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公開番号2024068362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-20
出願番号2022178748
出願日2022-11-08
発明の名称固定構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/629 20060101AFI20240513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタと相手コネクタの端子同士が正確に接触した状態を安定して維持可能な固定構造を得ることを目的とする。
【解決手段】コネクタ1のハウジング12には、係止ロック123と、係止ロック123と独立して設けられるレバー係止部124と、が設けられている。相手コネクタ2の相手ハウジング21には、係止ロック123により係止可能なロック部211が設けられている。レバー3は、非係止状態と、係止状態と、に変更可能に設けられ、非係止状態から係止状態に変更される際に、コネクタ1と相手コネクタ2とを前後方向Xに接近させるようにコネクタ1及び相手コネクタ2を接続している。レバー3が係止状態となり、ロック部211が係止ロック123に係止された状態となることで、コネクタ1が相手コネクタ2に固定される。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
コネクタと、前記コネクタに接続される相手コネクタと、前記コネクタ及び前記相手コネクタ間に介在するレバーと、を備える固定構造であって、
前記コネクタは、前記コネクタと前記相手コネクタとが接近する固定方向に沿って開口する筒状のハウジングを備え、
前記ハウジングには、前記固定方向に交差する交差方向に突出する係止ロックと、前記係止ロックと独立して設けられ前記レバーを係止するレバー係止部と、が設けられ、
前記相手コネクタは、前記ハウジングに嵌合する相手ハウジングを備え、
前記相手ハウジングには、前記係止ロックにより係止可能なロック部が設けられ、
前記レバーは、前記レバー係止部に係止されない非係止状態と、前記レバー係止部に係止される係止状態と、に変更可能に設けられ、前記非係止状態から前記係止状態に変更される際に、前記コネクタと前記相手コネクタとを前記固定方向に接近させるように前記コネクタ及び前記相手コネクタを接続しており、
前記レバーが前記係止状態となり、前記ロック部が前記係止ロックに係止された状態となることで、前記コネクタが前記相手コネクタに固定されることを特徴とする固定構造。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記相手コネクタには、前記ロック部の前記固定方向における前記コネクタ側に間隔をあけて配置される第二ロック部が設けられ、
前記レバーが非係止状態にある場合に、前記係止ロックにより前記第二ロック部を係止して仮組み付け状態となり、
前記レバーが係止状態にある場合に、前記係止ロックにより前記ロック部を係止して本組み付け状態となることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項3】
前記固定方向は、前記ハウジング及び前記相手ハウジングの前後方向であり、
前記交差方向は、前記ハウジング及び前記相手ハウジングの幅方向であり、
前記ロック部及び前記第二ロック部は、それぞれが一対で設けられ、一対の前記ロック部及び前記第二ロック部は、前記幅方向の一方側と他方側とにそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の固定構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固定構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、端子金具を収容するハウジング本体と、ハウジング本体を覆うフード部と、レバーと、を備えるレバー操作式のコネクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のレバー操作式のコネクタでは、レバーの係合突起が、コネクタと、コネクタに固定される相手コネクタと、を接続しており、この状態でレバーを回動させると、ハウジング本体とフード部とが相手コネクタ側に移動する。これにより、コネクタと相手コネクタとが固定される。そして、回動したレバーは、ハウジング本体に設けられたレバーロックアームに係止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-113914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上述のコネクタでは、レバーをレバーロックアームで係止し、レバーの姿勢を一旦変更不能にすることで、コネクタと相手コネクタとが固定された状態を維持している。この場合、レバーやレバーロックアームの寸法のばらつきが大きくなると、レバー、レバーロックアーム間にがたつきが生じるため、コネクタと相手コネクタとが固定された状態を安定して維持することが難しい。また、レバーの回動操作は、素手で行うことが多く、この場合、レバーにおける操作される部分と、レバーロックアームに係止される部分とが同じ位置に存在することになることから、レバーロックアームに係止される部分に操作者の手が触れてしまうことがある。そうすると、レバーとレバーロックアームとの係止がうまく行えない、レバーとレバーロックアームとの係止が不十分な中途係止状態となる、などの問題が生じる。このため、コネクタと相手コネクタの端子同士の接触した状態が正確に維持できない虞があった。
【0005】
本発明の目的は、コネクタと相手コネクタの端子同士が正確に接触した状態を安定して維持可能な固定構造を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、固定構造は、コネクタと、前記コネクタに接続される相手コネクタと、前記コネクタ及び前記相手コネクタ間に介在するレバーと、を備える固定構造であって、前記コネクタは、前記コネクタと前記相手コネクタとが接近する固定方向に沿って開口する筒状のハウジングを備え、前記ハウジングには、前記固定方向に交差する交差方向に突出する係止ロックと、前記係止ロックと独立して設けられ前記レバーを係止するレバー係止部と、が設けられ、前記相手コネクタは、前記ハウジングに嵌合する相手ハウジングを備え、前記相手ハウジングには、前記係止ロックにより係止可能なロック部が設けられ、前記レバーは、前記レバー係止部に係止されない非係止状態と、前記レバー係止部に係止される係止状態と、に変更可能に設けられ、前記非係止状態から前記係止状態に変更される際に、前記コネクタと前記相手コネクタとを前記固定方向に接近させるように前記コネクタ及び前記相手コネクタを接続しており、前記レバーが前記係止状態となり、前記ロック部が前記係止ロックに係止された状態となることで、前記コネクタが前記相手コネクタに固定されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コネクタと相手コネクタの端子同士が正確に接触した状態を安定して維持可能な固定構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る固定構造を構成するコネクタの分解斜視図。
コネクタを構成するハウジングを右斜め後ろから見た斜視図。
(A)は、ハウジングを右斜め前から見た斜視図であり、(B)は、図3(A)の領域Aにおける部分拡大図。
(A)は、コネクタに接続される相手コネクタを上側から見た平面図であり、(B)は、相手コネクタを前側から見た正面図。
仮組み付け状態にあるコネクタ及び相手コネクタを示す断面図。
仮組み付け状態から本組み付け状態に変化する途中のコネクタ及び相手コネクタを示す断面図。
本組み付け状態にあるコネクタ及び相手コネクタを示す縦断面図。
本組み付け状態にあるコネクタ及び相手コネクタを示す横断面図。
(A)は、図8の領域Bにおける部分拡大図であり、(B)は、図8の領域Cにおける部分拡大図。
本組み付け状態にあるコネクタ及び相手コネクタを、レバーのある箇所で切断した横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、固定構造について説明する。固定構造は、コネクタ1と、コネクタ1に接続される相手コネクタ2と、レバー3と、を備え、このコネクタ1と、相手コネクタ2と、を、レバー3を介して互いに固定する構造である。
【0010】
なお、図において、X、Y、Zは、互いに直交する方向である。そして、コネクタ1と相手コネクタ2とが接近する固定方向を前後方向とし、「前後方向X」と記す。また、前後方向Xの一方側を「前側X1」、他方側を「後側X2」と記す。なお、前後方向Xは、後述するハウジング12及び相手ハウジング21の前後方向でもある。
(【0011】以降は省略されています)

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