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公開番号2024097134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-18
出願番号2023000400
出願日2023-01-05
発明の名称半導体装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 23/12 20060101AFI20240710BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡単な方法で、半導体素子を封止する封止樹脂の剥離を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】半導体装置100は、表面に表面金属パターン1bが設けられた絶縁基板1と、表面金属パターン1b上に搭載された半導体素子2と、半導体素子2の表面電極と接続された配線ワイヤ4と、絶縁基板1および半導体素子2を封止する封止樹脂6と、半導体素子2の周囲に表面金属パターン1b上に沿って配置された金属ワイヤ5とを備えている。半導体素子2と金属ワイヤ5間の距離は、半導体素子2の厚みよりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面に金属パターンが設けられた絶縁基板と、
前記金属パターン上に搭載された半導体素子と、
前記半導体素子の電極と接続された配線ワイヤと、
前記絶縁基板および前記半導体素子を封止する封止樹脂と、
前記半導体素子の周囲に前記金属パターン上に沿って配置された金属ワイヤと、を備え、
前記半導体素子と前記金属ワイヤ間の距離は、前記半導体素子の厚みよりも大きい、半導体装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記半導体素子は上面視で矩形状に形成され、
前記金属ワイヤは、前記半導体素子の4辺の周囲に配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記金属ワイヤは2段以上積層されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記金属ワイヤは、上段の金属ワイヤと下段の金属ワイヤとを含み、
前記上段の金属ワイヤの方が前記下段の金属ワイヤよりも前記半導体素子に近い位置に配置されている、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体素子は上面視で矩形状に形成され、
前記金属ワイヤは、前記半導体素子の少なくとも1辺の周囲に配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記金属ワイヤは線ワイヤであり、
前記金属ワイヤの径は50μm以上600μm以下である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記金属ワイヤはリボンワイヤであり、
前記金属ワイヤの幅は0.6mm以上2.3mm以下であり、
前記金属ワイヤの厚みは0.1mm以上0.3mm以下である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記金属ワイヤの素材は、Al、Cu、Ag、Au、またはこれらの合金である、請求項1に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、封止樹脂で封止された半導体素子と封止樹脂との間で発生する封止樹脂の剥離を抑制するために、半導体素子を搭載する搭載面を有する凸状の搭載部を備えた金属部を設けた構造が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-211178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、凸状の搭載部は、削り出し、鋳造、またはプレス加工等により形成されている。しかしながら、これらの方法で凸状の搭載部を形成した場合、加工の手間および加工コストが問題となる。そのため、より簡単な方法で封止樹脂の剥離を抑制できる方法が求められている。
【0005】
そこで、本開示は、簡単な方法で、半導体素子を封止する封止樹脂の剥離を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る半導体装置は、表面に金属パターンが設けられた絶縁基板と、前記金属パターン上に搭載された半導体素子と、前記半導体素子の電極と接続された配線ワイヤと、前記絶縁基板および前記半導体素子を封止する封止樹脂と、前記半導体素子の周囲に前記金属パターン上に沿って配置された金属ワイヤとを備え、前記半導体素子と前記金属ワイヤ間の距離は、前記半導体素子の厚みよりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、金属パターンと封止樹脂間に発生するアンカー効果により封止樹脂と半導体素子との密着強度が向上する。さらに、半導体素子と金属ワイヤ間において一定の距離を確保したことで、封止樹脂の粘度に依存することなく、封止樹脂の充填時に金属ワイヤにより発生する半導体素子への気泡の巻き込みを抑制することができる。以上より、金属ワイヤを半導体素子の周囲に金属パターン上に沿って配置するという簡単な方法で封止樹脂の剥離を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態1に係る半導体装置が備える金属ワイヤ周辺の断面図である。
実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。
実施の形態2に係る半導体装置の上面図である。
実施の形態2に係る半導体装置が備える金属ワイヤ周辺の断面図である。
実施の形態3に係る半導体装置の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施の形態1>
実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る半導体装置100の断面図である。図2は、実施の形態1に係る半導体装置100の上面図である。図2では、図面を見やすくするために配線ワイヤ4と封止樹脂6の図示を省略している。図3は、実施の形態1に係る半導体装置100が備える金属ワイヤ5周辺の断面図である。
【0010】
図1と図2に示すように、半導体装置100は、電力制御用のパワー半導体装置であり、絶縁基板1と、2つの半導体素子2と、配線ワイヤ4と、金属ワイヤ5と、封止樹脂6とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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