TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024082077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195793
出願日2022-12-07
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 24/38 20110101AFI20240612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケーブル保持強度が向上したコネクタを提供する。
【解決手段】芯線と、芯線を覆う絶縁体102と、絶縁体102を覆う編組103と、を有する同軸ケーブル100の端末に取り付けられるメスコネクタ10であって、芯線に取り付けられるメスインナー端子20と、メスインナー端子20を覆うメスインナーハウジング30と、メスインナーハウジング30を覆うメスアウター端子40と、を備える。メスアウター端子40は、編組103に加締められる編組加締め片43を有し、編組加締め片43の一部が折り返された折り返し片43aを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内側導体と、前記内側導体を覆う絶縁体と、前記絶縁体を覆う外部導体と、を有するケーブルの端末に取り付けられるコネクタであって、
前記内側導体に取り付けられるインナー端子と、
前記インナー端子を覆う絶縁部材と、
前記絶縁部材を覆うアウター端子と、を備え、
前記アウター端子は、前記外部導体に加締められる加締め片を有し、前記加締め片の一部が折り返された折り返し片を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ケーブルは、前記外部導体の先端部を除く部分を覆うシースを有し、
前記折り返し片は、前記外部導体の前記先端部の一部であって、前記ケーブルにおいて前記先端部が前記絶縁体上に折り返された折り返し部と、前記シースとの間に配置された、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記アウター端子は、前記絶縁部材を収容する筒状部を有し、
前記加締め片は、前記筒状部から、前記筒状部の長さ方向に延びる板部を有し、
前記折り返し片は、前記板部の端部が折り返されて形成された、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記折り返し片に、スリット部が設けられた、
請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記スリット部は、前記折り返し片の折返し方向に沿って設けられた、
請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
コネクタにおいて、ケーブルを保持するための保持強度の向上に関する種々の技術が提案されている。特許文献1は、導通接続を確保することが可能な端子を開示している。本端子では、外側端子の圧着底部に設けられた底部突起部に食い込ませつつ反転部を圧着底部へ載置する。そして、圧着片を反転部の外周に沿うように密着させるとともに上部突起部を反転部のシースに食い込ませた後、圧着片を反転部の外周に沿うように密着させて、圧着片側の端部が圧着片側の端部に重なるようにして圧着を行う。すると、外側圧着部は、シースを絞り込み、反転部と密着した状態で圧着されており、さらに、両突起部が反転部のシースに食い込んだ状態で挾持している。
【0003】
特許文献2は、シールド効果を有する低コストな電線の端末構造を開示している。この端末構造は、内部導体の周囲に絶縁体が設けられ、絶縁体の周囲に金属箔からなるシールド層及び樹脂テープからなるシース層が順に巻き付けられた電線の端末にシールドコネクタが接続された端末構造である。シールドコネクタは、内部導体に接続されるインナー端子と、インナー端子を覆う絶縁部材と、絶縁部材を覆うアウター端子と、アウター端子をシールド層に圧着させる圧着部材とを備え、アウター端子は、絶縁体の外周に沿って配置される接続片を有する。圧着部材がシールド層の周囲から加締められてシールド層と接続片とが圧着されて接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-164263号公報
特開2014-2974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術においては、コネクタの一部(例えば突起)をケーブルに当接して加締めることにより、ケーブルを保持している。しかしながら、加締めによる締め付け強度が高くない場合は、保持力が低下してしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、ケーブル保持強度が向上したコネクタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
内側導体と、前記内側導体を覆う絶縁体と、前記絶縁体を覆う外部導体と、を有するケーブルの端末に取り付けられるコネクタであって、
前記内側導体に取り付けられるインナー端子と、
前記インナー端子を覆う絶縁部材と、
前記絶縁部材を覆うアウター端子と、を備え、
前記アウター端子は、前記外部導体に加締められる加締め片を有し、前記加締め片の一部が折り返された折り返し片を有する、
コネクタ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アウター端子の加締め片が、加締め片の一部が折り返された折り返し片を有するため、外部導体とアウター端子との接合が保持される。したがって、アウター端子によるケーブル保持強度が向上する。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の第1実施形態に係るメスコネクタとオスコネクタが嵌合した状態の縦断面図である。
図2は、第1の実施形態に係るメスコネクタの縦断面図である。
図3は、第1の実施形態に係るメスコネクタの分解斜視図である。
図4Aは、第1の実施形態に係るメスコネクタの組立方法における第1工程である。
図4Bは、メスコネクタの組立方法における第2工程である。
図4Cは、メスコネクタの組立方法における第3工程である。
図4Dは、メスコネクタの組立方法における第4工程である。
図4Eは、メスコネクタの組立方法における第5工程である。
図4Fは、メスコネクタの組立方法における第6工程である。
図4Gは、メスコネクタの組立方法における第7工程である。
図4Hは、メスコネクタの組立方法における第8工程である。
図4Iは、メスコネクタの組立方法における第9工程である。
図4Jは、メスコネクタの組立方法における第10工程である。
図5は、図4Gの工程及び図4Hの工程の間における、編組加締め片の加締め前におけるメスコネクタの縦断面図である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るコネクタの分解斜視図である。
図7は、第2の実施形態に係るメスコネクタのメスアウター端子の組付け前における縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
車両用表示装置
1日前
矢崎総業株式会社
電流検出器用コア
1日前
矢崎総業株式会社
コネクタ嵌合構造
3日前
個人
集積回路
10日前
株式会社コロナ
操作装置
24日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
HOYA株式会社
光源装置
23日前
株式会社PFA
異物除去具
今日
ローム株式会社
半導体装置
今日
株式会社魁半導体
プラズマ処理装置
3日前
大日本印刷株式会社
流路部材
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
1か月前
太陽誘電株式会社
コイル部品
16日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
16日前
富士電機株式会社
半導体装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
コイル
1か月前
太陽誘電株式会社
全固体電池
22日前
株式会社ヨコオ
変換回路
今日
トヨタ自動車株式会社
コイル線
1か月前
トヨタ自動車株式会社
コイル線
1か月前
日本航空電子工業株式会社
押釦
7日前
トヨタ自動車株式会社
コイル線
1か月前
東レ株式会社
固体電解質用補強シート
1か月前
中国電力株式会社
直線スリーブ
1か月前
三洲電線株式会社
撚線導体
3日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
1か月前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
個人
組み合わせアース端子
29日前
シャープ株式会社
入力装置
7日前
住友電気工業株式会社
半導体装置
1か月前
ヒロセ電機株式会社
電気コネクタ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
収容ケース
1か月前
東レエンジニアリング株式会社
転写方法
7日前
ヒロセ電機株式会社
電気コネクタ
1か月前
東レ株式会社
ポリマー電解質および電池
17日前
続きを見る