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公開番号2024058703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022165956
出願日2022-10-17
発明の名称信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H03H 7/075 20060101AFI20240422BHJP(基本電子回路)
要約【課題】ノイズを除去できる信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路を提供する。
【解決手段】信号伝送モジュールMDは、ツイスト線Wと、ノイズフィルタ回路65と、クロス結線部70とを備える。ツイスト線Wは、複数の信号線が撚り合わされて成る。ノイズフィルタ回路65は、ツイスト線Wの電気特性をモデル化した回路である。クロス結線部70は、ツイスト線Wの一方の信号線とノイズフィルタ回路64の他方の信号線とを結線し、かつ、ツイスト線Wの他方の信号線とノイズフィルタ回路64の一方の信号線とを結線し、ツイスト線Wに対してノイズフィルタ回路65をクロス結線する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の信号線が撚り合わされて成るツイスト線と、
前記ツイスト線の電気特性をモデル化したノイズフィルタ回路と、
前記ツイスト線の一方の信号線と前記ノイズフィルタ回路の他方の信号線とを結線し、かつ、前記ツイスト線の他方の信号線と前記ノイズフィルタ回路の一方の信号線とを結線し、前記ツイスト線に対してノイズフィルタ回路をクロス結線するクロス結線部と、を備えることを特徴とする信号伝送モジュール。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記ノイズフィルタ回路は、前記ツイスト線の電気特性を等価にモデル化した等価モデルから直流抵抗成分を差し引いた設計モデルを実装化した回路である請求項1に記載の信号伝送モジュール。
【請求項3】
前記複数の信号線は、第1信号線と第2信号線とを含み、
前記ノイズフィルタ回路は、前記ツイスト線の表皮効果をモデル化した素子群を含む第1回路と、
前記ツイスト線の相互インダクタンスをモデル化した素子群を含む第2回路と、
前記第1信号線と前記第2信号線との間のキャパシタンスをモデル化した素子、前記第1信号線とグランドとの間のキャパシタンスをモデル化した素子、前記第2信号線とグランドとの間のキャパシタンスをモデル化した素子を含む第3回路と、
前記第1信号線と前記第2信号線との間のキャパシタンス及びコンダクタンスをモデル化した素子群、前記第1信号線とグランドとの間のキャパシタンス及びコンダクタンスをモデル化した素子群、前記第2信号線とグランドとの間のキャパシタンス及びコンダクタンスをモデル化した素子群を含む第4回路と、から成る回路である請求項1又は2に記載の信号伝送モジュール。
【請求項4】
前記ノイズフィルタ回路は、前記ツイスト線の特性インピーダンス及び前記ツイスト線の伝送遅延時間に応じて、前記第2回路の前記素子群のインダクタンス又は前記第3回路の各前記素子のキャパシタンスを可変に構成されている請求項3に記載の信号伝送モジュール。
【請求項5】
複数の信号線が撚り合わされて成るツイスト線の電気特性がモデル化され、複数のノイズフィルタ用信号線を有し、前記ツイスト線の一方の信号線と他方の前記ノイズフィルタ用信号線とを結線し、かつ、前記ツイスト線の他方の信号線と一方の前記ノイズフィルタ用信号線とを結線し、前記ツイスト線に対してクロス結線されることを特徴とするノイズフィルタ回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1には、コモンモードフィルタとして望ましい特性を決定する特性決定方法が記載されている。この特性決定方法は、例えば、第1のノード、第2のノード、各ノードを接続する差動伝送線路において、それぞれをSパラメータでモデル化するモデル化手順と、該モデル化手順にてモデル化したSパラメータに基づいて差動伝送線路を流れるコモンモード電流を算出する電流算出手順と、該電流算出手順にて算出したコモンモード電流が最小となるようなコモンモードフィルタのSパラメータを算出するパラメータ算出手順と、該パラメータ算出手順にて算出したSパラメータで特定される特性を、コモンモードフィルタの特性として決定する特性決定手順とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-235363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の特性決定方法は、ノイズであるコモンモード電流が最小となるようなSパラメータで特定される特性をコモンモードフィルタの特性として決定しているが、ノイズを除去する際に様々な方法が望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ノイズを除去できる信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る信号伝送モジュールは、複数の信号線が撚り合わされて成るツイスト線と、前記ツイスト線の電気特性をモデル化したノイズフィルタ回路と、前記ツイスト線の一方の信号線と前記ノイズフィルタ回路の他方の信号線とを結線し、かつ、前記ツイスト線の他方の信号線と前記ノイズフィルタ回路の一方の信号線とを結線し、前記ツイスト線に対してノイズフィルタ回路をクロス結線するクロス結線部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るノイズフィルタ回路は、複数の信号線が撚り合わされて成るツイスト線の電気特性がモデル化され、複数のノイズフィルタ用信号線を有し、前記ツイスト線の一方の信号線と他方の前記ノイズフィルタ用信号線とを結線し、かつ、前記ツイスト線の他方の信号線と一方の前記ノイズフィルタ用信号線とを結線し、前記ツイスト線に対してクロス結線されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る信号伝送モジュール及びノイズフィルタ回路は、ツイスト線と逆位相になるので、ノイズとなる不平衡成分を打ち消しあうことができ、この結果、ノイズを適正に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る通信システムを示すブロック図である。
図2は、実施形態に係るノイズフィルタ回路を示す回路図である。
図3は、実施形態に係るクロス結線部を示す回路図である。
図4は、実施形態に係る差動モードのTDRの波形を示す図である。
図5は、実施形態に係るコモンモードのTDRの波形を示す図である。
図6は、実施形態に係るノイズフィルタ回路の効果を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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