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公開番号2023156695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-25
出願番号2022066203
出願日2022-04-13
発明の名称全天周カメラ
出願人日本放送協会
代理人個人,個人
主分類G03B 37/04 20210101AFI20231018BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】スティッチング誤差を低減可能な全天周カメラを提供すること。
【解決手段】開示の技術の一態様に係る全天周カメラは、全天周画像を出力可能な全天周カメラであって、それぞれが第1レンズ群と第2レンズ群とを有する4つの光学系と、前記4つの光学系それぞれにより形成される像を撮像する4つの撮像部と、前記4つの撮像部により撮像された4つの画像を繋ぎ合わせることにより前記全天周画像を生成する生成部と、を有し、前記4つの光学系それぞれは、仮想正四面体が有する4つの仮想面のいずれかに光軸が直交するように配置され、前記全天周カメラの中心は、前記4つの光学系それぞれにおける前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
全天周画像を出力可能な全天周カメラであって、
それぞれが第1レンズ群と第2レンズ群とを有する4つの光学系と、
前記4つの光学系それぞれにより形成される像を撮像する4つの撮像部と、
前記4つの撮像部により撮像された4つの画像を繋ぎ合わせることにより前記全天周画像を生成する生成部と、を有し、
前記4つの光学系それぞれは、仮想正四面体が有する4つの仮想面のいずれかに光軸が直交するように配置され、
前記全天周カメラの中心は、前記4つの光学系それぞれにおける前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に位置する、全天周カメラ。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記撮像部は、前記全天周カメラの中心を挟んで前記第1レンズ群とは反対の位置に配置される、請求項1に記載の全天周カメラ。
【請求項3】
前記第2レンズ群および前記撮像部は、前記全天周カメラの中心から見て、前記仮想正四面体が有する4つの仮想頂点のうちいずれかの仮想頂点が位置する方向に配置され、
前記第1レンズ群は、前記全天周カメラの中心から見て、前記いずれかの仮想頂点に向き合う仮想面が位置する方向に配置される、請求項1または請求項2に記載の全天周カメラ。
【請求項4】
前記光学系における直径が最大となる外縁部上の第1の点と前記全天周カメラの中心とを通る第1仮想線と、前記外縁部上において前記光学系の光軸を挟んで前記第1の点とは反対の位置にある第2の点と前記全天周カメラの中心とを通る第2仮想線と、のなす角度は141[度]以下である、請求項1または請求項2に記載の全天周カメラ。
【請求項5】
前記光学系の最大画角は、141[度]以上である、請求項1または請求項2に記載の全天周カメラ。
【請求項6】
前記4つの光学系それぞれにおける前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に配置される透光性部材を有し、
前記4つの光学系のそれぞれは、前記透光性部材を通して像を形成し、
前記透光性部材は、前記4つの光学系それぞれの光軸に沿う方向に所定の長さを有する、請求項1または請求項2に記載の全天周カメラ。
【請求項7】
前記透光性部材は、前記所定の長さを空けて向き合う一対の部材面を複数組有する切頂四面体であり、
前記切頂四面体は、複数組の前記一対の部材面それぞれが、前記4つの光学系の光軸に直交するように配置される、請求項6に記載の全天周カメラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、全天周カメラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、全天周画像を出力可能な全天周カメラが知られている。全天周カメラは、放送用カメラや、監視カメラ、車載カメラ等の様々な用途において使用される。
【0003】
全天周カメラとして、正四面体の各面に割り当てられた4つのレンズ系を有し、4つのレンズ系それぞれを用いて取得される4つの画像を繋ぎ合わせることにより、全天周画像を生成するものが開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-89326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の全天周カメラでは、4つの画像を繋ぎ合わせる際に画像のスティッチング誤差(繋ぎ合わせ誤差)が大きくなり、全天周画像の品質が低下する場合がある。このため、スティッチング誤差を低減可能な全天周カメラが求められている。
【0006】
本開示は、スティッチング誤差を低減可能な全天周カメラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術の一態様に係る全天周カメラは、全天周画像を出力可能な全天周カメラであって、それぞれが第1レンズ群と第2レンズ群とを有する4つの光学系と、前記4つの光学系それぞれにより形成される像を撮像する4つの撮像部と、前記4つの撮像部により撮像された4つの画像を繋ぎ合わせることにより前記全天周画像を生成する生成部と、を有し、前記4つの光学系それぞれは、仮想正四面体が有する4つの仮想面のいずれかに光軸が直交するように配置され、前記全天周カメラの中心は、前記4つの光学系それぞれにおける前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に位置する。
【発明の効果】
【0008】
開示の技術によれば、スティッチング誤差を低減可能な全天周カメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係る全天周カメラの全体構成を例示する斜視図である。
図1の全天周カメラの光学系、透光性部材、撮像部の配置例の図である。
図1の全天周カメラの光学系、撮像部、仮想正四面体の関係例の図である。
図1の全天周カメラにおける光学系の詳細構成を例示する断面図である。
図1の全天周カメラにおける透光性部材の詳細構成を例示する斜視図である。
図1の全天周カメラにおける制御部の機能構成を例示するブロック図である。
比較例に係る全天周カメラの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。なお、以下に示す実施形態は、本開示の技術思想を具体化するための全天周カメラを例示するものであって、本開示を以下に示す実施形態に限定するものではない。以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張している場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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