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公開番号
2024068361
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-20
出願番号
2022178747
出願日
2022-11-08
発明の名称
固定構造
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20240513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】大型化を避けつつ、検知部の挿入精度を向上することが可能な固定構造を得ることを目的とする。
【解決手段】ハウジング13と、フロントホルダ15と、を備えるコネクタ1の固定構造である。フロントホルダ15には、検知部151と、係止ロック152と、規制突起153と、が設けられている。ハウジング13には、収容部1314と、規制凹部1315と、係止部1316aが設けられている。規制突起153には、高さ方向Zに交差して延在する規制面1533が設けられ、規制凹部1315には、規制面1533に当接し規制突起153を支持する当接面1315a-1が設けられている。係止ロック152が高さ方向Zに弾性変形する際には、規制面1533が当接面1315a-1に当接している。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
端子が挿入される筒状のハウジングと、前記ハウジングに対して前記端子の挿入方向に嵌合する筒状のフロントホルダと、を備えるコネクタの固定構造であって、
前記フロントホルダには、前記挿入方向におけるハウジング側に突出する検知部と、前記挿入方向に交差する撓み方向に弾性変形可能に設けられ前記検知部に対して前記撓み方向に間隔をあけて配置される係止ロックと、前記撓み方向における前記検知部と前記係止ロックとの間に配置される規制突起と、が設けられ、
前記ハウジングには、前記挿入方向におけるフロントホルダ側に向かって開口し前記検知部が収容される空間を構成する収容部と、前記係止ロックを係止する係止部と、前記挿入方向におけるフロントホルダ側に向かって開口し前記規制突起が収容される空間を構成する規制凹部と、が設けられ、
前記規制突起には、前記撓み方向に交差して延在する規制面が設けられ、
前記規制凹部には、前記規制面に当接し前記規制突起を支持する当接面が設けられ、
前記係止ロックが前記撓み方向に弾性変形する際には、前記規制面が前記当接面に当接していることを特徴とする固定構造。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記挿入方向は、前記フロントホルダ及び前記ハウジングの前後方向であり、
前記撓み方向は、前記フロントホルダ及び前記ハウジングの高さ方向であり、
前記規制突起は、撓み方向に立ち上がる立設部と、前記立設部の左右両側に広がる羽根部と、を備え、
前記規制面は、前記羽根部の下面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定構造。
【請求項3】
請求項1に記載の固定構造を備えるコネクタに、相手コネクタを接続する接続構造であって、
前記相手コネクタは、前記ハウジングに嵌合し、
前記相手コネクタには、前記規制突起における前記規制面と反対の面に当接し、前記規制凹部の当接面と挟むことで前記規制突起の前記撓み方向への変位を規制するこじり嵌合防止部が設けられていることを特徴とする接続構造。
【請求項4】
前記こじり嵌合防止部には、前記規制突起を収容する収容凹部が設けられ、
前記収容凹部の内壁面は、前記規制突起における前記規制面と反対側の面に当接していることを特徴とする請求項3に記載の接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固定構造に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
端子を収容するハウジングと、ハウジングに装着されて端子の二重係止を行うフロントホルダと、を備えたコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のコネクタでは、ハウジングの端子収容室に設けられたランスにより端子を係止し、フロントホルダに設けられた検知板(検知部)により、端子を係止した状態のランスを押さえてランスの姿勢を維持することで、端子の二重係止がなされる。そして、ハウジングに装着されたフロントホルダは、当該フロントホルダに設けられた弾性アームを、ハウジングに設けられた係止突起に係止されることで、装着が完了した本係止状態となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-098116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したコネクタでは、フロントホルダをハウジングに装着する際に、検知板を、ハウジングに設けられた検知板挿入孔に挿入する必要がある。しかしながら、この場合、フロントホルダの装着途中で上述の弾性アームが上述の係止突起によって弾性変形し、それに伴ってフロントホルダ自体が傾くことがある。そうすると、検知板も変位することから、検知板を位置決めすることが難しい。このため、検知板が検知板挿入孔の開口縁部や内壁面などに衝突することがあり、検知板が破損することが問題となる。これに対し、検知板の板厚や幅寸法を小さくした場合、検知板の衝突は起こり難くなるものの、検知板の強度が低下してしまう。一方、特許文献1に記載のコネクタでは、ハウジングの外周面を囲むフロントホルダの内壁面と、その内壁面に対向するハウジングの外壁面と、に一対のリブを設け、このリブ同士を当接させることでフロントホルダの傾き自体を矯正している。しかしながら、この構成では、リブの寸法分コネクタが大型化してしまう。
【0005】
本発明の目的は、大型化を避けつつ、検知部の挿入精度を向上することが可能な固定構造を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、固定構造は、端子が挿入される筒状のハウジングと、前記ハウジングに対して前記端子の挿入方向に嵌合する筒状のフロントホルダと、を備えるコネクタの固定構造であって、前記フロントホルダには、前記挿入方向におけるハウジング側に突出する検知部と、前記挿入方向に交差する撓み方向に弾性変形可能に設けられ前記検知部に対して前記撓み方向に間隔をあけて配置される係止ロックと、前記撓み方向における前記検知部と前記係止ロックとの間に配置される規制突起と、が設けられ、前記ハウジングには、前記挿入方向におけるフロントホルダ側に向かって開口し前記検知部が収容される空間を構成する収容部と、前記係止ロックを係止する係止部と、前記挿入方向におけるフロントホルダ側に向かって開口し前記規制突起が収容される空間を構成する規制凹部と、が設けられ、前記規制突起には、前記撓み方向に交差して延在する規制面が設けられ、前記規制凹部には、前記規制面に当接し前記規制突起を支持する当接面が設けられ、前記係止ロックが前記撓み方向に弾性変形する際には、前記規制面が前記当接面に当接していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このような構成によれば、大型化を避けつつ、検知部の挿入精度を向上することが可能な固定構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る固定構造を構成するコネクタの分解斜視図。
(A)は、コネクタを前側から見た正面図であり、(B)は、図2をA-A線で切断した場合のハウジングの断面図。
図2(B)のB-B線矢視断面図。
(A)は、フロントホルダの斜視図であり、(B)は、フロントホルダを前側から見た正面図。
図4(B)のC-C線矢視断面図。
(A)は、相手コネクタを前側から見た正面図であり、(B)は、図6(A)のD-D線矢視断面図。
フロントホルダをハウジングに嵌合している途中のコネクタの断面図。
フロントホルダのハウジングへの嵌合が完了したコネクタの断面図。
(A)は、相手コネクタをコネクタに嵌合している途中の状態を上側から見た平面図であり、(B)は、図9(A)のF-F線矢視断面図。
(A)は、相手コネクタのコネクタへの嵌合が完了した状態を上側から見た平面図であり、(B)は、図10(A)のG-G線矢視断面図。
規制凹部を有さないコネクタと、相手コネクタと、の組立断面図。
(A)は、変形例におけるコネクタと相手コネクタとの組立断面図であり、(B)は、図12(A)のH-H線矢視断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、固定構造を備えるコネクタ1について説明する。コネクタ1は、相手コネクタ2としての雄コネクタに接続される雌コネクタであり、図1に示すように、端子11と、レバー12と、ハウジング13と、パッキン14と、フロントホルダ15と、を備えている。
【0010】
なお、図において、X、Y、Zは、互いに直交する方向である。そして、端子11をハウジング13に挿入する挿入方向を、フロントホルダ15及びハウジング13の前後方向とし、「前後方向X」と記す。また、前後方向Xの一方側を「前側X1」、他方側を「後側X2」と記す。そして、フロントホルダ15及びハウジング13の幅方向を左右方向とし、「左右方向Y」と記す。また、左右方向Yの一方側を「左側Y1」、他方側を「右側Y2」と記す。また、フロントホルダ15及びハウジング13の上下方向を「高さ方向Z」と記す。また、高さ方向Zの一方側を「上側Z1」、他方側を「下側Z2」と記す。なお、高さ方向Zは、後述する係止ロック152の撓み方向でもある。なお、これは、あくまでも説明の便宜のためであり、必ずしもコネクタ1の実際の使用状態における方向と一致するとは限らず、の実際の使用状態における方向を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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