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公開番号2024078995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191673
出願日2022-11-30
発明の名称気密性保持構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16J 15/06 20060101AFI20240604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な性能を保持することができる気密性保持構造を提供する。
【解決手段】Oリング3と、第1の平面部9と、第1の平面部9に設けられている凹部11とを具備する第1の部材5と、第2の平面部13と、第2の平面部13に設けられている環状の溝部15とを具備し、Oリング3の一部の環状の部位25が溝部15から突出し、溝部15の環状の壁面21の第1の環状部17と第2の環状部19とにOリング3が接触するようにして、Oリング3が溝部15に入り込んでいる状態で、第1の部材5の凹部11の開口部23を塞ぎ、溝部15が第1の部材5の凹部11を囲み、溝部15から突出しているOリング3の環状の部位25が第1の部材5の第1の平面部9に接触するようにして、第1の部材5に設置される第2の部材7とを有する気密性保持構造1である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
Oリングと、
第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部とを具備する第1の部材と、
第2の平面部と、この第2の平面部に設けられている環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる状態で、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記溝部が前記第1の部材の凹部を囲み、前記溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第1の部材の第1の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
を有する気密性保持構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
Oリングと、
第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部と、この凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられて環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、
第2の平面部を具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
を有する気密性保持構造。
【請求項3】
Oリングと、
第1の平面部とこの第1の平面部に設けられている凹部とこの凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられている環状の第1の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記第1の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1溝部第1環状部と前記第1の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第1溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記第1の溝部に入り込んでいる第1の部材と、
第2の平面部とこの第2の平面部に設けられている環状の第2の溝部とを具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第2の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第2溝部第1環状部と前記第2の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
を有する気密性保持構造。
【請求項4】
前記溝部の断面形状が「V」字状に形成されていることで、前記溝部の壁面が第1の円錐台側面状部位と第2の円錐台側面状部位とを備えて構成されており、
前記Oリングが、前記第1の円錐台側面状部位と前記第2の円錐台側面状部位とに接触する請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の気密性保持構造。
【請求項5】
Oリングと、
第1の面部と、この第1の面部に設けられている溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記Oリングの少なくとも2つの環状の部位が前記溝部の壁面に接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、
第2の面部を具備し、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材と、
を有する気密性保持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、気密性保持構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ユニット(第1の部材)とカバー(第2の部材)との2つの部品に挟まれた空間にパッキンを配置している気密性保持構造が知られている。従来の気密性保持構造では、ボルトを締付けることで、ユニットにカバーを設置している。そして、パッキンが圧縮されることで、パッキンがユニットとカバーとに接するようになっている。これにより、ユニットとカバーとの間からの水の侵入を防いでいる。
【0003】
また、従来の気密性保持構造では、パッキンに2つの環状の突出部を設けている。この2つの突出部がカバーに接している。これにより、カバー側の気密性を上げている。ここで、従来の技術に関する特許文献として特許文献1を掲げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004―211738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来の気密性保持構造は、安定的な気密性を確保することができるが、専用パッキン(専用部品パッキン)を製作する必要がある。本発明は、専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な気密性能を保持することができる気密性保持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部とを具備する第1の部材と、第2の平面部と、この第2の平面部に設けられている環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる状態で、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記溝部が前記第1の部材の凹部を囲み、前記溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第1の部材の第1の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
【0007】
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部と、この第1の平面部に設けられている凹部と、この凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられて環状の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1の環状部と前記溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2の環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の平面部を具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の平面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
【0008】
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の平面部とこの第1の平面部に設けられている凹部とこの凹部を囲むようにして前記第1の平面部に設けられている環状の第1の溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記第1の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第1溝部第1環状部と前記第1の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第1溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記Oリングが前記第1の溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の平面部とこの第2の平面部に設けられている環状の第2の溝部とを具備し、前記第1の部材の凹部の開口部を塞ぎ、前記第2の溝部の環状の壁面の一部で形成されている第2溝部第1環状部と前記第2の溝部の環状の壁面の他の一部で形成されている第2溝部第2環状部とに前記Oリングが接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造。
【0009】
本発明の態様に係る気密性保持構造は、Oリングと、第1の面部と、この第1の面部に設けられている溝部とを具備し、前記Oリングの一部の環状の部位が前記溝部から突出し、前記Oリングの少なくとも2つの環状の部位が前記溝部の壁面に接触するようにして、前記Oリングが前記溝部に入り込んでいる第1の部材と、第2の面部を具備し、前記第1の部材の溝部から突出している前記Oリングの環状の部位が前記第2の面部に接触するようにして、前記第1の部材に設置される第2の部材とを有する気密性保持構造である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、専用パッキンを安価なOリングに置き換えても、安定的な気密性能を保持することができる気密性保持構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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