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公開番号
2024168441
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023085134
出願日
2023-05-24
発明の名称
コネクタ構造
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
24/00 20110101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】取り付けられる電線又はケーブルの保持力を向上させることのできるコネクタ構造を提供すること。
【解決手段】コネクタ構造は、ケーブル3の端部に加締められる加締部材14と、加締められた加締部材14を収納するコネクタハウジング16と、加締部材14に係合されて加締部材14と共にコネクタハウジング16に収納される係合部材17と、を備えている。加締部材14は、ケーブル3に加締められる一対の加締片14bを有するオープンバレル型の加締部14Xを備えており、一対の加締片14bは、加締部14Xがケーブル3に加締められた際に互いに対向する先端縁をそれぞれ有すると共に、係合凹部14cをそれぞれ有している。係合部材17は、加締部材14の加締部14Xに係合される際に係合凹部14cにそれぞれ係合される一対の係合凸部17eを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
電線又は電線を内部に有するケーブルの端部に取り付けられるコネクタにおいて構築されるコネクタ構造であって、
前記端部に加締められて前記端部を保持する加締部材と、
前記端部に加締められた前記加締部材を収納するコネクタハウジングと、
前記端部に加締められた前記加締部材に係合されて前記加締部材と共に前記コネクタハウジングに収納される係合部材と、を備えており、
前記加締部材が、前記端部に加締められる一対の加締片を有するオープンバレル型の加締部を備えており、
一対の前記加締片は、前記加締部が前記端部に加締められた際に互いに対向する先端縁をそれぞれ有すると共に、係合凹部をそれぞれ有しており、
前記係合部材が、前記加締部材の前記加締部に係合される際に前記係合凹部にそれぞれ係合される一対の係合凸部を有している、コネクタ構造。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記加締部材が、前記加締部に係合された前記係合部材を係止する係止部を有し、
前記係合部材が、前記加締部に係合された際に前記係止部と係止される被係止部を有している、請求項1に記載のコネクタ構造。
【請求項3】
一対の前記加締片の前記係合凹部が、前記加締片上の前記コネクタの接続面とは反対側に寄せて形成されている、請求項1又は2に記載のコネクタ構造。
【請求項4】
前記加締部材の前記係止部が、前記加締部に対して前記コネクタの接続面側に設けられた第一係止部と、前記加締部に対して前記接続面とは反対側に設けられた第二係止部とを備えており、
前記係合部材の前記被係止部が、前記第一係止部と係止する第一被係止部と、前記第二係止部と係止する第二被係止部とを備えている、請求項2に記載のコネクタ構造。
【請求項5】
前記第一係止部が一対の第一係止片にそれぞれ設けられた第一係止孔を有すると共に、前記第二係止部が一対の第二係止片に設けられた第二係止孔を有しており、
前記第一被係止部が一対の前記第一係止孔とそれぞれ係止する一対の第一係止爪を有すると共に、前記第二被係止部が一対の前記第二係止孔とそれぞれ係止する一対の第二係止爪とを有しており、
一対の前記第二係止孔のそれぞれの開口面積が、一対の前記第一係止孔のそれぞれの開口面積よりも大きくされている、請求項4に記載のコネクタ構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタ構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、コネクタは、電線や電線を内部に有するケーブルの端部に取り付けられる端子と、この端子を収納するハウジングとを備えている。端子がメス端子であればメスコネクタと呼ばれ、端子がオス端子であればオスコネクタと呼ばれることが多い。端子は導電性素材(通常は金属)で形成され、電線の端部に露出された芯線と電気的に接続される。コネクタは、電線やケーブル内に収容されたシールド線と電気的に接続されるシールド端子をさらに備えていることもある。下記特許文献1は、シールド端子を備えたコネクタを開示している。
【0003】
特許文献1に開示されたコネクタは、そのハウジング内に同軸ケーブル用端子を備えており、同軸ケーブル用端子はケーブルのシールド線と接続されるシールド端子と、ケーブル内の芯線と接続されて筒状のシールド端子の内部中央に配置される端子とを備えている。シールド線はケーブルの被覆の端縁よりも突出されて露出されおり、シールド端子の加締部はシールド線に加締められてシールド線に圧着される。また、シールド端子はケーブルの被覆と加締められる被覆加締部も有しており、被覆加締部は加締められて被覆と固定される。
【0004】
特許文献1に開示された被覆加締部はオープンバレル式加締部であり、一対の加締片を有している。一方の加締片にはロック孔が形成されており、他方の加締片の先端にはこのロック孔と係止するロック爪が設けられている。一方の加締片が電線の被覆に直接巻きつけられ、他方の加締片はこの一方の加締片上に巻き付けられる。即ち、一方の加締片と他方の加締片とは一部重複してケーブルに巻き付けられる。一方の加締片上に巻き付けられた他方の加締片のロック爪が一方の加締片に形成されたロック孔に係止され、シールド端子によるケーブルの保持力を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-206620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、一方の加締片上に他方の加締片が巻き付けられるため、一方の加締片の先端近傍において、一方の加締片の厚さに起因して他方の加締片とケーブルの被覆との間に隙間が生じてしまう。この結果、被覆加締部によるケーブルの保持力が周方向に均等にはならず、ケーブルに引張力が作用した際の保持力が十分に発揮されないおそれがあった。また、特許文献1に開示されたもう一方の加締部(被覆ではなく露出されたシールド線を加締める加締部)にはロック爪及びロック孔は形成されないが、やはり一方の加締片上に他方の加締片が巻き付けられる。他方の加締片とシールド線の外周面との間にはやはり隙間が形成されてしまうので、シールド加締部でも固定力が十分に発揮されないおそれがある。
【0007】
本発明の目的は、取り付けられる電線又はケーブルの保持力を向上させることのできるコネクタ構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るコネクタ構造は、電線又は電線を内部に有するケーブルの端部に取り付けられるコネクタにおいて構築され、前記端部に加締められて前記端部を保持する加締部材と、前記端部に加締められた前記加締部材を収納するコネクタハウジングと、前記端部に加締められた前記加締部材に係合されて前記加締部材と共に前記コネクタハウジングに収納される係合部材と、を備えており、前記加締部材が、前記端部に加締められる一対の加締片を有するオープンバレル型の加締部を備えており、一対の前記加締片は、前記加締部が前記端部に加締められた際に互いに対向する先端縁をそれぞれ有すると共に、係合凹部をそれぞれ有しており、前記係合部材が、前記加締部材の前記加締部に係合される際に前記係合凹部にそれぞれ係合される一対の係合凸部を有している。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るコネクタ構造によれば、取り付けられる電線又はケーブルの保持力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るコネクタ構造を備えたメスコネクタがオスコネクタに接続された状態を示す断面図である。
接続状態の上記メスコネクタ及び上記オスコネクタを示す斜視図である。
上記メスコネクタの加締部の断面図である。
上記メスコネクタからコネクタハウジング及び係合部材を除いた状態を示す斜視図である。
上記メスコネクタの係合部材を示す斜視図である。
上記メスコネクタの加締部の軸方向ズレを示す平面図である。
上記メスコネクタの加締部の軸垂直方向ズレを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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