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公開番号2024051478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157666
出願日2022-09-30
発明の名称振動素子
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/19 20060101AFI20240404BHJP(基本電子回路)
要約【課題】衝撃等による破損を抑制することのできる振動素子を提供すること。
【解決手段】振動素子は、互いに表裏関係にある第1面および第2面を備える板状をなし、振動部と、前記振動部を支持し前記振動部よりも厚さが小さい支持部と、を有する振動基板と、前記振動部の前記第1面に配置されている第1励振電極と、前記振動部の前記第2面に配置されている第2励振電極と、前記支持部に配置され前記第1励振電極と電気的に接続されている第1パッド電極と、前記支持部に配置され前記第2励振電極と電気的に接続されている第2パッド電極と、を有する電極と、前記第1パッド電極の上層に配置され、前記第1パッド電極よりも厚さが大きい第1金属膜と、前記第2パッド電極の上層に配置され、前記第2パッド電極よりも厚さが大きい第2金属膜と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
互いに表裏関係にある第1面および第2面を備える板状をなし、振動部と、前記振動部を支持し前記振動部よりも厚さが小さい支持部と、を有する振動基板と、
前記振動部の前記第1面に配置されている第1励振電極と、前記振動部の前記第2面に配置されている第2励振電極と、前記支持部に配置され前記第1励振電極と電気的に接続されている第1パッド電極と、前記支持部に配置され前記第2励振電極と電気的に接続されている第2パッド電極と、を有する電極と、
前記第1パッド電極の上層に配置され、前記第1パッド電極よりも厚さが大きい第1金属膜と、
前記第2パッド電極の上層に配置され、前記第2パッド電極よりも厚さが大きい第2金属膜と、を有することを特徴とする振動素子。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記第1金属膜および前記第2金属膜は、それぞれ、前記振動部と前記支持部とに跨って配置されている請求項1に記載の振動素子。
【請求項3】
前記支持部は、互いに離間して配置されている第1支持部および第2支持部を有し、
前記第1支持部に前記第1パッド電極が配置され、
前記第2支持部に前記第2パッド電極が配置されている請求項1に記載の振動素子。
【請求項4】
前記第1支持部は、第1基部と、前記第1基部と前記振動部とを連結し、前記第1基部よりも幅が狭い第1連結部と、を有し、
前記第2支持部は、第2基部と、前記第2基部と前記振動部とを連結し、前記第2基部よりも幅が狭い第2連結部と、を有する請求項3に記載の振動素子。
【請求項5】
前記第1金属膜は、前記第1支持部の表面全体を覆い、
前記第2金属膜は、前記第2支持部の表面全体を覆っている請求項3に記載の振動素子。
【請求項6】
前記第1金属膜は、前記第1パッド電極を露出させる貫通孔を有し、
前記第2金属膜は、前記第2パッド電極を露出させる貫通孔を有する請求項3に記載の振動素子。
【請求項7】
前記振動部の前記第2面および前記支持部の前記第2面は、連続する平坦面であり、
前記第2面側に前記第1金属膜および前記第2金属膜が配置されている請求項1に記載の振動素子。
【請求項8】
前記第1金属膜の上層に配置されている第3金属膜と、
前記第2金属膜の上層に配置されている第4金属膜と、を有する請求項1に記載の振動素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動素子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された振動素子は、振動基板と、振動基板に配置された電極と、を有する。また、振動基板は、振動部と、振動部の周囲に位置する支持部と、を有し、支持部が振動部よりも薄くなっている。このような振動素子は、支持部においてパッケージ等の固定対象物に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-123881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような特許文献1の振動素子では、支持部が振動部よりも薄く、支持部において固定対象物に固定されるため、外部からの衝撃などによって振動素子が変形し易く、振動特性や電気的接続の信頼性を低下させるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の振動素子は、互いに表裏関係にある第1面および第2面を備える板状をなし、振動部と、前記振動部を支持し前記振動部よりも厚さが小さい支持部と、を有する振動基板と、
前記振動部の前記第1面に配置されている第1励振電極と、前記振動部の前記第2面に配置されている第2励振電極と、前記支持部に配置され前記第1励振電極と電気的に接続されている第1パッド電極と、前記支持部に配置され前記第2励振電極と電気的に接続されている第2パッド電極と、を有する電極と、
前記第1パッド電極の上層に配置され、前記第1パッド電極よりも厚さが大きい第1金属膜と、
前記第2パッド電極の上層に配置され、前記第2パッド電極よりも厚さが大きい第2金属膜と、を有する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の第1実施形態に係る振動子を示す断面図である。
図1の振動子が有する振動素子を示す上面図である。
振動素子の斜視図である。
図2中のA-A線断面図である。
図2中のB-B線断面図である。
金属膜の図示を省略した振動素子の上面図である。
振動素子の変形例を示す上面図である。
振動素子の変形例を示す上面図である。
振動素子の変形例を示す上面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す断面図である。
本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す断面図である。
本発明の第3実施形態に係る振動素子を示す断面図である。
本発明の第3実施形態に係る振動素子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の振動素子を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動子を示す断面図である。図2は、図1の振動子が有する振動素子を示す上面図である。図3は、振動素子の斜視図である。図4は、図2中のA-A線断面図である。図5は、図2中のB-B線断面図である。図6は、金属膜の図示を省略した振動素子の上面図である。図7ないし図9は、それぞれ、振動素子の変形例を示す上面図である。図10ないし図15は、それぞれ、振動素子の製造方法を説明するための断面図である。
【0009】
図1に示す振動子1は、パッケージ2と、パッケージ2に収容された振動素子3と、を有する。
【0010】
また、パッケージ2は、ベース21と、リッド22と、を有する。ベース21は、箱状をなし、その上面に開口する凹部211を有する。そして、凹部211の底面に振動素子3が接合部材B1、B2により実装されている。一方、リッド22は、板状をなし、凹部211の開口を塞ぐようにして、シールリング、低融点ガラス等の封止部材23を介してベース21の上面に接合されている。これにより、凹部211が気密封止され、パッケージ2内に収容空間Sが形成される。収容空間Sは、気密であり、減圧状態、好ましくは真空またはそれに近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減り、振動素子3の発振特性が高まる。
(【0011】以降は省略されています)

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