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公開番号2024080955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194330
出願日2022-12-05
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れるコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、端子を収容可能な端子収容室13を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジング2と、ハウジング2にスライド可能に装着されて、ハウジング2と相手側ハウジングの嵌合を検知可能な嵌合検知部材4と、を備える。嵌合検知部材4は、ハウジング2の被係止突起26に係止される係止突起43を有し、ハウジング2は、ハウジング2の外周面12aと被係止突起26との間に、係止突起43が嵌合検知部材4のスライド方向に通過可能な空隙Sが画成される。係止突起43は、スライド方向の後端から先端に向けて空隙Sを通過して被係止突起26に係止される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングにスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材と、
を備えたコネクタであって、
前記嵌合検知部材は、
前記ハウジングの被係止突起に係止される係止突起を有し、
前記ハウジングは、
当該ハウジングの外周面と前記被係止突起との間に、前記係止突起が前記嵌合検知部材のスライド方向に通過可能な空隙が画成され、
前記係止突起は、前記スライド方向の後端から先端に向けて前記空隙を通過して、前記被係止突起に係止される、
コネクタ。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記係止突起の上端面には、
前記先端から前記後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面と、前記傾斜面よりも後端側に位置して前記スライド方向に延びるように形成される平坦面と、が連続するように設けられ、
前記被係止突起の下端面には、
前記先端から前記後端に向けて上り傾斜状に形成される傾斜面と、当該被係止突起の前記傾斜面よりも先端側に位置して前記外周面と略平行に形成される平坦面とが連続するように設けられる、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタにおいて、
前記ハウジングは、
前記相手側ハウジングとの嵌合状態において前記相手側ハウジングが係止されるとともに前記被係止突起が設けられる、弾性変形可能なロック機構を有し、
前記嵌合検知部材は、
前記ロック機構に係止可能な係止爪が設けられる弾性変形可能なアーム片を有し、
前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合前において、前記係止突起が前記被係止突起に係止される仮係止位置では前記係止爪が前記ロック機構と当接して、前記嵌合検知部材における前記仮係止位置からの変位が規制され、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとが嵌合されると、前記アーム片が弾性変形して前記係止爪と前記ロック機構との当接状態が解除されて、前記仮係止位置から、前記係止爪が前記ロック機構に係止される本係止位置へと変位可能に構成される、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、相手側ハウジングと嵌合可能に構成されるハウジングと、ハウジングにスライド可能に装着されて、ハウジングと相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材(「CPA」ともいう)と、を備えたコネクタが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。従来のコネクタは、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合された後、嵌合検知部材を仮係止位置(初期位置)から本係止位置(嵌合検知位置)までスライド可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-21644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のコネクタは、嵌合検知部材が、ハウジングの外周面に設けられた仮係止突起等を乗り上げるようにして仮係止位置にてハウジングに仮係止され、ハウジングと相手側ハウジングとが嵌合されると、仮係止が解除され、仮係止突起を乗り越えて本係止突起までスライドされるように構成されている。このように、従来のコネクタは、嵌合検知部材がハウジングの外周面に設けられた係止部(仮係止突起や本係止突起)を乗り上げ・乗り越えるように構成されているため、ハウジングに嵌合検知部材を装着する際に、ハウジングへの嵌合検知部材の挿入姿勢、例えば挿入角度の調整等が煩雑化する傾向にあった。
【0005】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
【0007】
端子を収容可能な端子収容室を有するとともに、相手側ハウジングと嵌合可能なハウジングと、
前記ハウジングにスライド可能に装着されて、前記ハウジングと前記相手側ハウジングとの嵌合を検知可能な嵌合検知部材と、
を備えたコネクタであって、
前記嵌合検知部材は、
前記ハウジングの被係止突起に係止される係止突起を有し、
前記ハウジングは、
当該ハウジングの外周面と前記被係止突起との間に、前記係止突起が前記嵌合検知部材のスライド方向に通過可能な空隙が画成され、
前記係止突起は、前記スライド方向の後端から先端に向けて前記空隙を通過して、前記被係止突起に係止される、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0008】
上記構成のコネクタによれば、嵌合検知部材の係止突起が、ハウジングの外周面と被係止突起との間に画成される空隙をスライド方向の後端から先端に向けて通過して、被係止突起に係止される。このように、係止突起がハウジングの外周面に設けられた被係止突起を乗り越えるのではなく、ハウジングの外周面と被係止突起との間の空隙を通過する(即ち、空隙に潜り込む)ことで、嵌合検知部材をハウジングの外周面に沿ってスライドさせればよく、ハウジングへの嵌合検知部材の装着(挿入)姿勢の調整等による装着作業の煩雑化が抑制されるとともに、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業が容易になる。このように、上記構成のコネクタは、従来のコネクタに比べて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着作業性に優れる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。
図2は、図1に示すコネクタにおいて、ハウジングへの嵌合検知部材の装着前の態様を示す斜視図である。
図3は、ハウジング、サイドリテーナ、及びシール部材の分解斜視図である。
図4は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第1図であって、図1のA-A断面に相当する。
図5は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第2図であって、図1のA-A断面に相当する。
図6は、図5のB部拡大図である。
図7は、ハウジングへの嵌合検知部材の装着を説明するための第3図であって、図1のA-A断面に相当する。
図8は、図7のC部拡大図である。
図9は、図1のD-D断面図である(ただし、端子の図示省略)。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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