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公開番号2024082071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195787
出願日2022-12-07
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/533 20060101AFI20240612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタの大型化を避けながら端子の動作温度の過度な上昇を抑制可能なコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、電線2と、電線2に接続される端子10と、電線2と端子10との接続箇所を収容する収容空間31aを内部に有するハウジング20と、収容空間31aに収容される接続箇所を外部から隔離するように収容空間31aの開口部分を封止するシール部材93と、接続箇所を取り囲むように収容空間31a内に配置される筒状の蓄熱部材95と、を備える。蓄熱部材95は、蓄熱部材95の周方向における蓄熱部材95の一部を構成する第1部品95zと他の一部を構成する第2部品95zとを含む複数の部品を有し、前記複数の部品を組み付けて構成される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電線と、
前記電線に接続される端子と、
前記電線と前記端子との接続箇所を収容する収容空間を内部に有するハウジングと、
前記収容空間に収容される前記接続箇所を外部から隔離するように前記収容空間の開口部分を封止するシール部材と、
前記接続箇所を取り囲むように前記収容空間内に配置される筒状の蓄熱部材と、
を備える、コネクタであって、
前記蓄熱部材は、
当該蓄熱部材の周方向における当該蓄熱部材の一部を構成する部品と他の一部を構成する部品とを含む複数の部品を有し、前記複数の部品が組み付けられて構成される、
コネクタ。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記収容空間内において前記蓄熱部材の周辺に残存する隙間の少なくとも一部を埋めるように前記収容空間内に配置される伝熱部材を、更に備える、
コネクタ。
【請求項3】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記端子は、
当該端子を前記電線に加締めることによって前記電線に接続され、当該端子の表面に窪み状の加締痕を有し、
前記蓄熱部材は、
前記加締痕に向けて突出する突起部を筒内面に有し、前記突起部が前記加締痕に嵌め合わされるように配置される、
コネクタ。
【請求項4】
請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記複数の部品は、
第1係合部を有する第1部品と、第2係合部を有する第2部品と、を含み、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合することにより、前記第1部品と前記第2部品とが互いに近付く向きに付勢される、ように構成される、
コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線と、端子と、電線と端子との接続箇所を収容するハウジングと、収容空間の開口部分を封止するシール部材と、収容空間内に配置される蓄熱部材と、を備えるコネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車等の車両に搭載されたバッテリに車両外部から電力を供給(充電)するべく、車両に設置される充電用のコネクタが提案されている(例えば、特許文献1,2を参照。)。この種のコネクタは、一般に、充電インレットとも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-192482号公報
特開2018-133278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した種類のコネクタ(充電インレット)は、一般に、各種の規格で定められた構造や特性を有することが求められる。例えば、上述したコネクタを実際に使用する際、通電時に端子に生じるジュール熱に起因し、端子の温度(いわゆる動作温度)が上昇する。そこで、コネクタの品質保持や安全性等の観点から、端子の動作温度の上限値等が、所定の規格で定められている。
【0005】
ところが、上述した従来のコネクタでは、端子と電線との接続箇所は、接触抵抗の大きさに起因して発熱量が多い箇所であるにもかかわらず、防水等の観点からパッキン等で封止されて外部から隔離されている。更に、そのように隔離された空間内の空気が、断熱材としても働く。そのため、端子と電線との接続箇所から外部への放熱が非常に困難であると考えられる。加えて、例えば、バッテリの急速充電を行う場合等には、大電流が短時間にコネクタを通過するため、単位時間あたりの端子(特に、上述した接続箇所)の温度上昇の度合いが、通常充電を行う場合に比べて高まる。このような理由から、従来のコネクタでは、自然放熱のみによっては、端子の動作温度を上記規格で定められている範囲内に収めることが困難となる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、コネクタの大型化を避けながら端子の動作温度の過度な上昇を抑制可能なコネクタの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
【0008】
電線と、
前記電線に接続される端子と、
前記電線と前記端子との接続箇所を収容する収容空間を内部に有するハウジングと、
前記収容空間に収容される前記接続箇所を外部から隔離するように前記収容空間の開口部分を封止するシール部材と、
前記接続箇所を取り囲むように前記収容空間内に配置される筒状の蓄熱部材と、
を備える、コネクタであって、
前記蓄熱部材は、
当該蓄熱部材の周方向における当該蓄熱部材の一部を構成する部品と他の一部を構成する部品とを含む複数の部品を有し、前記複数の部品が組み付けられて構成される、
コネクタであること。
【発明の効果】
【0009】
本発明のコネクタによれば、電線と端子との接続箇所と、蓄熱部材と、がハウジング内の収容空間に収容されている。換言すると、収容空間内において接続箇所の周辺にある隙間を小さくするように、蓄熱部材が配置されている。これにより、通電時に電線と端子との接続箇所に生じる熱を熱容量の大きな蓄熱部材で吸熱することで、急速充電時のように単位時間あたりの接続箇所での発熱量が大きい場合であっても、端子の動作温度の急激な上昇を抑制し、端子の動作温度を緩やかに上昇させることができる。更に、収容空間内に蓄熱部材が存在する分、断熱材として働く収容空間内の空気の量を少なくすることができる。したがって、本構成のコネクタは、コネクタの大型化を避けながら端子の動作温度の過度な上昇を抑制可能である。
【0010】
更に、上記構成のコネクタによれば、蓄熱部材が、筒状の形状を有し、その周方向における一部を構成する部品と他の一部を構成する部品とを含む複数の部品を有するとともに、それら複数の部品が組み付けられて構成される。換言すると、筒状の蓄熱部材はその周方向において複数の部品に分割されており、それら分割された複数の部品を組み付けることで、蓄熱部材が構成されるようになっている。これにより、例えば、電線と端子との接続(例えば、端子の加締め)に先立ってあらかじめ電線を蓄熱部材の筒内に通しておく等の前工程を要さず、電線と端子との接続の後に、それら複数の部品を組み付けることで、接続箇所を取り囲むように蓄熱部材を配置することができる。よって、コネクタの製造工程における自由度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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