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公開番号2024068735
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179292
出願日2022-11-09
発明の名称コネクタ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 13/533 20060101AFI20240514BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】温度要件を満たしつつ大型化を抑制することができるコネクタを提供することを目的とする。
【解決手段】コネクタ1は、導電性を有する電線Wと電気的に接続される電線接続部T2、及び、接続相手部材と電気的に接続可能である電気接続部T1を含む端子Tと、内側に端子Tを収容して保持するハウジング100と、導電性を有する金属材料によって筒状に形成され、内側に電線接続部T2を収容し、当該電線接続部T2の外面を覆う蓄熱部材500とを備え、蓄熱部材500は、内面側から突出して形成され、電線接続部T2の外面に接触した状態で配置される複数の内フィン520を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電性を有する電線と電気的に接続される電線接続部、及び、接続相手部材と電気的に接続可能である電気接続部を含む端子と、
内側に前記端子を収容して保持するハウジングと、
導電性を有する金属材料によって筒状に形成され、内側に前記電線接続部を収容し、当該電線接続部の外面を覆う蓄熱部材とを備え、
前記蓄熱部材は、内面側から突出して形成され、前記電線接続部の外面に接触した状態で配置される複数の内フィンを有することを特徴とする、
コネクタ。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記ハウジングの端部に組み付けられ、内側に前記電線接続部を収容するターミナルホルダと、
前記ターミナルホルダに組み付けられ、前記電線の外面と前記ターミナルホルダの内面との間を止水する止水部材とを備え、
前記蓄熱部材は、前記電線接続部と前記ターミナルホルダとの間に形成された止水領域に配置される、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記蓄熱部材は、外面側から突出して形成され、当該蓄熱部材の外側に位置する部材の内面に接触した状態で配置される複数の外フィンを有することを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記内フィンは、弾性変形可能に構成され、当該内フィンと接触する前記電線接続部の外面の形状にあわせて変形する、
請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記外フィンは、弾性変形可能に構成され、当該外フィンと接触する前記部材の内面の形状にあわせて変形する、
請求項3に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、複数の端子と、当該端子を収容して保持する端子収容部を有するハウジングとを備えるコネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-221612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載のコネクタのような充電用コネクタは、バッテリの大容量化や充電時間の短縮化に対応するために、大電流にも対応できることが期待されている。この場合、コネクタ間で大電流が流れると、端子同士が接続されている電気接続部や、端子と電線とが接続される電線接続部等、抵抗が高い箇所からの発熱量が増加し、その熱が発熱源に蓄積されることで、コネクタ内の温度が急激に上昇する虞がある。したがって、大電流にも対応できる構成にするには、電線の径を大きくしたり、冷却装置を追加で設けたりすることで、コネクタ内の温度が急激に上昇することを抑制する必要があり、その結果として、コネクタの大型化が進む可能性がある点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、温度要件を満たしつつ大型化を抑制することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、導電性を有する電線と電気的に接続される電線接続部、及び、接続相手部材と電気的に接続可能である電気接続部を含む端子と、内側に前記端子を収容して保持するハウジングと、導電性を有する金属材料によって筒状に形成され、内側に前記電線接続部を収容し、当該電線接続部の外面を覆う蓄熱部材とを備え、前記蓄熱部材は、内面側から突出して形成され、前記電線接続部の外面に接触した状態で配置される複数の内フィンを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るコネクタは、温度要件を満たしつつ大型化を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るコネクタの概略構成を表す斜視図である。
図2は、図1に示すA-A断面図である。
図3は、図1に示すB-B断面図である。
図4は、実施形態に係る蓄熱部材の概略構成を表す斜視図である。
図5は、実施形態に係るコネクタの温度上昇率を説明するための図である。
図6は、変形例に係るコネクタの概略構成を表す断面図である。
図7は、変形例に係るコネクタの概略構成を表す断面図である。
図8は、変形例に係る蓄熱部材の概略構成を表す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
本実施形態に係るコネクタ1は、例えば、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)等のバッテリが搭載されている車両に搭載されるものであり、車両ボディに取り付けられ、車両側開口部を介して車両外部の電源と電気的に接続されることで、バッテリを充電することができる接続機構である。コネクタ1は、いわゆる充電インレットを構成するものであって、開閉自在な蓋(不図示)が取り付けられ当該蓋が開状態となることで、接続部分を車両外部に露出させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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