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公開番号
2025002173
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102148
出願日
2023-06-22
発明の名称
ワイヤハーネス
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
H02G
3/30 20060101AFI20241226BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】配索材に対するクランプの位置ずれを防止して、適正な作業性を確保することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態のワイヤハーネスWHは、車体に形成された貫通孔に嵌合するクリップと、平板状に形成されて配索材Wが配索される配索部12と、を備え、配索部12の基板31の長手方向Xに沿って配索材Wを配索し、かつ、当該配索部12の基板31の長手方向Xの両端に、それぞれ固定テープ2を貼り付けた状態で、配索材Wを配索部12の基板31と固定テープ2とで挟んで固定しており、固定テープ2は、長手方向と交差する幅方向Yに配索部12の基板31よりも延出して粘着面2A同士を貼り合わせた第一貼合部41と、配索部12の基板31よりも長手方向Xに延出して配索材Wを挟んで粘着面2A同士を貼り合わせた第二貼合部42と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
配索材と、
前記配索材を支持するクランプと、
一方の面に粘着面を有してシート状に形成され、前記配索材に前記クランプを固定する固定部材と、を備え、
前記クランプは、車体に形成された貫通孔に嵌合するクリップと、
平板状に形成されて前記配索材が配索される配索部と、を備え、
前記配索部の長手方向に沿って前記配索材を配索し、かつ、当該配索部の前記長手方向の両端に、それぞれ前記固定部材を貼り付けた状態で、前記配索材を前記配索部と前記固定部材とで挟んで固定しており、
前記固定部材は、前記長手方向と交差する幅方向に前記配索部よりも延出して前記粘着面同士を貼り合わせた第一貼合部と、前記配索部よりも前記長手方向に延出して前記配索材を挟んで前記粘着面同士を貼り合わせた第二貼合部と、を有することを特徴とするワイヤハーネス。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記固定部材は、前記第一貼合部の前記幅方向の長さが前記配索部の前記幅方向の長さの1/2倍以上とすることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
【請求項3】
前記固定部材は、前記第一貼合部の前記長手方向の長さ及び前記第二貼合部の前記長手方向の長さが、いずれも前記配索部の前記幅方向の長さ以上とすることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハーネス。
【請求項4】
前記固定部材は、弾性部材で形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に配設されるワイヤハーネスとして、車体パネルに形成された貫通孔に取付けられるクランプと、このクランプに支持される配索材とを備え、クランプの両端と配索材とに粘着テープを巻き付けて、配索材をクランプに固定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131880号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、粘着テープを巻き付けてクランプと配索材とを固定する際に、例えば配索材の数が少ない場合、この種の配索材と粘着テープとの接触面積が少ない。このため、配索材とクランプとの固定が不十分な状態になり、配索材に対するクランプの位置ずれを起こしやすい。従って、車両にワイヤハーネスを組付ける際に、上記した貫通孔とクランプとの位置が合わず組付け困難となり、作業性の面で改善の余地が残されている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、配索材に対するクランプの位置ずれを防止して、適正な作業性を確保することができるワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、配索材と、配索材を支持するクランプと、一方の面に粘着面を有してシート状に形成され、配索材にクランプを固定する固定部材と、を備え、クランプは、車体に形成された貫通孔に嵌合するクリップと、平板状に形成されて配索材が配索される配索部と、を備え、配索部の長手方向に沿って配索材を配索し、かつ、当該配索部の前記長手方向の両端に、それぞれ固定部材を貼り付けた状態で、配索材を配索部と固定部材とで挟んで固定しており、固定部材は、長手方向と交差する幅方向に配索部よりも延出して粘着面同士を貼り合わせた第一貼合部と、配索部よりも長手方向に延出して配索材を挟んで粘着面同士を貼り合わせた第二貼合部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明のワイヤハーネスによれば、配索部の長手方向に沿って配索材を配索し、かつ、当該配索部の長手方向の両端に、それぞれ固定部材を貼り付けた状態で、配索材を配索部と固定部材とで挟んで固定しており、固定部材は、長手方向と交差する幅方向に配索部よりも延出して粘着面同士を貼り合わせた第一貼合部と、配索部よりも長手方向に延出して配索材を挟んで粘着面同士を貼り合わせた第二貼合部と、を有するため、配索材に対するクランプの位置ずれを防止することができる。このため、車両にワイヤハーネスを組付ける際に適正な作業性を確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成の一部を示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付ける前の状態を示す図である。
図3は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付けた後の状態を示す図である。
図4は、本実施形態に係るワイヤハーネスのクランプにおける長手方向の端部を示す部分拡大図であり、固定テープを貼り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスの概略構成の一部を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付ける前の状態を示す図である。図3は、本実施形態に係るワイヤハーネスを取付パネルに取り付けた後の状態を示す図である。図4は、本実施形態に係るワイヤハーネスのクランプにおける長手方向の端部を示す部分拡大図であり、固定テープを貼り付けた状態を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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