TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024095459
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212764
出願日2022-12-28
発明の名称電源切替装置
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 9/54 20060101AFI20240703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に電源の短絡を防止する。
【解決手段】電源切替装置は、主電源回路と補助電源回路と負荷回路と電源側リレーと負荷側リレーとを備える。電源側リレーは、第1主電源接点と第2主電源接点と第1補助電源接点と第2補助電源接点とを含み、第1主接続状態において第1主電源接点と第2主電源接点とを接続して第1補助電源接点と第2補助電源接点とを遮断し、第2主接続状態において第1補助電源接点と第2補助電源接点とを接続して第1主電源接点と第2主電源接点とを遮断する。負荷側リレーは、第3主電源接点と第3補助電源接点とを含み、第2主接続状態において第3主電源接点と負荷回路とを接続して第3補助電源接点と負荷回路とを遮断し、第2補助接続状態において第3補助電源接点と負荷回路とを接続して第3主電源接点と負荷回路とを遮断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
負荷の電源を主電源と補助電源との間で切り替える電源切替装置であって、
前記主電源に接続される主電源回路と、
前記補助電源に接続される補助電源回路と、
前記負荷に接続される負荷回路と、
前記主電源回路に接続される第1主電源接点と、前記第1主電源接点に対応して配置される第2主電源接点と、前記補助電源回路に接続される第1補助電源接点と、前記第1補助電源接点に対応して配置される第2補助電源接点とを含み、前記第1主電源接点と前記第2主電源接点とを接続して前記第1補助電源接点と前記第2補助電源接点とを遮断する第1主接続状態と、前記第1補助電源接点と前記第2補助電源接点とを接続して前記第1主電源接点と前記第2主電源接点とを遮断する第1補助接続状態とに切り替え可能な電源側リレーと、
前記第2主電源接点に接続される主連結回路と、
前記第2補助電源接点に接続される補助連結回路と、
前記主連結回路に接続される第3主電源接点と、前記補助連結回路に接続される第3補助電源接点とを含み、前記第3主電源接点と前記負荷回路とを接続して前記第3補助電源接点と前記負荷回路とを遮断する第2主接続状態と、前記第3補助電源接点と前記負荷回路とを接続して前記第3主電源接点と前記負荷回路とを遮断する第2補助接続状態とに切り替え可能な負荷側リレーと、
を備える電源切替装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記電源側リレーと前記負荷側リレーとを制御するコントローラをさらに備える、
請求項1に記載の電源切替装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記電源側リレーを前記第1主接続状態に切り替え、前記負荷側リレーを前記第2主接続状態に切り替えることで、前記主電源から前記負荷に電力を供給させる、
請求項2に記載の電源切替装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記電源側リレーを前記第1主接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、前記負荷側リレーを前記第2主接続状態に切り替える、
請求項3に記載の電源切替装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記負荷側リレーを前記第2主接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、前記電源側リレーを前記第1主接続状態に切り替える、
請求項3に記載の電源切替装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記電源側リレーを前記第1補助続状態に切り替え、前記負荷側リレーを前記第2補助続状態に切り替えることで、前記補助電源から前記負荷に電力を供給させる、
請求項2に記載の電源切替装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記電源側リレーを前記第1補助接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、前記負荷側リレーを前記第2補助接続状態に切り替える、
請求項6に記載の電源切替装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記負荷側リレーを前記第2補助接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、前記電源側リレーを前記第1補助接続状態に切り替える、
請求項6に記載の電源切替装置。
【請求項9】
前記主電源回路の電圧又は電流を検出する主電源センサをさらに備え、
前記コントローラは、前記主電源センサによって検出された前記主電源回路の電圧又は電流に基づいて、前記第1主電源接点と前記第2主電源接点と前記第3主電源接点との少なくとも1つの溶着を判定する、
請求項2に記載の電源切替装置。
【請求項10】
前記補助電源回路の電圧又は電流を検出する補助電源センサをさらに備え、
前記コントローラは、前記補助電源センサによって検出された前記補助電源回路の電圧又は電流に基づいて、前記第1補助電源接点と前記第2補助電源接点と前記第3補助電源接点の少なくとも1つの溶着を判定する、
請求項2に記載の電源切替装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源切替装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、負荷への電源の切り替えを行う電源切替装置が知られている。例えば、特許文献1は、商用電源の停電時に、負荷への電源を商用電源から他の電源に切り替える電源切替システムを開示している。この電源切替システムは、第1~第4リレーを備えている。第1リレーのa接点は、商用電源に接続されている。第2リレー、のa接点は、他の電源に接続されている。他の電源は、蓄電池と分散電源とを含む。第3リレーのa接点は、蓄電池に接続されている。第4リレーのa接点は、分散電源に接続されている。第1~第4リレーのa接点のオン/オフが切り替えられることで、負荷に接続される電源が切り替えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-132495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の電源切替システムでは、接点が溶着した場合には、電源が短絡してしまう。例えば、第1リレーのa接点が溶着した状態で、第2リレーと第3リレーとのa接点がオンに切り替えられると、主電源と蓄電池とが短絡してしまう。本発明の目的は、複数の電源の切り替えを行う電源切替装置において、接点が溶着した場合に、電源の短絡を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電源切替装置は、負荷の電源を主電源と補助電源との間で切り替える。電源切替装置は、主電源回路と、補助電源回路と、負荷回路と、電源側リレーと、主連結回路と、補助連結回路と、負荷側リレーとを備える。主電源回路は、主電源に接続される。補助電源回路は、補助電源に接続される。負荷回路は、負荷に接続される。電源側リレーは、第1主電源接点と、第2主電源接点と、第1補助電源接点と、第2補助電源接点とを含む。第1主電源接点は、主電源回路に接続される。第2主電源接点は、第1主電源接点に対応して配置される。第1補助電源接点は、補助電源回路に接続される。第2補助電源接点は、第1補助電源接点に対応して配置される。電源側リレーは、第1主接続状態と第1補助接続状態とに切り替え可能である。電源側リレーは、第1主接続状態において、第1主電源接点と第2主電源接点とを接続して、第1補助電源接点と第2補助電源接点とを遮断する。電源側リレーは、第2主接続状態において、第1補助電源接点と第2補助電源接点とを接続して、第1主電源接点と第2主電源接点とを遮断する。主連結回路は、第2主電源接点に接続される。補助連結回路は、第2補助電源接点に接続される。負荷側リレーは、第3主電源接点と第3補助電源接点とを含む。第3主電源接点は、主連結回路に接続される。第3補助電源接点は、補助連結回路に接続される。負荷側リレーは、第2主接続状態と第2補助接続状態とに切り替え可能である。負荷側リレーは、第2主接続状態において、第3主電源接点と負荷回路とを接続して、第3補助電源接点と負荷回路とを遮断する。負荷側リレーは、第2補助接続状態において、第3補助電源接点と負荷回路とを接続して、第3主電源接点と負荷回路とを遮断する。
【0006】
本態様に係る電源切替装置では、電源側リレーにおいて接点の溶着が発生した場合、電源側リレーでは第1主接続状態と第1補助接続状態との間の切り替えが不可能となるが、負荷側リレーは、第2主接続状態と第2補助接続状態とに切り替え可能である。また、負荷側リレーにおいて接点の溶着が発生した場合、負荷側リレーでは第2主接続状態と第2補助接続状態との間の切り替えが不可能となるが、電源側リレーは、第1主接続状態と第1補助接続状態とに切り替え可能である。それにより、電源の短絡が防止される。
【0007】
電源切替装置は、電源側リレーと負荷側リレーとを制御するコントローラをさらに備えてもよい。コントローラは、電源側リレーを第1主接続状態に切り替え、負荷側リレーを第2主接続状態に切り替えることで、主電源から負荷に電力を供給させてもよい。
【0008】
コントローラは、電源側リレーを第1主接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、負荷側リレーを第2主接続状態に切り替えてもよい。この場合、電源側リレーでのアークの発生が抑えられる。コントローラは、負荷側リレーを第2主接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、電源側リレーを第1主接続状態に切り替えてもよい。この場合、負荷側リレーでのアークの発生が抑えられる。
【0009】
コントローラは、電源側リレーを第1補助続状態に切り替え、負荷側リレーを第2補助続状態に切り替えることで、補助電源から負荷に電力を供給させてもよい。コントローラは、電源側リレーを第1補助接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、負荷側リレーを第2補助接続状態に切り替えてもよい。この場合、電源側リレーでのアークの発生が抑えられる。コントローラは、負荷側リレーを第2補助接続状態に切り替えた後、所定時間経過後に、電源側リレーを第1補助接続状態に切り替えてもよい。この場合、負荷側リレーでのアークの発生が抑えられる。
【0010】
電源切替装置は、主電源回路の電圧又は電流を検出する主電源センサをさらに備えてもよい。コントローラは、主電源センサによって検出された主電源回路の電圧又は電流に基づいて、第1主電源接点と第2主電源接点と第3主電源接点との少なくとも1つの溶着を判定してもよい。この場合、接点の溶着の発生を検出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
テーブルタップ
16日前
個人
真空管回路
9日前
個人
電波解凍効率向上方法
5日前
アルモテック株式会社
反射鏡
25日前
個人
乱反射入射電波低減方法
5日前
日星電気株式会社
電線被覆材
25日前
ローム株式会社
磁気部品
5日前
サンケン電気株式会社
半導体装置
10日前
HOYA株式会社
光源装置
25日前
株式会社大橋製作所
実装装置
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
9日前
沖電気工業株式会社
発光装置
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
9日前
オムロン株式会社
電源切替装置
25日前
京セラ株式会社
積層型電子部品
1か月前
オムロン株式会社
電源切替装置
25日前
株式会社東京精密
ワーク加工方法
26日前
矢崎総業株式会社
絶縁電線
5日前
株式会社東京精密
ワーク加工方法
26日前
トヨタ自動車株式会社
積層型電池
26日前
矢崎総業株式会社
扁平電線
11日前
東レエンジニアリング株式会社
転写方法
10日前
日本無線株式会社
導波管接続構造
12日前
東レエンジニアリング株式会社
転写装置
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
6日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
アイホン株式会社
インターホン機器
2日前
富士電機株式会社
半導体装置
26日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
富士電機株式会社
半導体装置
11日前
LWJ株式会社
可変ハンドスイッチ
27日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
株式会社東芝
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置
17日前
続きを見る