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公開番号2024078952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191592
出願日2022-11-30
発明の名称防水端子台
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240604BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッキンの複数の環状のシール部の各相による寸法公差を吸収することができ、防水性及び組立性を向上させることができる防水端子台を提供する。
【解決手段】防水端子台1は、ハウジング10と、ハウジング10の複数の端子挿通孔13に挿し込まれて装着される複数の端子40と、パッキン20と、ホルダ嵌合凹部18に嵌め込まれてパッキン20を保持するホルダ30と、を備え、パッキン20は、複数の環状のシール部21の上端22a側が伸縮する弾性連結部24で連結されて一体に形成され、ハウジング10に複数の端子40とパッキン20及びホルダ30を組付ける際に、パッキン20の弾性連結部24が伸縮して、複数の端子40及びパッキン20の複数の環状のシール部21の各相による寸法公差の影響を吸収することで、複数の端子40がパッキン20の複数の環状のシール部21にそれぞれシールされる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
下側から上側にかけて複数の端子挿通孔と隔壁によって区画された複数のパッキン嵌合凹部とホルダ嵌合凹部とを有するハウジングと、
前記複数の端子挿通孔に挿し込まれて装着される複数の端子と、
前記複数の端子が挿し込まれてシールされる複数の環状のシール部を有し、前記複数の環状のシール部が前記複数のパッキン嵌合凹部に嵌め込まれるシール部材としてのパッキンと、
離隔部によって区画された複数の環状の端子挿入部を有し、前記複数の環状の端子挿入部の下側が前記複数の環状のシール部に嵌め込まれると共に、前記複数の環状の端子挿入部の上側が前記ホルダ嵌合凹部に嵌め込まれるホルダと、
を備え、
前記パッキンは、前記複数の環状のシール部の上端側が伸縮する弾性連結部で連結されて一体に形成され、
前記ハウジングに前記複数の端子と前記パッキン及び前記ホルダを組付ける際に、前記パッキンの前記弾性連結部が伸縮して、前記複数の端子及び前記パッキンの前記複数の環状のシール部の各相による寸法公差の影響を吸収することで、前記複数の端子が前記パッキンの前記複数の環状のシール部にそれぞれシールされる防水端子台。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
隣接された前記環状のシール部の上端側は、突出部が互いに向き合う略U字状の一対の前記弾性連結部でそれぞれ連結されている、請求項1に記載の防水端子台。
【請求項3】
前記パッキンの前記複数の環状のシール部は、外周面に前記ハウジングの前記複数のパッキン嵌合凹部に密着する外リップ部を有すると共に、内周面に前記複数の端子に密着する内リップ部を有する、請求項1に記載の防水端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防水端子台に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の防水端子台として、特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された防水端子台は、端子が挿通される複数の端子挿通孔を形成したハウジングを備えている。そして、複数の端子挿通孔の上部に形成された各穴部には、複数の端子の各接続板部と該端子挿通孔との間をシールする複数の環状のシール部を有したシール部材としてのパッキンが嵌め込まれ、このパッキンはハウジングに組付けられるホルダにより保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-163719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の防水端子台では、複数の環状のシール部を上部で連結して一体に形成したパッキンを用いている。このため、多極である複数の端子を各シール部(各相)毎にそれぞれシールする場合、各シール部が互いに連結されたパッキンでは、各相の寸法公差の影響を他の相で無視できず、シール性が悪化し、防水不良が発生する虞がある。また、パッキンを各相毎の個別にした場合は、組立工数の増加や入れ忘れ及び2重入れ等の問題が発生する虞がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、パッキンの複数の環状のシール部の各相による寸法公差を吸収することができ、防水性及び組立性を向上させることができる防水端子台を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る防水端子台は、下側から上側にかけて複数の端子挿通孔と隔壁によって区画された複数のパッキン嵌合凹部とホルダ嵌合凹部とを有するハウジングと、前記複数の端子挿通孔に挿し込まれて装着される複数の端子と、前記複数の端子が挿し込まれてシールされる複数の環状のシール部を有し、前記複数の環状のシール部が前記複数のパッキン嵌合凹部に嵌め込まれるシール部材としてのパッキンと、離隔部によって区画された複数の環状の端子挿入部を有し、前記複数の環状の端子挿入部の下側が前記複数の環状のシール部に嵌め込まれると共に、前記複数の環状の端子挿入部の上側が前記ホルダ嵌合凹部に嵌め込まれるホルダと、を備え、前記パッキンは、前記複数の環状のシール部の上端側が伸縮する弾性連結部で連結されて一体に形成され、前記ハウジングに前記複数の端子と前記パッキン及び前記ホルダを組付ける際に、前記パッキンの前記弾性連結部が伸縮して、前記複数の端子及び前記パッキンの前記複数の環状のシール部の各相による寸法公差の影響を吸収することで、前記複数の端子が前記パッキンの前記複数の環状のシール部にそれぞれシールされるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、パッキンの複数の環状のシール部の各相による寸法公差を吸収することができ、防水性及び組立性を向上させることができる防水端子台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る防水端子台の一例を示す斜視図である。
上記防水端子台の分解斜視図である。
上記防水端子台に用いられるパッキンの平面図である。
上記パッキンの正面図である。
上記パッキンの複数の環状のシール部の各相の寸法公差を吸収した状態を示す平面図である。
図1中VI-VI線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る防水端子台について詳細に説明する。
【0010】
図1は本発明の実施形態に係る防水端子台の一例を示す斜視図である。図2は防水端子台の分解斜視図である。図3は防水端子台に用いられるパッキンの平面図である。図4はパッキンの正面図である。図5はパッキンの複数の環状のシール部の各相の寸法公差を吸収した状態を示す平面図である。図6は図1中VI-VI線に沿う断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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