がフック状に形成されたフック状部を有し、
前記端子キャップは、
前記雄型端子の先端部を収容する収容空間部を有する本体部と、
前記コイルばねが前記雄型端子に組付けられた組付状態において、前記本体部からコイルばね側に突出する凸状部と、を有し、
前記凸状部は、
前記組付状態において、互いに重なりあった前記フック状部の内側に挿通される、
ことを特徴とする端子構造。
続きを表示(約 87 文字)【請求項2】
前記フック状部は、
円環状をなした状態の前記巻回部の外周より内側で、かつ、内周より外側に位置する、
請求項1に記載の端子構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
多接点コイルばねは、導電性を有するコイルばねの両端部を互いに溶接加工により接続して円環状に成形している。この多接点コイルばねは、例えば、金属製のオス端子のばね組付け部に組付けられ、端子キャップによって脱落が防止される。オス端子とメス端子を嵌合したとき、オス端子と多接点コイルばね、多接点コイルばねとメス端子がそれぞれ接触することでオス端子とメス端子が電気的に接続される。
【0003】
例えば、特許文献1では、内部に相手端子が挿入されて複数の箇所で相手端子に接触される多接点コイルばねを収容するコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-24554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、多接点コイルばねは、環状に成形したコイルばねの両端部を溶接加工により接続しているが、加工が煩雑になることから改善の余地がある。
【0006】
本発明は、部品を製造し易くすることができる端子構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子構造は、導電性を有する線材を螺旋状に巻回した巻回部を有するコイルばねと、凸状に形成され、前記巻回部が環状をなした状態で、前記コイルばねの内側に先端部が挿通される導電性の雄型端子と、凹状に形成され、前記雄型端子の先端部を収容し、前記コイルばねを介して前記雄型端子と導通する導電性の雌型端子と、前記雄型端子の先端部に装着され、前記雄型端子との間で前記コイルばねを挟持する端子キャップと、を備え、前記巻回部は、当該巻回部の両端それぞれに、前記線材がフック状に形成されたフック状部を有し、前記端子キャップは、前記雄型端子の先端部を収容する収容空間部を有する本体部と、前記コイルばねが前記雄型端子に組付けられた組付状態において、前記本体部からコイルばね側に突出する凸状部と、を有し、前記凸状部は、前記組付状態において、互いに重なりあった前記フック状部の内側に挿通される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る端子構造によれば、部品を製造し易くすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る端子構造の概略構成を示す分解斜視図である。
図2は、実施形態に係る端子構造の概略構成を模式的に示す断面図である。
図3は、実施形態に係る端子構造の概略構成を模式的に示す拡大断面図である。
図4は、実施形態に係る多接点コイルばねの組付け前の状態を示す模式図である。
図5は、実施形態に係る多接点コイルばねの組付け後の状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。すなわち、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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