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公開番号
2024098834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-24
出願番号
2023002582
出願日
2023-01-11
発明の名称
扁平電線
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01B
7/08 20060101AFI20240717BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】形状保持性と柔軟性との両立を図ることができる扁平電線を提供する。
【解決手段】扁平電線1は、並列に配置されて互いに接触状態となる複数本の導体部10と、複数本の導体部10を一括して被覆する絶縁体20とを備え、複数本の導体部10は、第1金属の素線11aが撚られて構成された撚線11と、第1金属よりも塑性変形し易い第2金属によって構成された単線12とを備え、単線12は撚線11の電気抵抗以下となる導体サイズであって、撚線11と単線12とは幅方向に対称となる配置とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
並列に配置されて互いに接触状態となる複数本の導体部と、前記複数本の導体部を一括して被覆する絶縁体と、を備えた扁平電線であって、
前記複数本の導体部は、第1金属の素線が撚られて構成された撚線と、前記第1金属よりも塑性変形し易い第2金属によって構成された単線と、を備える
ことを特徴とする扁平電線。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記単線は、前記撚線の電気抵抗以下となる導体サイズとされている
ことを特徴とする請求項1に記載の扁平電線。
【請求項3】
前記撚線と前記単線とは、幅方向に対称となる配置とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の扁平電線。
【請求項4】
前記第2金属は、純アルミニウムであり、
前記絶縁体は、ヤング率が35MPa以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の扁平電線。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、扁平電線に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、導体を絶縁体で被覆して全体を扁平形状とした扁平電線が提案されている。このような扁平電線には、導体がバスバーによって構成されたものや(例えば特許文献1参照)、多数本の素線を撚って形成された撚線を複数本並列配置して導体としたものもある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-53377号公報
特開2021-157968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような特許文献1に記載の扁平電線については、導体がバスバーによって構成される関係上、形状保持性能に優れるものの柔軟性に劣るものとなってしまう。これに対して、特許文献2に記載の扁平電線については、導体が複数本の撚線によって構成されていることから、柔軟性に優れるものの形状保持性能に劣るものとなる。このため、従来では、形状保持性が求められる箇所において特許文献1に記載の扁平電線を用い、柔軟性が求められる箇所において特許文献2に記載の扁平電線を用いていた。よって、形状保持性と柔軟性とを両立させた扁平電線が望まれている。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、形状保持性と柔軟性との両立を図ることができる扁平電線を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る扁平電線は、並列に配置されて互いに接触状態となる複数本の導体部と、前記複数本の導体部を一括して被覆する絶縁体と、を備えた扁平電線であって、前記複数本の導体部は、第1金属の素線が撚られて構成された撚線と、前記第1金属よりも塑性変形し易い第2金属によって構成された単線と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、形状保持性と柔軟性との両立を図ることができる扁平電線を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る扁平電線を示す断面図である。
純銅と純アルミニウムとに対する応力と歪みとの相関を示す応力歪み線図である。
図1に示した単線の導体サイズを示す図表である。
実施例及び比較例を示す図表である。
形状保持試験の様子を示す工程図であり、(a)は第1工程であり、(b)は第2工程であり、(c)は第3工程である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る扁平電線を示す断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る扁平電線1は、複数本の導体部10と、絶縁体20とを備えて構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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