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公開番号2024035737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022140391
出願日2022-09-02
発明の名称送信装置及びプログラム
出願人日本放送協会
代理人個人,個人,個人
主分類H03M 13/19 20060101AFI20240307BHJP(基本電子回路)
要約【課題】LLchのさらなる低遅延化を実現する。
【解決手段】送信装置1は、データパケットが入力されない場合には、ペイロードをヌル埋めしたヌルパケットを生成するヌル挿入部17と、データパケット及びヌルパケットに対してLDPC符号化を行い、固定長のブロックを生成するLDPC符号化部18と、ブロックを低遅延チャンネルキャリアに割り当て、所定の変調方式で変調してOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成部19と、を備える。ヌルパケットのサイズは、データパケットよりも短い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
低遅延チャンネルのデータパケットを符号化して送信する送信装置であって、
前記データパケットが入力されない場合には、ペイロードをヌル埋めしたヌルパケットを生成するヌル挿入部と、
前記データパケット及び前記ヌルパケットに対してLDPC符号化を行い、固定長のブロックを生成するLDPC符号化部と、
前記ブロックを低遅延チャンネルキャリアに割り当て、所定の変調方式で変調してOFDMフレームを構成するOFDMフレーム構成部と、を備え、
前記ヌルパケットのサイズは、前記データパケットよりも短い、送信装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ヌルパケットのサイズは、nを2以上の整数とすると、前記データパケットのサイズのn分の1であり、且つ前記データパケットのヘッダーのサイズ以上である、請求項1に記載の送信装置。
【請求項3】
前記ブロックのデータ領域のサイズと前記データパケットのサイズは、同じKバイトであり、
前記LDPC符号化部は、前記データパケット及び前記ヌルパケットを入力順に前記ブロックを構成するデータ領域に挿入し、前記ブロックを構成するデータ領域にLバイトのヌルパケットが先に挿入されていた場合には、前記データパケットのうち(K-L)バイトのデータを前記データ領域に挿入し、前記データパケットのうち残りのLバイトのデータを次のブロックを構成するデータ領域の先頭に挿入する、請求項1又は2に記載の送信装置。
【請求項4】
コンピュータを、請求項1に記載の送信装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、送信装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
次世代の地上テレビジョン放送高度化方式(以下、「高度化方式」という。)では、現行のISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)のAC(Auxiliary Channel)と同様に、映像・音声などのデータ伝送に用いない専用のサブキャリアが信号帯域内にランダムに配置される(例えば、非特許文献1参照)。本明細書ではこのサブキャリアをLchと称し、Lchを利用して緊急情報のような情報を低遅延・高耐性に伝送するチャンネルを低遅延チャンネル(LLch:Low-Latency Channel)と称する。LLchでは、キャリア変調には差動BPSK(Differential Binary Phase Shift Keying)を採用し、また誤り訂正符号のうち内符号であるLDPC(Low Density Parity Check)符号もLLch専用とした低符号化率のものを設定しており、これらにより高耐性を実現している。さらに、LLchでは時間インターリーブを行わないことにより、低遅延を実現している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
朝倉, 外4名, “地上放送の高度化に向けた低遅延高耐性伝送の一検討”, 信学技報, vol. 121, no. 234, RCS2021-167, pp. 124-129, 2021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に緊急情報の伝送は、可能な限り迅速、すなわち低遅延であることが好ましい。例えば、津波のような、避難に一刻を争うような緊急事態では、低遅延であることは非常に有効であると容易に想像できる。しかし、LLchのパケットは不規則な周期で送信装置に流れてくるため、瞬時に符号化処理を行うことができずに遅延が発生することがある。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、LLchのさらなる低遅延化を実現することが可能な送信装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、一実施形態に係る送信装置は、低遅延チャンネルのデータパケットを符号化して送信する送信装置であって、前記データパケットが入力されない場合には、ペイロードをヌル埋めしたヌルパケットを生成するヌル挿入部と、前記データパケット及び前記ヌルパケットに対してLDPC符号化を行い、固定長のブロックを生成するLDPC符号化部と、前記ブロックを低遅延チャンネルキャリアに割り当て、所定の変調方式で変調してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)フレームを構成するOFDMフレーム構成部と、を備え、前記ヌルパケットのサイズは、前記データパケットよりも短いことを特徴とする。
【0007】
さらに、一実施形態において、前記ヌルパケットのサイズは、nを2以上の整数とすると、前記データパケットのサイズのn分の1であり、且つ前記データパケットのヘッダーのサイズ以上であってもよい。
【0008】
さらに、一実施形態において、前記ブロックのデータ領域のサイズと前記データパケットのサイズは、同じKバイトであり、前記LDPC符号化部は、前記データパケット及び前記ヌルパケットを入力順に前記ブロックを構成するデータ領域に挿入し、前記ブロックを構成するデータ領域にLバイトのヌルパケットが先に挿入されていた場合には、前記データパケットのうち(K-L)バイトのデータを前記データ領域に挿入し、前記データパケットのうち残りのLバイトのデータを次のブロックを構成するデータ領域の先頭に挿入してもよい。
【0009】
また、一実施形態係るプログラムは、コンピュータを、上記送信装置として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、LLchのさらなる低遅延化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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