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公開番号2024078276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190717
出願日2022-11-29
発明の名称積層導電体
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/58 20060101AFI20240603BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】単層バスバーの振動を抑制することができる積層導電体を提供することを目的とする。
【解決手段】積層導電体1は、導電性部材を帯状とした単層バスバー11を複数積層して形成される導電部2と、導電部2の接合端部21と接合端部21の間の中間領域22において延在方向Xに対し等間隔で設けられ単層バスバー11を接合する中間接合部3と、を備えて構成され、中間接合部3によって単層バスバー11同士を接合して拘束することにより単層バスバー11が振動することを抑制することができる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
導電性部材を帯状とした単層バスバーを複数積層して形成される導電部と、
前記導電部の端部と端部の間の中間領域において延在方向に沿って等間隔で設けられ、前記単層バスバーを接合する中間接合部と、を備える、
積層導電体。
続きを表示（約 210 文字）【請求項２】
前記導電部は、前記導電部の表面及び裏面と平行な面の面内方向において曲折する曲折部を形成している、
請求項１に記載の積層導電体。
【請求項３】
前記中間接合部は、溶接により前記単層バスバーを接合する、
請求項１又は２に記載の積層導電体。
【請求項４】
車両に搭載される電気機器又はバッテリに接続される、
請求項１又は２に記載の積層導電体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、積層導電体に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、積層導電体として、例えば、特許文献１に記載されるように、複数の単層バスバー（導電板）を積層して形成されるものが知られている。この積層導電体は、複数の単層バスバーを積層して構成されることにより、可撓性が大きくなり、湾曲させて配索しやすく、配索性が良好となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－２１６２８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上述した積層導電体は、振動を生ずる場合があり、この点で改善の余地がある。例えば、積層導電体として長尺なものを用いると、積層導電体の中間部分において単層バスバー同士の間に隙間ができる場合がある。このとき、積層導電体が車両に搭載される場合など、設置場所の動きにより単層バスバーに振動を生ずる場合がある。
【０００５】
そこで、本発明は、単層バスバーの振動を抑制することができる積層導電体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
すなわち、本発明に係る積層導電体は、導電性部材を帯状とした単層バスバーを複数積層して形成される導電部と、導電部の端部と端部の間の中間領域において延在方向に沿って等間隔で設けられ単層バスバーを接合する中間接合部と、を備えて構成されている。
【発明の効果】
【０００７】
本発明に係る積層導電体によれば、単層バスバーの振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る積層導電体の斜視図である。
図２は、実施形態に係る積層導電体の拡大斜視図である。
図３は、実施形態に係る積層導電体の加工後の斜視図である。
図４は、実施形態に係る積層導電体の振動低減機能の説明図ある。
図５は、比較例となる積層導電体の振動状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
［実施形態］
図１は、実施形態に係る積層導電体の斜視図であり、図２は、実施形態に係る積層導電体の拡大図である。図３は、実施形態に係る積層導電体の加工後の斜視図である。図４は、実施形態に係る積層導電体の振動低減機能の説明図であり、図５は、比較例となる積層導電体の振動状態を示す図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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