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公開番号2024069800
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180013
出願日2022-11-10
発明の名称直線スリーブ
出願人中国電力株式会社
代理人個人
主分類H01R 4/20 20060101AFI20240515BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シンプルな構造でありながら中空管体に挿入された電線の端部を仮固定しておくことができる直線スリーブを提供する。
【解決手段】単線31からなる電線30の接続に用いられ、金属製で直管状の中空管体2aからなるスリーブであって、中空管体2aは、その中心軸方向中央Mを基準にして左右それぞれの開口端4側に向かって形成され、中空管体2aの中心軸方向中央Mに向かって中空管体2aの中空部3の内径が縮径する縮径領域Yaを備え、この縮径領域Yaにおいて、中空管体2aの中心軸Cに対する中空管体2aの内側面5aのなす角度θ1は0.25°~1.15°の範囲内であり、縮径領域Yaは、中空管体2aの開口端4から単線31(電線30)を挿入した際に、中空管体2aの中空部の内径と、単線31の直径が一致する単線接触部Xを有している直線スリーブ1Aによる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
単線からなる電線の接続に用いられ、金属製で直管状の中空管体からなるスリーブであって、
前記中空管体は、その中心軸方向中央を基準にして左右それぞれの開口端側に向かって形成され、前記中空管体の前記中心軸方向中央に向かって前記中空管体の中空部の内径が縮径する縮径領域を備え、
前記縮径領域において、前記中空管体の中心軸に対する前記中空管体の内側面のなす角度θは0.25°~1.15°の範囲内であり、
前記縮径領域は、前記開口端から前記単線を挿入した際に、前記中空部の前記内径と、前記単線の直径が一致する単線接触部Xを有していることを特徴とする直線スリーブ。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記中空管体は、左右それぞれの前記開口端と前記縮径領域の間に形成される他の領域を備え、
前記他の領域における前記中空部の前記内径は一様であることを特徴とする請求項1に記載の直線スリーブ。
【請求項3】
前記単線接触部Xは、前記中空管体において前記開口端から前記中心軸方向中央までの距離を100とした場合に、前記中心軸方向中央を基準にして0<X≦25の範囲内に存在することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の直線スリーブ。
【請求項4】
前記中空管体の外側面は、前記単線接触部Xの位置を示す目印を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の直線スリーブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に引込線等の電線の接続に用いられる直線スリーブに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【0002】
はじめに、図5乃至図8を参照しながら、従来公知の直線スリーブを用いて電線の端部同士を接続する際の手順について説明する。
図5(a)従来技術に係る直線スリーブの中心軸方向断面図であり、(b)同直線スリーブに電線を挿入した状態を示す断面図である。また、図6は従来技術に係る直線スリーブと電線を圧縮工具により圧縮して一体化する様子を示す斜視図である。さらに、図7は従来技術に係る直線スリーブと電線を圧縮して一体化した状態を示す断面図である。加えて、図8は従来技術に係る直線スリーブを用いて電線を接続した場合の失敗例を示す断面図である。
図5に示すように、従来技術に係る直線スリーブ20は、例えば銅等の導電性を有する比較的柔らかい金属製の直管状の中空管体21からなる。また、この中空管体21の中空部22の内径は通常一様である。
【0003】
そして、このような直線スリーブ20を用いて電線30の単線31同士を接続するには、例えば図5(b)に示すように、直線スリーブ20の紙面左右それぞれの開口端23から、絶縁外皮32を剥離した電線30(単線31)を、直線スリーブ20の中心軸方向中央M付近まで挿入する。なお、図5(b)に示すように、直線スリーブ20の中空部22の内径は、この中空部22内に電線30(単線31)を挿入した際にクリアランスDが形成されるように設定されている。
この後、直線スリーブ20の中心軸方向中央M付近を避けながら中空管体21の胴部の4ヶ所を、より詳細には例えば図5(b)において符号Pを付している部分を、例えば図6に示すような圧縮工具40を用いて圧縮することで、図7に示すような状態になる。
つまり、従来技術に係る直線スリーブ20と、その中空部22内に挿入される電線30(単線31)が圧着されて一体化した(連結された)状態になる。
【0004】
この場合、例えば図7に示すように、従来技術に係る直線スリーブ20の中空部22内の中央M近傍にまでしっかりと電線30(単線31)が挿入されている状態で、直線スリーブ20と電線30(単線31)が図6に示すような圧縮工具40により圧着されるのであれば何ら問題はない。
しかしながら、従来技術に係る直線スリーブ20を用いて電線30の端部同士を接続する場合は通常、直線スリーブ20内への電線30の挿入量(挿入長)を中空管体21の外から目視により確認することができないので、意図せず図8に示すような状態になってしまうことがある。
つまり、図8に示すように、従来技術に係る直線スリーブ20の開口端23から挿入される電線30の端部が中央Mを超えて進入してしまう、あるいは直線スリーブ20の開口端23から挿入される電線30の挿入量が不十分であるせいで、中空管体21と電線30との圧着箇所が一箇所になってしまう、等の不具合が起きる場合があった。
特に後者の場合は、電線30同士の接続後に接触不良が起こる、あるいは従来技術に係る直線スリーブ20から電線30が容易に抜けて外れてしまう、等の不具合が起きる懸念があるものの、このような不具合が起きていることを作業者が知ることも難しい状況であった。
【0005】
よって、直線スリーブ20を用いて電線30(単線31)の端部同士を接続する際に、中空管体21の開口端23から挿入される電線30の端部の挿入量や挿入位置を、適切にコントロールできるような構造や仕組みが必要とされていた。
本件発明と同一の解決すべき課題を有する先願は現時点では発見されていないが、関連する技術分野の先願としては以下に示すようなものが知られている。
【0006】
特許文献1には「電線接続スリーブ、電線接続スリーブの製造方法、電線接続スリーブが予め圧着されたリペア電線、および電線の接続方法」という名称で、電線の接続部分における接続信頼性を高めることが可能な電線接続スリーブ等に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示される発明である電線接続スリーブは、同文献の図1に記載される符号を用いて説明すると、パイプ状の外筒(20)と、この外筒(20)の内側に挿入された内筒(30)とを有し、この内筒(30)は、凸部または凹部(33)が形成されたシート状の金属材(P)を、両端が開口した筒状に巻いたものであり、この内筒(30)の軸方向の中間部は、その開口寸法が軸方向の両端の開口寸法に比べて小さくなるように潰された内筒縮径部(32)とされている、ことを特徴とする。
上記構成の特許文献1に開示される発明によれば、内筒の中間部は内筒縮径部とされているから、この部分が仕切りとなり、電線の導体同士が内筒の内部で重なった状態で圧着することを防ぐことができるので、電線の導体と内筒との接触面積を確保することができる。
したがって、特許文献1に開示される発明によれば、電線の接続部分における接続信頼性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2010-146739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の特許文献1に開示される発明では、電線接続スリーブがその中央部分に縮径部を有していることで、電線接続スリーブの開口端から挿入された電線の端部が、縮径部を超えて反対側の開口端側に進入するのを防ぐことができる。
これにより、特許文献1に開示される発明の構造を転用する場合は、先の図8に示すような不具合が生じる懸念はないが、電線接続スリーブの中空部内に挿入された電線の端部を仮止めしておくことはできない。
このため、作業者は電線接続スリーブと電線の端部の重なり部分の圧縮(圧着)が完了するまで、電線の端部を自らの手で保持しておく必要があり、その際に電線の端部が最適な位置からズレてしまって、意図せず先の図8に示すような不具合が生じる懸念があった。
【0009】
本発明はかかる従来の事情に対処してなされたものでありその目的は、電線の同士を接続する際に、直線スリーブの開口端から挿入された電線の端部を、直線スリーブ内の適切な位置に配置するとともに、直線スリーブと電線の重なり部分を圧着して固定するまでの間、直線スリーブ内に電線の端部を仮固定しておくことができる直線スリーブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための第1の発明である直線スリーブは、単線からなる電線の接続に用いられ、金属製で直管状の中空管体からなるスリーブであって、中空管体は、その中心軸方向中央を基準にして左右それぞれの開口端側に向かって形成され、中空管体の中心軸方向中央に向かって中空管体の中空部の内径が縮径する縮径領域を備え、この縮径領域において、中空管体の中心軸に対する中空管体の内側面のなす角度θは0.25°~1.15°の範囲内であり、上記縮径領域は、中空管体の開口端から単線(電線)を挿入した際に、中空管体の中空部の内径と、単線(電線)の直径が一致する単線接触部Xを有していることを特徴とする。
上記構成の第1の発明において、中空管体は接続対象である電線(単線)同士を物理的にかつ電気的につなぐという作用を有する。
また、中空管体の中空部の一部をなす縮径領域は、中空管体の中心軸に対する中空管体の内側面のなす角度θが0.25°~1.15°の範囲内に設定されることで、中空管体の開口端から電線(単線)を挿入した際に、単線接触部Xよりも奥側電線(単線)の端部が進入するのを防ぐとともに、この縮径領域に電線(単線)の端部が嵌め込まれた状態にする、つまり中空管体の中空部内に電線(単線)の端部が仮固定された状態にする、という作用を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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