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公開番号2024080957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194332
出願日2022-12-05
発明の名称端子
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 13/187 20060101AFI20240610BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コストを抑えつつ、適切な導通性能を得ることが可能な接続信頼性の高い端子を提供すること。
【解決手段】相手方端子5が嵌合されることにより、相手方端子5と電気的に接続される端子10であって、円筒状に形成された筒状部21と、軸方向に互いに隙間をあけた状態で筒状部21の内部に組み込まれ、相手方端子5が嵌合される一対の円筒状の導通部材22,23と、導通部材22,23同士の隙間からなる環状溝35に収容されて相手方端子5の嵌合方向への移動が規制され、導通部材22,23に嵌合される相手方端子5の外周面に弾性的に接触するコイルスプリング24と、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
相手方端子が嵌合されることにより、前記相手方端子と電気的に接続される端子であって、
円筒状に形成された筒状部と、
軸方向に互いに隙間をあけた状態で前記筒状部の内部に組み込まれ、前記相手方端子が嵌合される一対の円筒状の導通部材と、
前記導通部材同士の隙間からなる環状溝に収容されて前記相手方端子の嵌合方向への移動が規制され、前記導通部材に嵌合される前記相手方端子の外周面に弾性的に接触するコイルスプリングと、
を有する、
端子。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
一対の前記導通部材は、それぞれ異なる材料から形成されている、
請求項１に記載の端子。
【請求項３】
前記筒状部は、電線の端部に圧着可能な加締め片が連結部を介して連設されている、
請求項１または請求項２に記載の端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、端子に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、圧延された金属板をプレスすることにより、溝を有するバネ溝ハウジングが形成され、このバネ溝ハウジングの溝に傾斜コイルバネが保持されたメス端子が開示されている。このメス端子では、オス端子が嵌合されることにより、バネ溝ハウジングの溝に保持された傾斜コイルバネがオス端子に接触して導通することで、オス端子と電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－２４３５７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のメス端子では、プレスによる折り曲げ加工で溝を形成するために、溝の側壁となる部分に複数の切り欠きセクションを形成している。このため、この切り欠きセクション部分に隙間が生じ、傾斜コイルバネとの接触面積が減少し、接続信頼性が低下するおそれがある。
【０００５】
また、メス端子に溝を直接形成しているため、材料コストを下げるには、メス端子の金属板または傾斜コイルバネの材料を安価なものに変更しなければならない。しかも、材料等を変更して細かな導通性能を調整することが困難であった。
【０００６】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを抑えつつ、適切な導通性能を得ることが可能な接続信頼性の高い端子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の上記目的は、下記構成により達成される。
【０００８】
相手方端子が嵌合されることにより、前記相手方端子と電気的に接続される端子であって、
円筒状に形成された筒状部と、
軸方向に互いに隙間をあけた状態で前記筒状部の内部に組み込まれ、前記相手方端子が嵌合される一対の円筒状の導通部材と、
前記導通部材同士の隙間からなる環状溝に収容されて前記相手方端子の嵌合方向への移動が規制され、前記導通部材に嵌合される前記相手方端子の外周面に弾性的に接触するコイルスプリングと、
を有する、端子。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、コストを抑えつつ、適切な導通性能を得ることが可能な接続信頼性の高い端子を提供できる。
【００１０】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態（以下、「実施形態」という。）を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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