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公開番号
2024058884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-30
出願番号
2022166282
出願日
2022-10-17
発明の名称
カメラ正対治具
出願人
日本放送協会
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
G01M
11/02 20060101AFI20240422BHJP(測定;試験)
要約
【課題】構成が単純で作業がしやすくディスプレイ面を傷つけにくいカメラ正対治具を提供する。
【解決手段】カメラ正対治具1は、ディスプレイ面11に配置されてディスプレイ10とカメラ20との正対を行うものであり、ディスプレイ面11に第1面2aを対面するように配置されるハーフミラー板2と、ハーフミラー板2の第1面2aの反対面となる第2面2bに設置され、ディスプレイ面11に対面して第1面2aを当接するように支持する支持機構5と、を備え、ハーフミラー板2は、ディスプレイ面11に当接する第1面2aの周縁2cが面取りされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ディスプレイ面に配置されてディスプレイとカメラとの正対を行うカメラ正対治具であって、
前記ディスプレイ面に第1面を対面して配置されるハーフミラー板と、
前記ハーフミラー板の第1面の反対面となる第2面に設置され、前記ディスプレイ面に前記第1面を当接するように支持する支持機構と、を備え、
前記ハーフミラー板は、前記ディスプレイ面に当接する第1面の周縁が面取りされているカメラ正対治具。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記ハーフミラー板は、円形である請求項1に記載のカメラ正対治具。
【請求項3】
前記ハーフミラー板は、アクリル樹脂で形成されている請求項1に記載のカメラ正対治具。
【請求項4】
前記支持機構は、前記ハーフミラー板の第2面に配置される棒状のロッドと、前記ロッドの先端側に配置される当該ロッドの径よりも大きな径を有するウエイトと、前記ロッドに係合して前記ディスプレイの筐体側に支持される紐状部材とを備え、
前記ロッドが前記ディスプレイ面において前記ハーフミラー板の中央から上方となるように配置されている請求項1又は請求項2に記載のカメラ正対治具。
【請求項5】
前記支持機構は、前記ハーフミラー板の第2面の中央から下方に一端を接続する支持脚と、前記支持脚の他端を支持して設置面に配置される固定部とを備え、
前記支持脚は、折り曲げ自在となる金属線であり、前記金属線の折れ曲げられた状態を維持して前記ハーフミラー板を支持する請求項1又は請求項2に記載のカメラ正対治具。
【請求項6】
前記支持機構は、前記ハーフミラー板の第2面の中央から下方に接続部を介して配置される支持脚を有し、
前記接続部は、前記支持脚の一端に回動自在に支持されるユニバーサルジョイントである請求項1又は請求項2に記載のカメラ正対治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、MTF(Modulation Transfer Function)等のディスプレイの特性を測定する前に、測定に使用するカメラと、ディスプレイとの正対を行うカメラ正対治具に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、MTF等のディスプレイの特性を測定する場合には、測定する前にディスプレイ面に対して垂直になるようにカメラの光軸を調整することが行われている。例えば、カメラの光軸を整合する場合にレーザ発振器を使用して行っていることが知られている。また、カメラの光軸をディスプレイ面に正対させる場合には、例えば、小型のカメラを内蔵する測定装置(非特許文献1参照)により行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3‐130639号公報
【非特許文献】
【0004】
https://www.xrite.com/ja-jp/blog/how-to-calibrate-your-monitor
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の光軸を整合する方法では、レーザ発振器等を使用するため、装置が大がかりになってしまう。また、小型カメラを内蔵する測定装置を使用する場合に、ディスプレイ面で位置合わせを行うため、作業者の手作業で直接装置をディスプレイ画面の適切な位置に移動する必要があり、ディスプレイ面を傷つけやすいという問題がある。さらに、測定する装置がディスプレイ面に当接する部分にカメラ等の機械的な構成を備えており、構成が単純で作業がしやすいものが望まれている。
【0006】
本発明は、前記した問題点に鑑み創案されたもので、構成が単純で作業がしやすくディスプレイ面を傷つけにくいカメラ正対治具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る実施形態の一態様として、カメラ正対治具は、ディスプレイ面に配置されてディスプレイとカメラとの正対を行うカメラ正対治具であって、前記ディスプレイ面に第1面を対面して配置されるハーフミラー板と、前記ハーフミラー板の第1面の反対面となる第2面に設置され、前記ディスプレイ面に前記第1面を当接するように支持する支持機構と、を備え、前記ハーフミラー板は、前記ディスプレイ面に当接する第1面の周縁が面取りされている、構成とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、カメラ正対治具は、構成が単純で作業がしやすくディスプレイ面を傷つけにくい。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るカメラ正対治具を用いる全体の構成を示す斜視図である。
図1のカメラ正対治具を用いる全体の構成を示す側面図である。
実施形態に係るカメラ正対治具をディスプレイ面に配置した状態を示す斜視図である。
実施形態に係るカメラ正対治具の支持機構をディスプレイの背面側から示す斜視図である。
(a)~(e)は、実施形態に係るカメラ正対治具の紐状部材を外した状態を示し、(a)はカメラ正対治具の正面図、(b)はカメラ正対治具の背面図、(c)は、カメラ正対治具の側面図、(d)は、カメラ正対治具の平面図、(e)は、カメラ正対治具の斜視図である。
(a)は、実施形態においてディスプレイに位置決めマークを表示した状態を示す正面図、(b)は、実施形態においてPCに基準マークを表示した状態を示す正面図である。
(a)は、実施形態においてディスプレイの位置決めマークと基準マークとを重ねてPCのモニタ画面に表示した状態を示す正面図、(b)は(a)の状態からカメラのレンズを移動させて位置合わせした状態を示す正面図である。
(a)は、実施形態においてハーフミラーに映ったレンズの映像と基準マークとを重ねてPCのモニタ画面に表示した状態を示す正面図、(b)は(a)の状態からカメラのレンズを移動させて位置合わせした状態を示す正面図、(c)は、基準マークの基準円をカメラのレンズの直径に合わせた状態を示す平面図正面図である。
(a)、(b)は、実施形態に係るカメラ正対治具のロッドの変形例を示す側面図、及び、斜視図である。
(a)、(b)は、実施形態に係るカメラ正対治具の第1応用例を示す側面図、及び、斜視図である。
(a)、(b)は、実施形態に係るカメラ正対治具の第2応用例を示す側面図、及び、斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態について、カメラ正対治具1に適用した場合を例に挙げて説明する。
図1、図2及び図5(a)~(e)に示すように、カメラ正対治具1は、ディスプレイ面11に配置されてディスプレイ10とカメラ20との正対を行うものである。カメラ正対治具1は、一例として、ディスプレイ面11に第1面2aを対面して配置されるハーフミラー板2と、ハーフミラー板2の第1面2aの反対面となる第2面2bに設置され、ディスプレイ面11に第1面2aを当接するように支持する支持機構5と、を備えている。そして、ハーフミラー板2は、ディスプレイ面11に当接する第1面2aの周縁2cが面取りされている。
(【0011】以降は省略されています)
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