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公開番号2024062814
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170911
出願日2022-10-25
発明の名称車載アンテナ
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 1/22 20060101AFI20240501BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電熱抵抗体に通電することによって表面に付着した雨雪を除去でき、かつ、前記電熱抵抗体自体が通信の妨げになることを抑制できる車載アンテナを提供する。
【解決手段】車載アンテナ11は、自動車のルーフ100上に設置される。車載アンテナ11は、2素子のパッチアレイアンテナであるアンテナ本体51と、電波放射方向と反対方向であるアンテナ本体51の下方に配置された電熱線61と、スペーサ7と、これらをモールドした樹脂部81と、を備えている。電熱線61に通電が行われると、電熱線61で発生した熱が樹脂部81に伝導し、樹脂部81全体が温められる。このことにより、車載アンテナ11の上面に付着した雪102を溶かしたり水を蒸発させたりすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のルーフ上に設置される車載アンテナであって、
アンテナ本体と、前記アンテナ本体の下方に配置された電熱抵抗体と、前記アンテナ本体及び前記電熱抵抗体をモールドした樹脂部と、を備え、
前記電熱抵抗体に通電が行われると、該電熱抵抗体で発生した熱が前記樹脂部に伝導する
ことを特徴とする車載アンテナ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記アンテナ本体は、前記ルーフと平行に設置されるアンテナ基板と、前記アンテナ基板の上面に設けられたパッチアンテナ素子と、前記アンテナ基板の下面に設けられたグランド板と、を備え、
前記グランド板の下方に前記電熱抵抗体が配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車載アンテナ。
【請求項3】
前記電熱抵抗体としてのヒーター用パターンが前記グランド板の下面に形成されている
ことを特徴とする請求項2に記載の車載アンテナ。
【請求項4】
前記アンテナ本体及び前記電熱抵抗体を収容した樹脂製のケースを備え、
前記ケース内に前記樹脂部が充填されており、
前記電熱抵抗体で発生した熱が前記樹脂部を介して前記ケースに伝導する
ことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の車載アンテナ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のルーフ上に設置される車載アンテナに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
2020年の5Gサービス開始に伴い、自動車においても5G通信に対応したアンテナが必要になっている。5G通信では高い周波数帯を使うため、電波の直進性が高く遮蔽物の後ろに回り込みにくい。そのため、5G通信に対応した車載アンテナの設置場所としてはルーフ上が好適である。しかしながら、ルーフ上に設置した場合、アンテナ表面に雨や雪が付着することがあり、この雨や雪によっても電波が大きく減衰し、通信を遮断してしまう可能性があった。
【0003】
従来の車載アンテナの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1記載のアンテナは、アンテナケースの外表面に熱線が配設されており、雪が積もったり雨に濡れたときには、熱線に通電し発熱させて、雪を融かし、水分を蒸発させることによって通信に悪影響を及ぼす雨雪を除去することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-22024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のアンテナにおいては、熱線に通電することによってアンテナケースに付着した雨雪を除去できるものの、熱線自体が電波の送受信に悪影響を及ぼしてしまうという問題があった。特に近年多用されているMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)技術やビームフォーミングといった技術を用いるアンテナの場合、固定方向だけに電波を放射するのではなく、放射方向を特定の方向へ変えて電波を放射するため、これまで以上に電熱線の影響を検討する必要があった。
【0006】
そこで、本発明は、電熱抵抗体に通電することによって表面に付着した雨雪を除去でき、かつ、前記電熱抵抗体自体が通信の妨げになることを抑制できる車載アンテナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、車両のルーフ上に設置される車載アンテナであって、アンテナ本体と、前記アンテナ本体の下方に配置された電熱抵抗体と、前記アンテナ本体及び前記電熱抵抗体をモールドした樹脂部と、を備え、前記電熱抵抗体に通電が行われると、該電熱抵抗体で発生した熱が前記樹脂部に伝導することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電熱抵抗体に通電することによって車載アンテナの表面に付着した雨雪を除去でき、かつ、前記電熱抵抗体自体が通信の妨げになることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態にかかる車載アンテナを模式的に示した平面図である。
図1の車載アンテナの車両設置状態におけるA-A線に沿った断面図である。
図1の車載アンテナを模式的に示した底面図である。
本発明の第2実施形態にかかる車載アンテナを模式的に示した底面図である。
本発明の第3実施形態にかかる車載アンテナの車両設置状態における断面図である。
本発明の第4実施形態にかかる車載アンテナの車両設置状態における断面図である。
本発明の第5実施形態にかかる車載アンテナの車両設置状態における断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の第1実施形態にかかる「車載アンテナ」について、図1~3を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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