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公開番号2024065560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174486
出願日2022-10-31
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240508BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】作業負荷の増加を抑制できるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタにおいて、リアホルダは、パッキン60が一体成型される第1分割体51、及び、第1分割体51とは分割されて設けられる第2分割体52を含んで構成される。第1分割体51は、固定部513、嵌合部514、及び、第1電線挟持部515を含んで構成される。固定部513は、パッキン60を固定する。嵌合部514は、固定部513の開口部32側に設けられ、凹状に形成された凹部514aを有し、第2分割体52を凹部514aに嵌合する。第1電線挟持部515は、嵌合部514の凹部514aに設けられる。第2分割体52は、嵌合部514に嵌合された状態で、第1電線挟持部515と軸線方向Xに交差する高さ方向Zに対向して設けられ、第1電線挟持部515と共に電線20を挟んで保持する第2電線挟持部524を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
軸線方向に沿って延在する電線に接続される端子と、
前記端子を保持し相手側コネクタに嵌合される本体部、及び、前記本体部に設けられ前記電線を外部に引き出すための開口部を有するハウジングと、
前記電線を前記ハウジングの外側に引き出した状態で前記開口部を閉塞するリアホルダと、
前記リアホルダに設けられ前記電線を挿通可能な挿通孔を有し前記電線を前記挿通孔に挿通させた状態で前記開口部を止水する弾性変形可能なパッキンと、を備え、
前記リアホルダは、前記パッキンが一体成型される第1分割体、及び、前記第1分割体とは分割されて設けられる第2分割体を含んで構成され、
前記第1分割体は、前記パッキンを固定する固定部、前記固定部の前記開口部側に設けられ、凹状に形成された凹部を有し、前記第2分割体を前記凹部に嵌合する嵌合部、及び、前記嵌合部の前記凹部に設けられる第1電線挟持部を含んで構成され、
前記第2分割体は、前記嵌合部に嵌合された状態で、前記第1電線挟持部と前記軸線方向に交差する交差方向に対向して設けられ、前記第1電線挟持部と共に前記電線を挟んで保持する第2電線挟持部を有することを特徴とするコネクタ。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記第1分割体は、前記ハウジングの内側に収容され
前記第2分割体は、前記ハウジングの内側に収容された前記第1分割体の前記嵌合部に、前記軸線方向に沿って嵌合される請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1分割体は、当該第1分割体の外面から前記ハウジングの内面に向けて突出した第1突起部を有し、
前記第2分割体は、当該第2分割体の外面から前記ハウジングの内面に向けて突出した第2突起部を有し、
前記第1突起部及び前記第2突起部は、前記第2分割体を前記嵌合部に嵌合した状態で、前記ハウジングの内面に当接する請求項1又は2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1分割体を前記ハウジングに係止する第1係止機構と、
前記第2分割体を前記第1分割体に係止する第2係止機構と、を備え、
前記第2係止機構は、前記嵌合部又は前記第2分割体の一方に設けられ、前記軸線方向に沿って延在し、内側に被係止部が設けられる挿入空間部、及び、前記嵌合部又は前記第2分割体の他方に設けられ、前記軸線方向に沿って延在する係止部を有し、
前記第2分割体を前記嵌合部に嵌合した状態で、前記係止部が前記挿入空間部に挿入され前記被係止部に係止する請求項1又は2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとして、例えば、特許文献1には、電線回りのシール性を向上させることができる防水コネクタが記載されている。この防水コネクタは、電線の端末に接続された端子金具を収容可能なキャビティが複数並んで形成されたハウジングと、ハウジングの後面に配され電線を水密状に貫通可能なシール孔がキャビティと対応して複数形成された一括ゴム栓と、一括ゴム栓の後面に配され同一括ゴム栓を保持するべくハウジングに装着されるリアホルダとを備える。このリアホルダは、一括ゴム栓の後面を覆う厚板状で、かつ電線を略緊密に貫通可能な貫通孔がシール孔と対応して複数形成された形状をなし、一括ゴム栓の後面側に一体成形されることで防水栓体が形成されており、この防水栓体が、シール孔並びに貫通孔を横切る面で分割されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-099719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の防水コネクタは、例えば、電線を挟んで保持する電線挟持部をリアホルダに設けることが考えられる。この場合に、上記防水コネクタは、リアホルダをハウジングに装着する際に、一括ゴム栓をハウジングに挿入する挿入力に加えて、電線を電線挟持部に挿入する挿入力が加わり、これらの挿入力の増加によって作業負荷が増加するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業負荷の増加を抑制できるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、軸線方向に沿って延在する電線に接続される端子と、前記端子を保持し相手側コネクタに嵌合される本体部、及び、前記本体部に設けられ前記電線を外部に引き出すための開口部を有するハウジングと、前記電線を前記ハウジングの外側に引き出した状態で前記開口部を閉塞するリアホルダと、前記リアホルダに設けられ前記電線を挿通可能な挿通孔を有し前記電線を前記挿通孔に挿通させた状態で前記開口部を止水する弾性変形可能なパッキンと、を備え、前記リアホルダは、前記パッキンが一体成型される第1分割体、及び、前記第1分割体とは分割されて設けられる第2分割体を含んで構成され、前記第1分割体は、前記パッキンを固定する固定部、前記固定部の前記開口部側に設けられ、凹状に形成された凹部を有し、前記第2分割体を前記凹部に嵌合する嵌合部、及び、前記嵌合部の前記凹部に設けられる第1電線挟持部を含んで構成され、前記第2分割体は、前記嵌合部に嵌合された状態で、前記第1電線挟持部と前記軸線方向に交差する交差方向に対向して設けられ、前記第1電線挟持部と共に前記電線を挟んで保持する第2電線挟持部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタは、パッキンが一体成型された第1分割体をハウジングの開口部に圧入することで開口部を止水し、さらに、第2分割体を第1分割体の嵌合部に嵌合することで電線を挟んで保持する。これにより、コネクタは、第1分割体をハウジングの開口部に圧入する圧入力と、第2分割体を嵌合部に嵌合する嵌合力とを分散させることができるので、リアホルダによりハウジングの開口部を閉塞する際の作業負荷を分散させることができ、この結果、作業負荷が増加することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るコネクタを相手側コネクタに接続した接続例を示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るコネクタを相手側コネクタから接続解除した接続解除例を示す斜視図である。
図3は、実施形態に係るコネクタの構成例を示す分解斜視図である。
図4は、実施形態に係るリアホルダの第2分割体の構成例を示す斜視図である。
図5は、図2のQ1-Q1断面図である。
図6は、図2のQ2-Q2断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
【0010】
図面を参照しながら実施形態に係るコネクタ1について説明する。コネクタ1は、例えば、車両に設けられた相手側コネクタ100に嵌合され、当該コネクタ1に接続された電子機器と相手側コネクタ100に接続された電子機器とを電気的に接続するものである。コネクタ1は、止水機能を有し、当該止水機能を実現するための部品を組み立てる際に、作業負荷の増加を抑制できるようにするものである。以下、コネクタ1について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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